2014年10月11日
三連休の初日、磐梯山へ
磐梯山は周辺を何度もドライブしているのにまだ登ったことがなかった。
今回は猪苗代口から、おおよそ赤線をたどって往復するコース。
台風が接近している三連休、しかし前半は天気がよさそうなので金曜日の夜に出発。
五百川PAで車中泊し朝6時過ぎに登山口へ到着。
駐車場には車が10台ほど。
身支度を整え、広々としたスキー場を登り始める。
茫洋とした広いスキーコース、どこを歩くか戸惑うが、ところどころに登山道の標識がついている。
始めは初心者コースのゆるやかな坂、登るにつれて傾斜がきつくなっていく。
周囲には栗の木が多く、秋の恵みが散らばっている。
視界が広いのは気持ちが良い。
時々背後を振り返ると、次第に高度を上げていくのがわかる。
やがて猪苗代湖が眼下に望めるようになってきた。
スキー場のトップに到着。
日差しは強いけれども気温は低く空気は爽やか。
ここまでは風も穏やかで絶好の登山日和となった。
ここからは登山道らしくなる。周囲の木々の色づきも次第に鮮やかになってきた。
ひと登りで天の庭へ。
ここが一合目なのだそうだ。
スキー場の登りはカウントされないのね・・・。
木々の間から、磐梯山の頂上も拝めるようになってきた。
山を覆う木々の色づきは今一つに思えるが、先日の台風の影響で葉が痛んでしまったのかもしれない。
赤埴山は帰りに立ち寄ることにして、行きは巻道をゆく。
赤埴山を巻いた後は沼の平を超えた先まで平坦な道が続く。
南側、猪苗代湖の先には那須の山々が雲の上に浮かんでいる。
沼の平へ
広々とした湿原の上に磐梯山の険しい東面がそびえたっていた。
こちらは磐梯山のもう一つのピーク、櫛ヶ峰。
しばらく、のんびりゆったりの道が続く。
三連休初日の、しかもこんな好天なのに、
ここまで出会った登山者は4人ほど。贅沢な山旅。
渋谷口への登山道を分けると上り坂になる。
先行している人たちは赤埴林道から登ってきたそうだ。
ここから先、周囲からの登山道を合わせるたびに人が増えていく。
磐梯山本峰と櫛ヶ峰の間のコルに出た。
裏磐梯方面の展望が一気に開けて爽快。
西吾妻の山も見えてきた。
眼下に銅沼(あかぬま)、そして大きな桧原湖。
飯豊連峰も見えている。
まだ雪が残っているようだ。
ゆったりとした南面とは異なり、噴火の跡の荒々しさが残る北面。
そんな左右の景色の変化を楽しむ人たち。
山頂目指して登り始める。
櫛ヶ峰と高さを比べながら一歩一歩足を運ぶ。
水場を超えて急斜面を超えると弘法清水の小屋に出た。
ここで八方台からの登山道を合わせ、周囲は一気ににぎやかになる。
山頂までもうひと踏ん張り。
灌木の中の狭い道を登っていく。
さすがにここまで来ると風が冷たく感じられる。
汗かきの自分にはちょうど良いのだけれど、
素手だと多少手がかじかむ感じ。
そして山頂へ到着。
つづく