ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

山の本いくつか

2011-09-04 21:46:30 | その他


台風予報で野外活動自粛の休日でした。

録画しておいたサッカーの試合を見たりして、
心臓に良くない展開でしたが、男女とも勝ってよかった!


このところ本を読んで山の気分だけ妄想してます。


最近読んだ本をいくつか
まずはazmさんの記事にもあった岳人備忘録です。







山に関しては熱い方ばかり
それぞれに世代もタイプも志向も違う方たちですが
皆さんが共通して語っているのは
主体的に山に向かう姿勢でしょうか。
自ら仕掛けて、自分のスタイルを追求して、
納得できる登山を創造していく。

アルパインでもフリークライミングでも沢登りでも
山岳写真でも低山ハイキングでも
自分らしい山行ができればそれがハッピー、
なんてことを考えました。


岳人備忘録でトップを飾るのはこの方
(この本を買ったのは岳人備忘録の前でしたが)







臨場感あふれる記述に引き込まれながら一気に読んでしまった。




だいぶ趣は違いますが、最近よく読んでいるのはこの人の本






サバイバル登山関係も読みましたが、
それとはまた別にこの百年前の山を旅するに書かれた、
登山の原点を探るような山旅、非常に興味深い内容でした。
木暮理太郎、田部重治、嘉門次、そのほか名もない人々・・・
それぞれの時代の登山を、装備も当時にできるだけ近づけて足跡をたどる旅。
こんな登山も面白い。


・・・で田部重治も読んでみました。






黎明期の登山界にあって、槍ヶ岳から立山・剱を経て早月川を下るまでの大縦走
奥秩父の沢や森をたどる旅、
現代の整備された登山道をたどる旅とは違った味わいを
彼らは感じていたことでしょう。

私も笛吹川の東沢を遡ったのはもうだいぶ昔のこと。
久しぶりにあの麗しい渓谷の姿を見に行きたくなりました。