ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

立山 2011年5月 入山

2011-05-07 23:08:28 | 北アルプス
2011年5月2日


さて、扇沢の駐車場で迎えた朝

昨夜の嵐は過ぎ去って、
快晴とはいかぬまでも、どうやら回復しつつある空





コーンフレークにドライフルーツと牛乳をかけた朝食
トロリーバスの始発は7時半
まだ時間はあるので、切符売り場に荷物を置いて近くをぶらぶら。
扇沢の左手は針の木に向かう登山口、
仮設の案内所がありました。
控えていた係りの方に山の状況をお伺いする。

今年の雪の情報、天気、
先の白馬雪渓の雪崩事故の状況を写真を示しながら説明していただいた。

とても丁寧にお話をしてくださって感謝。


さて流石に連休、トロリーバスを待つ列も伸びています。
並んだのが早かったこともあって、問題なく黒部ダムへ到着。

黒部湖の氷もゆるんできています。





背後に針の木岳、昨年夏の山行が思い出される。
それにしても黄砂でどこも霞んでいます。





後はケーブルカー、ロープウェイ、再びトロリーバスといつものように乗り継いで







室堂に到着。
この周囲は観光地、雪の壁を楽しみに来た軽装の方も多く、
周囲の風景に歓声を上げています。





さてまずは雷鳥沢のキャンプ場へ
初日のザックはいつも重い・・・

しかしここを取り巻く山々を見ながらのんびりと歩いてゆきます。









目標の立山も流れる雲の中、見え隠れしています。





みくりが池のくぼ地を回り込んで
眼下にキャンプ場が見えてきました。
雷鳥沢の大斜面にはスキーヤーの姿も見えます。







キャンプ場に到着






立山に近い端っこを、領地と決めて、
まずはスコップで土木作業、
テントを囲む壁を作り、床を整地し・・・
ベースキャンプ完成。





キャンプ場の背後は大日岳の影





室堂周辺を散策がてら、ビールを仕入れに行きます。

雪に囲まれたこの地も、地獄谷の温泉は湯気をモクモクとあげています。





テントに戻ってビールを飲んでいると
いつしか雲が晴れてゆき、柔らかな青空が広がってきました。








端っこに設営したかいがありました。
テントの前はさえぎる物なく、目指す山がそびえています。

別山に向かって切れ込む谷間





立山の主峰と真砂岳







テントの前に三脚を立てしばし変わりゆく風景を味わう










短い間ですが、オレンジに染まった立山の姿
キャンプ場にいる人々も、静かに山を見上げていました。





この夜は、満天の星空
ぎっしりと輝く星の光を見ながら明日の好天を祈り、
眠りにつきました。




続く