ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

北アルプス2008 その3

2008-08-24 11:32:14 | 北アルプス
8月9日(後半)
黒部五郎岳の登りから黒部五郎小舎まで。
一転して、山の天気の激しさを味わう。


北ノ股岳を振り返りつつ、黒部五郎岳の登りにかかります。




強い日差しの中、歩を進めていく。




一汗かいたところで黒部五郎の肩。
山頂は目前。




山頂でコーヒーを入れ、暫し展望を楽しむ。

氷河時代のなごり。
丸く削られたカールの底は、雪渓とお花畑が広がる楽園。




山頂を後に、カールへと下る道へ
前方には、ゆったりと広がる雲ノ平の向こうに険しい水晶岳の姿




山頂を後にするころから、周りの雲が気になりだす。
まだ午前11時前。夕立ち?には早いのですが、
カールに暗雲が迫ってきました。




カールの底に下り、清流でのどを潤している頃は
まだ多少のゆとりがあったのですが・・・






このあと激しい雷雨に見舞われました。
稲光が空を走る中、とにかく山小屋へと急ぎます。
太郎平への道は、長く感じましたが
黒部五郎小舎の三角屋根が見えた時はホッとしました。
小屋には次々と登山者が逃げ込んできます。

黒部五郎小舎で休んでいるとやがて天気は回復し、
すっかり穏やかな風景に戻っていました。
雨具を外に干して周辺を散策。

ここも草原がゆったりと広がる気持ちの良い所です。



黒部五郎岳を振り返るとぽっかりと夏雲が。




五郎平から見る笠ヶ岳




雲の平、水晶岳も近くなってきました。
明日の行程に思いをはせつつ、今日の午後はのんびりとここで過ごすことに。



このあと夕方に再び激しい雨。
外で夕食を作っていた人たちも、鍋を抱えて小屋に逃げ込んできました。
明日も予報は晴れですが、夕立が心配です。




北アルプス2008 その2

2008-08-24 09:09:46 | 北アルプス
8月9日(前半)

この日は太郎小屋から黒部五郎小舎まで。
前半部北ノ股岳を越えるまで)は景色を楽しみながらの穏やかな山歩きでしたが・・・

起きて小屋を出ると満天の星。
心弾ませつつ、出発の準備を進める。


今日のハイライトのひとつ、黒部五郎岳もどっしりとした姿を見せています。





太郎兵衛平から北ノ股岳へ歩き出す。
早朝のさわやかな空気の中、ゆったりとした道を楽しむ。





太郎山を越えると随所に湿原とお花畑。
ワタスゲのゆれる草原がありました。





ハイマツの中を登っていくと、
北ノ股岳へ向かうたおやかな稜線。




北ノ股岳の山頂間近は、見事なハクサンイチゲのお花畑。
あたりにいる人たちも、感嘆の声を上げながらシャッターを切っていました。



見下ろせば、薬師沢左俣の源流。
川面がきらめいています。



谷間の向こうには、雲ノ平、そして水晶岳からワリモ岳、鷲羽岳に続く稜線。
明日はあの上に。



そして黒部五郎岳が次第に大きくなってきます。





気持ちの良い、北ノ股岳から続く縦走路を行く。 遠くには左から笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽。




太陽が昇るにつれ、強い日差しが肌を射すなか赤木岳へと進む。





振り返れば薬師岳。遠く離れても、豊かで堂々としたたたずまいは変わりません。





そして黒部五郎岳の登りへと進みます。