星・宙・標石・之波太(しばた)

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東北大学惑星圏蔵王観測所

2012-05-09 22:19:03 | 


【東北大学大学院理学研究科 惑星プラズマ・大気研究センターHPより】
蔵王観測所の前身は、国際地球観測年(IGY)のために1957年、蔵王町七日原に開設された東北大学理学部附属遠刈田夜光観測所です。その後1973年には理学部に超高層物理学研究施設が新設され、夜光観測所は蔵王観測所としてこの施設に統合されました。以来今日まで夜光の観測が続けられており、アジア地区唯一の超高層大気の光学観測所として国際的に高い評価を得ています。また、1974年には新たに木星電波の観測が開始されました。その後1976年からは理学部の地球電磁気学講座(現在の宇宙地球電磁気学部門)との共同研究として観測活動が発展してきました。さらに1985年には銀河電波の観測が始まり、数々の新発見がなされています。
 しかし、蔵王町の発展とともに観測所周囲の環境は微弱な光や電波の観測には適さなくなりました。そこで1993年3月、蔵王町と蔵王酪農センター、営林署の御協力により、これまでの場所から西北西に約3キロ離れた蔵王山麓、酪農センターの一角に新観測所が建設されました。この地は周囲2キロ以内に大きな建物がなく、森林と牧場に囲まれた観測には理想的な場所です。このすばらしい環境のもと、21世紀に向けてさらなる発展を目指しています。

 1999年4月、超高層物理学研究施設と女川地磁気観測所の統合・改組に伴い、東北大学大学院理学研究科に惑星プラズマ・大気研究センターが誕生し、蔵王観測所もその名を惑星圏蔵王観測所と改めて、新たなスタートを切りました。




蔵王観測所での研究
■ 木星デカメートル電波の観測(宇宙地球電磁気学分野)
■ 夜間大気光の観測(惑星大気物理学分野)
■ 木星シンクロトロン放射の観測(惑星プラズマ・大気研究センター)



木星シンクロトロン放射観測アンテナ

木星の周りには地球と同じように放射線帯と呼ばれる高エネルギー粒子が存在する領域があります。木星シンクロトロン放射とは放射線帯内の高エネルギー電子から放射される微弱な電波で、検出するには有効開口面積の大きなアンテナが必要となります。蔵王観測所のアンテナ群は、観測に必要な検出感度0.1 Jy*を達成するために9基のクロス八木アンテナ(380 m2相当)から構成されています。これら9基のアンテナはY字型に配置されていますが、これは南方向にビームが最も細くなるような設計となっています。

道順

国道457号線を遠刈田温泉から白石に向かい、ハートランドのところを右折


ここを左折


ここを右折し、牧場(ロープで通行止めの場合もあり)を道なりに約2km進むと蔵王観測所に着く

三角点探せず

2012-05-09 20:55:07 | 標石
今年になって始めて三角点探しに出かけた。
冬の間は、体力を温存していた。(本音は、寒いから出かけるのが嫌だった)
春になって、未だ雪が残っているとの軟弱な思いから出かけずにいた。

蔵王町の三角点61座のうち、残りは6座である。
昨年夏から秋にかけて、探しに出かけたが草が生い茂っていて探すことができなかった。
草が芽吹く前に、と思っていたが、少し遅かった。草が伸びていて隠れていた。
本日、新地、倉石岳の2座を訪ねたが探すことができなかった。

倉石岳に向かう途中に東北大学惑星圏蔵王観測所があった。
次のコーナーで紹介する。

三角点・長筒山・村田町

2012-05-09 20:11:45 | 標石
今回の三等三角点は、村田町足立にあります。

点名:長筒山(ながつつやま)
種別:三等三角点
基準点コード:TR35740158201
緯度: 38度09分25.0519秒
経度:140度39分01.9794秒
標高:253.00m
所在地:柴田郡村田町大字足立字大平山1
備考:明治31年10月に標石が設置されている。
撮影:2010年7月16日


【三等三角点(長筒山)】


【三角点周辺】


【林野庁の境界見出標が近くにあった】


【村田町から蔵王町に向かう道路、右の土手上に三角点がある】