富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

富山人、手を出していけないプロスポーツ事業

2018年10月01日 | Weblog

野球、サッカー、バスケ、女子バレー、こうした地域密着型のプロ・スポーツのマネジメントは、全て経営に困難が生じ、経営陣が互いに責任を追及し、そのうえ地元選手を可愛がりすぎるから、他所から来た選手、コーチ、監督は、やる気を失う。こうして、大事な「富山」という名称には、ブランド化と逆にのマイナーイメージが浸み込む。こうして、2018年現在で失ったものは、余りにも大きい。これに、地元の1級企業が郷土愛のために、企業経営とは別次元でスポンサーとして支援するから、その支援を頼りにして、市民を主体とする広島カープのような成功事例にたどり着けない。富山人は、争うごとにはむかない。ゲームという仮想の世界を好まない。実相の世界において、地味で目立たないが、ジワーとした内向きの幸福感がたまらなく好きなんだ。富山人は、人生のスパンを長くとり、高齢化したときのジワーとした幸福感のために、実働の出来る時期に、我慢や節約を仮想ゲームにつぎ込まないで、仲間を大事にする。そのため、社会人の朝間野球や、マイナーなスポーツを楽しむ。それと、自己修養のお稽古事には熱心である。このフワーとした自己満足感は、政治家にも、町内会長にも、こどもたちにも共通している。No.1は、富山県庁さん、富山市さん、舟橋村さんなどで十分だ。大人の見栄で、日本一を目ざそう、と呼び掛けても、三世代同居、近住、地域社会の輪がきちんとある。どこにも、ハングリーな青年はいない。地域リーダーも、二代目、三代目の継承者であり、創業者ではない。広島のような被爆者の悲しみ、大阪のようなプロになりお金持ちになりたい、そんな拝金の動機は、富山人にはない。そのような静的構造に浸り、無理しられんな、と互いに見つめて居れば救われる。これで良いのだ。


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富山人の台風情報の読み方は、下手くそですよ。

2018年10月01日 | Weblog

僕は神戸で育ったので、台風のコースの読みは、子供のころに、近所のオッサンやオバサンに習った。転向点と上陸地点、この二つがポイントである。転向点とは、台風が北上してきて、どこで北東へ曲がるのか、そのポイントである。次に、上陸の地点である。そこから、自分のいる場所が、台風の西側に入るなら楽勝、東側に入るなら大警戒だと。神戸だと、淡路島から西の播磨灘、明石方面に上陸すると、一番に危険である。反対に和歌山方面に上陸すると、神戸はセーフという「阪神タイガース・フアン」の知識レベルだが、子供心に響く台風の読みである。楽勝というのは、学校が全休になり、被害はほとんどないという台風休日が楽しめるからだ。富山の場合、日本海を縦断するコースに入るのが最悪である。それと、近畿・中部地方の分水嶺の南側、つまり太平洋沿岸を中心が進むと、医王山ー薬師岳のラインと剣立山のDFが防御してくれるのでセイフティが機能する。24号は、和歌山県田辺市に上陸というニュースを聞いて、枕を高くして熟睡した。富山の上空を大陸からの強い偏西風があると、台風は滞留せず、分水嶺の南へ押し出すからラッキーとなる。近所のおじいさんが、窓に板を打ち付けていたが、長老なのに台風にかんしては、県民知恵は低い。愚妻は、経験知で24号はセーフと読んでいた。日本海側に入るかどうか、そこだけで見分けていた。あいの風とやま鉄道さんは素人丸出し。富山地鉄は、富山県民の民知のプロである。愚妻は、叔父が地鉄マンだったので、子供のころからの知識を活かしているだけだ。


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大型の貨物輸送機は、川崎重工で実用化されている

2018年10月01日 | Weblog

防衛装備品をしらべると、川崎重工は航空自衛隊のために、大型の貨物輸送機を開発し、実用の運行を行っている。これは、重機をのせたり、前線で必要な大量の物資を航空貨物として輸送できる。世界には、○○カーゴが飛んでいるが、旅客機の客室部分がないだけで、旅客機の転用なので、重機をそのまま着地で稼働できる状態では運べない。この自衛隊の大型貨物輸送機が国産であること、さらに新明和の水上飛行機の大型化を企画し活用すれば、産業ロジスティクスで応用できる。内閣の国家戦略には、産業ロジスティクスの専門家が弱い。国土交通省の大臣が、また公明党が続くのは、中国の利益に配慮しすぎるという疑惑を招きかねない。グローバルが世界経済には、グローバルな物流戦略がある。そのすべてを中国に任せて良いのだろうか。さらに、離島への物流も、少量多品種なので、水上で離発着できる航空機による輸送網を計画するべきである。高齢化した船長が、島と島を結ぶのは、時間のある旅客のためである。新明和の水上飛行機の活用により、医薬品は確実に配送できる。


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日本では、高速鉄道の効用限界がある

2018年10月01日 | Weblog

中国では、国家の先行投資により、全国の主要都市をむすぶ高速鉄道の網が完成し、これで、鉄道の貨客の分離がほぼ完成した。在来線の貨客の併用は、中国経済を苦しめた。主要な物流手段と旅客輸送が同じレールを利用するために、輸送限界が国民経済の成長の壁を作り出した。日本では、新幹線は航空産業と競合し、すでに在来線の貨物輸送は極限まで衰退しているので、高速鉄道の効用はほぼ限界にきている。中国は、モーダルシフトの基盤づくりに成功したので、世界の工場としての要件は整えた。日本の場合、キログラム当たりの価格が国際的に高い分野でしか製造業は生き残れない。富山の場合、動植物の原料を活用した薬剤原料や新素材の建材などの生産に力をいれないと、さらなる輸出・移出には成功することはできない。ところで、中国の高速鉄道は、50年で償還するので単年度では赤字となるが、在来線の貨物専用の比重が高まり、国家的には効用限界の枠を広げている。その象徴が中国から中央アジアを縦貫し、東ヨーロッパに達する国際鉄道である。日本通運が定期便の運行権の一部を買い取り、中国の鉄道は国際物流の拠点となった。日本は、韓国と山口・島根との海底トンネルを成功させないと、鉄道物流の国際化はできない。ここに国内狭軌と大陸広軌の壁がある。つまり大事なのは、鉄道貨物輸送の国際化である。物流の中国、高性能機器の日本というすみわけなら、日本は鉄道貨物輸送の国際化は不要になる。いま、判断に岐路にある。少なくとも中国の物流を不成功だとは考えていけない。


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9月30日(日)のつぶやき

2018年10月01日 | Weblog

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