私のたましいよ。ここにおまえに対する教えがある。そのきよくない動物とは、おまえのことである。おまえは、おまえを造り、守られる主の所有物である。しかし、おまえは非常に罪深いので、神はおまえを受け入れることをお望みにならず、またそれは不可能なことであった。そのため神の小羊がおまえの代わりに立たなければならなくなった。そうでなければ、おまえは永遠の死に落ちなければならない。傷のない小羊はすでにおまえのために血を流し、致命的な律法ののろいからおまえを贖い出してくださった。この傷のない小羊に対するおまえの感謝を全世界に知らせよ。
イスラエル人にとっても、ろばを殺すべきか、小羊を殺すべきかが時々問題となったのではなかろうか。人間のたましいの価値と主イエスのいのちとは、もちろん比較にならないものである。しかし、それにもかかわらず、小羊が死なれ、ろばのような人間が救われた。たましいよ。おまえ自身と他の人類に対する神の限りない愛をたたえよ。虫けらにすぎない者が、いと高き御子の血によって贖われた! ちり灰にすぎない者が、金銀よりもはるかに高い価をもって贖われた! この豊かな贖いがなかったら、私はどんな運命に陥ったことか!
ろばの首を折ることは瞬間的な刑罰にすぎない。しかし、来るべき無限の神の怒りを、だれが測ることができるだろう。私たちをこのような運命から贖われた栄光の小羊の、言い尽くすことのできない愛よ!