タマちゃんの旅ブログ

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2017インドネシアとシンガポールの旅(その3)世界遺産ボロブドゥールとプランバナン遺跡

2017年02月15日 07時29分33秒 | 2017インドネシアとシンガポールの旅

14日(火)はチャーター車(500,000Rp)で今回見たかったボロブドゥール遺跡とプランバナン寺院群をまわります。

ジョグジャカルタはジャワ島の古都で仏教やヒンズー教の渡来そしてイスラム勢力の台頭、オランダの植民地など複雑な歴史を持っインドネシアを代表する観光地です。

7:30新婚のアンダーさんの運転で先ず世界遺産ボロブドゥール遺跡へ。

朝から道路はバイクで埋め尽くされここを運転するのは至難の業ですね!

郊外へ出ると田やパームツリーが目立つのどかな田園風景が広がり約1時間半で遺跡へ到着です。

現在インドネシアは梅雨ですが、雨は昨夜降ったようで素晴らしい青空が見えてきました!

入場料は一人250,000Rp(約2,300円)、日本語ガイドさんは100,000Rp(約900円)です。

観光客向けのかなり高い料金ですが遺跡の維持管理のためには必要なのでしょう。

8~9世紀シャイレンドラ王朝によって50年の歳月をかけて建造されたと言われる遺跡は建造後1000年以上も密林の中火山灰に埋もれていたのです。

1814イギリスの提督ラッフルズが偶然発見しました。

丘の上へ登って行きます。

高さ34.5m最下部基壇は正方形になっており一辺が123mの世界最大の仏教遺跡です。

基壇部分は増強されており現在表側から見れる当初の基壇部分です。

煩悩に支配された欲界に住む人間が戒めの意味を込め描かれています。

回廊部分は4層になっており各回廊の四方には仏教に関する物語や教えのレリーフがびっしりと描かれています。

第1回廊にはブッダが生まれてから悟りを開くまでの生涯が・・・。

ブッダのお母さんの摩耶夫人とお父さんのレリーフからスタートです。

頂上部の円壇(ストゥーパ)の部分が悟りの世界を表しているとか。

登って行くことは悟りの世界に近づくと言う事だそうです。

円壇内には仏像が。

ガイドさんと。

最上部から見る景色は最高でした。涅槃像に見えますか?

この巨大な建築物が何であったかまだ分かっていません。

寺院、王の墓、王朝の廟、僧房など諸説があるようですが・・・。

アンコールワットに比べると認知度は低いのですがすごい遺跡ですからこれから観光客も増えて行くでしょう。

次に東へ移動しプランバナン寺院群へ。

途中大噴火し遺跡を埋めたムラピ山が少し顔を出していますが噴火口は見えません。

約1時間半で到着です。

プランバナン寺院群は東南アジア最大のヒンズー教遺跡です。

過去には仏教徒とヒンズー教が隣接して共存した時代もあったのですね。

約5Km四方にわたっていくつもの遺跡が残る巨大な寺院群でその中心がロロ・ジョングラン寺院です。

サンジャヤ王朝のピカタン王により856年に建立されたといわれています。

2006の地震で大きな被害を受けましたが修復が進みほぼ全面的に見学が可能となっています。

中央に高さ47mのシヴァ堂があり周囲に各神を祀る小塔が建っています。

 

 シヴァ堂へ登っていくと内部四方にはシヴァ神などの像が安置してあります。

シヴァ神の像です。

シヴァの妻・女神ドゥルガの像です。

 また回廊には古代インドの叙事詩ラーマーヤナのレリーフがされています。

 

 

 周辺には地震で壊れたままの遺跡がまだ沢山残されていました。

両遺跡の修復には日本もかなり貢献しているとの事でした。

インドネシアでは現在90%がイスラム教ですがヒンズー教はバリ島へ移動し今も信仰されています。

旅の模様は右カテゴリー「2017インドネシアとシンガポールの旅」でご覧ください。 

 「タマちゃんの海外旅行記」もご覧ください。


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