トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**長し短し一苦切り 2

2021-03-11 | 大震災
          あの日でも今は昔が未だ今
                   明日はどうなるどうする明日

          原子力明るい未来そのままに
                   未だ来ないわ来ないわ未来

          諦めた明るい未来尽きたまま
                   廃炉百年放射万年

          里は今復興露わ生傷を
                   削り出したるその形かな

          見えしものそれは今わの血の涙
                   見えぬものこそ脅威の姿

          汚染土の始末動かぬ明日もまた
                   人は去り行く里は還らぬ

          身を捨てて浮かぶ瀬も無き汚染地の
                   野獣跋扈す茫々枯野

          真白き髪の毛緑の松島
                   仰ぎ見るたび歪む海かな

          わたつみの千尋の中に抱かれし
                   数多の御魂祈る安らか


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