トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

沈泥池の泥浚い

2024-10-16 | 水辺環境の保全

 ほとんど埋まったように見えている泥水池の泥浚いに入った。ここは路面に流れ込む雨水と絞り水の沈泥池なのだが堆積量はダントツである。それだけ山体の表面を流れた水量は多かった、と言える。この作業に先立ち上の池の新設水路を確認に行って思わぬ補修をしてしまったから半分は草臥れての作業開始だ。その上、堆積土砂の厚さは半端ではなく土砂の体積も半端では無いのである。嫌なら放棄して構わない水域だけれど、そうもいかないので渋々作業である。水面上に出ている土砂にはジョレンは使えず立ち込んでのスコップ作業しかない。身体の負担はスコップの方が大きいのであるが仕方が無いのだった。

 途中、気乗りがしないまま中断して柑橘樹の幼虫を探しに行った。先日見かけたモンキアゲハの幼虫は既に蛹の時期なのだが食樹のユズの樹では発見できなかった。ルリタテハの真っ黒針山幼虫も隣りのサルトリイバラから移動していたのだがこの蛹も発見できなかった、とまあ、失意の休息であったのだ。

 てなもんや三度笠であった結果泥浚いは遅々として進まず1/3ほどを浚っただけでこの日は終了した。泥浚い場所の浚渫土が多くなったので、これを棚田部の陥没孔に投入すればスッキリするしその後の作業も容易になるのだが、これとて一輪車で100回程度は運ばねばならない量だから考えただけで平衡感覚が揺らいでしまう。


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