トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

熱夏の夜の床・夜這いの床…

2024-08-12 | 何よりの楽しみ

 孤爺の寝室と言うか居室と言うべきか書斎と言うべきか、まあ、どっちつかずでどっちも兼ねている部屋にだけエアコンが無いのである。別に姥捨て山の孤爺だからと言って虐待されている訳でも無く「費用を惜しまれて」いる訳でも無い孤爺の意思である事を通報される前に明確にしておこう。今年の暑さは尋常ではないのは世界民族皆兄弟承知だけれど、さすがに就寝時の室温32℃を越えたり最低気温が30℃近辺の日々では「暑さ本番の8月はどうなるだろう・・・」との懸念も覆いきれないのだった。現状では寝つきも良く眠れぬ夜の妄想等々心配は無いけれど今以上に気温が上がるとさすがに危ない危惧がある、と梅雨明けの頃にさすがに気になった

 まあ、だから7月末の話になるがそこで「上がれる先の床」とばかり、熱中症警戒アラート出ずっぱりで自宅謹慎蟄居中の小生には時間が有り余っているので、朝の涼しい時間帯を使い「猛暑の夜の床」を設える気になったのである。既にエアコン設置済みの部屋のベッドに避難すれば容易なのは間違いないけれど二階より階下の方が室温が低い。またリビングに寝床を設えワンルームをを堪能する様にすれば電気代は節約できるのも承知だけれど、その一方で手持ちぶたさを解消したいので邪魔になっていたベニア板と角材で速攻してみたのだが、やはりお天道様は誰彼となく万遍に移動し照らしてくれるからその恩恵にあずかり汗噴出の作業になってしまった。

 「日が当たらぬうちに」の思いもむなしく焙られてしまったもののそれはそれ、押し入れの中に押し込んでいた座卓にこの台を合わせ即席の「真夏の夜の床」が出来たのである。薄めのマットレスを敷き寝茣蓙を広げれば立派な太陽皇帝もお休みになれるほどの漆塗りの寝床と早変わりしたのだ。これに温度計と携帯ラジオを用意して準備万端である。階下にしたことで夜間の用足しは至近となってご高齢の足腰弱ってきた孤爺には最適環境を備えた、事になる。天は自ら助ける者を助けてくれるのだ。姥捨て山の孤爺にはそれ以外の方法は無い。

     座卓と合わせる ➡  避暑床の完成

 そんな顛末の一日であったので夕刻から料金値下げの温水プールに新作再生品50年物の水着をもっていってきた。一律500円だと思っていたのに年齢割引きで250円だったのには驚いた。一瞬、釣銭を間違えている、と思ったのだが間違っていたのは耄碌現在進行形中の孤爺だったのである。各種水流仕掛けを堪能しつつ「鍼に巨額を掛ける前にここにきておけばよかった」と反省したのは言うまでもない。さて、据え付けてから半月になるが二階で就寝時に暑い時、夜間に目覚めて気温の低下が少なく汗ばんでいる時はそーと忍んで入り寝る。思いようによっては光源氏の「夜這い」の心持になるけれど相手は深夜放送、光るのはパイロットランプに照らされた頭頂であって早朝に目覚めるのは全く変わらんが、でも快適さは増したか…。まあ、今夏襲熱地獄の折り、祝着至極であるわい。


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