4月11日にクロスジギンヤンマの羽化確認が出来て、その折に当期の発生個体数を水域の抜け殻から計数しようと採集を開始して10日余り、その決意は脆くも敗れ去ったのである。まあ、面倒な事、面倒な事、極まりない。水域の羽化台になるような植物を丹念に確認しながら場所によっては水域内に立ち入って採集しなければならなかったのであり、そんな時間を割り割くほどいかに高年齢低年金の孤爺だとて割には合わないのである。結局は10日ほどで放棄したが採集した抜け殻は写真の通り、小さな水域なのに結構な数が発生していたことになる。
それでも泥水池、トンボ池周辺でカウントできる個体数は数匹で、これは縄張りを張る習性のためもあろうが他の個体はフイールドから飛び去り新天地へと種族の拡大の旅に出たのだろうか…。まあ、そうであっても無くても微力ながら種の保存には貢献していると自己満足で祝着至極、いいえ執着地獄でもある水商売・自転車操業。