トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

池の水、全部抜く

2019-08-26 | 水辺環境の保全
 淡水魚の飼育池、梅雨頃から濁ったままで澄まない。この濁りが二枚貝のエラを塞いだ可能性があるので思い切って底土を取り換える事にした。カンカン照りでは嫌だから薄曇りのこの日、意を決してやる事にしたのだ。水抜きから作業終了まで都合3時間を要した。

 底土は水質浄化のためのゼオライトに川砂を混合して敷いたのだが、その後、荒木田土が微生物の発生に良いと言う文を読んで投入している。
 結果的にはこれが微粒子の粘土質で濁りの原因になったと推定しているのだが確証は無い。水を抜き底が露わになった状態で底土の状態を見ると荒木田土の一部は塊で残り、底土の厚い部分は固まりドジョウや二枚貝の潜入が出来ない状態だった。これでは底土の役割を果たせない。
 貝もドジョウも潜り込めて、なおかつ汚濁の原因にならない底土が欲しい。

 フイールドの水域から交換用に表層底土を運んでなく、コンクリートの底にしておく訳にもいかず多少の土砂は残しておいた。早急に種水と表層底土を運ばねばならない。魚溜りに底土を敷くが厚さ15㎝は必要がない事が分かり、今回は10㎝以下にする。二枚貝が潜り込めればよいだろう。
         水を抜いた    ➡     手入れ後、湛水して終了
 水を抜き露わになった魚を数えてみた。タナゴ31匹で産卵管は無し。2016年3月に10匹の飼育開始し翌春に稚魚を追加した。総数は不明だが現在31匹とは泣ける。寿命は4年前後と聞いているから成魚だった初めの10匹は寿命だとしても意外に少なく気落ちする。これは一時期、ヨシノボリを同居させてしまった事に由る失敗に間違いない。

 ドジョウは21匹で最大は親指径の体長18センチ、ホトケドジョウ2匹、昨季のドジョウは給餌するとすぐ姿を現し浮上もしたのだが今季は姿が無かった。それで絶滅したかと思っていたので気を良くしたけれど繁殖には至っていない。
 
 繁殖著しかったのはマシジミでマッチの頭程度の大きさから親指の爪大の外殻まで多数存在し繁殖は安定していると思えた。これに気を良くしてヨシノボリをもう1匹増やそう。
 浚って戻さない底土にマシジミが入っているのでシャワーを浴びせながら洗い出し回収を試みたけれど余りにも細かい作業で後はいい加減、それでも大小100個程度は拾えた。期待していた不明の3個のカラスガイ、貝殻さえ無く何処に行ってしまったのか不思議だ。

 残した底土の完全洗浄はしなかったから湛水しても濁りが残った。三カ所の曝気と種水を加えて澄んでくれれば成功と言える。その結果、二枚貝の飼育が安定してくれれば言う事は無い。

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