トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「フイールド最小種」

2024-05-27 | 小父のお隣さん

 自分ではアジアイトトンボではないかと思っているのだが、何せ頼りにしているS先生曰く「僕はイトトンボ類は判りません」と言われているので確かめようがない。とは言えこのトンボ、発生生息している事など知っている人はひと握りでしかない。

 小型のトンボで派手さは微塵も無いし飛翔力も弱く浮かんでいるのがやっと、と言うような風情で漂うように移動するし草叢のあたりにしか出没しないし、で確認出来難いのである。小生は水見回りするし泥浚いもして水辺に居る事も多い結果、姿を見れる事になるのだが今期は個体数が多くなった気がする。このような最弱種が増えるのは祝着至極であるのだが「観察会の通り道だけ刈り込みます」とは裏腹に生息域を刈り払われ、恰好の観察環境を失ってしまった。観察会を本当に実のあるものにしたいのなら踏み分け道を通るのがベストと思うけれど「繁茂しているのは雑草である」と言う刷り込みで作業をする「人優先思想」には対抗できないなぁ。

     

 


花筏ならぬ・・・

2024-05-27 | 花の下に長居

 始まりは昆虫の羽音の唸りで気が付くのだが花など見上げてもよう分からん。その後、忘れた頃に綿雪のように空中に漂いながら落ちて来るのであるが、この物体にトンボが飛びついては離れ、飛びついては離れする事がある。このトンボ、大概はシオカラトンボなのだがシオカラトンボの攻撃的な性質を思うと納得する。

 さて、二つ池を薄雪のように染めた物体はヤナギの種子を運ぶ役目の綿毛なのだが冠毛と言って良いのかどうかわからないもののタンポポの冠毛が去りヤナギの冠毛が散ってノアザミが冠毛を散らす時期になり、小生的には「フサフサが消えゆく・・・」当てつけたような季節なのであった。とは言え小生の場合は今を去る事ン十年前にさかのぼれる事象であるからあの「101」を土産にもらって一瓶使用した事もあったと言う程度の記憶しかなくなったのである。

 そこで想いだした「因幡の白うさぎ」、小生も二つ池に浮かぶ綿毛を集めて載せてみれば旺盛復古するかもしれないのだが、今は泥作業で発汗著しい折では暑苦しくてかなわんだろうて。だから試みなかった。今日も泥上げ、明日も泥上げ、これじゃ年がら年中泥上げ、でも無い。