トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ヤブジラミと泥上げ場の刈り取り

2024-05-25 | 今日は真面目に

 刈り払い機の使用は久しぶりである。早春にネザサの刈込を行って以来だろう。フイールドの植生は選択的育成する段階なのでそのバックヤードでは選択的刈り払いが必須だ。年中定例作業と言えども折々に飛び込みで処理をする必要がある作業も多々発生するから定例作業は後回しになりがちなのである。とは言え基本や原則はそっちにあるので粗相のない作業を行いたいもののリスク管理の観点からだと優先順位から外さねばならない事態も多くなった。

 今回のヤブジラミの刈り取りや泥上げ場の確保などはとうに済んでいなければならない作業なのだが「遅ればせながら…」どーもすいません(テヘッ!)って言う感じだ。ヤブジラミは既に結実して付着する状態になっている株もあるから遅い!に違いないけれど刈り倒して置けば拡散散布される機会は減るだろう。刈り払い機の刈り刃を根元に掬うように入れ次々と手あたり次第見つけ次第に刈り払う。遠目には刈り払い作業に見えるけれど近くで観察すればめちゃくちゃ刈り刃を躍らせているとしか見えないし、ましてや終わった跡は踏み荒らした感じでしかない・

 それに比べれば水際の泥上げ場の確保のためにカサスゲを刈り倒した後は明確で「作業しましたね!」と言ってもらえる風だけれどだーれも居らんフイールドではホトトギスとウグイスがが「許可許可・・・」と鳴いているだけである、愛である。とは言えわが身には辛抱努力の泥上げが待っていて哀は否応なく訪れるわい。作業の跡をやぶにらみして見ていれば我が体内外からあいが満ちているのが理解できる。そう、我が人生はあいに満たされているのだった。


今日のトンボ「大型種はまだクロスジギンヤンマだけ」

2024-05-25 | 小父のお隣さん

 ギンヤンマやオニヤンマなどの大型種は6月以降にならないと出現しないのだがクロスジギンヤンマだけは早い時期から出現して楽しませてくれる。ギンヤンマやオニヤンマなどはクロスジギンヤンマほどの適応性が無いのかどうか個体数も少ないから見れば魅せられる存在でもある。クロスジギンヤンマは今のところ普通に観察できる種になって目新しさは無いのだが飛翔はともかく産卵の現場はその習性から気付く人は少ない。今回の撮影は泥上げする近くで産卵していて、デジタルズーム部を使用したくないので泥に脚を捕られながら接近したのだがどういう訳か逃げなかった。しかしながら飛び立つのが恐ろしくて已む無くデジタルズーム域での撮影で、やはりシャープさに欠ける。

 タフカメラを購入する時に「お勧めしません…」と言われた理由も理解していたが、何せ鏡胴式カメラの繰り出しが1台2台と故障し次機種のタフカメラのズーム性能が悪いのに寒中泥田にわが身もろとも沈したりしたあげくなので「沈怖い、鏡胴式壊れる…」でタフカメラでホントお粗末・・・。