トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二つ池の植生調整

2023-08-26 | 水辺環境の保全

 今期の確認は無理かもしれないと思い始めた残暑厳しき今日この頃、うだっていてもしょうも無いので植生調整に出かけた。暑さを避けて8時過ぎにはフイールド到着を心掛けているけれど既に30℃に達しているのが日々の現実である。今日は二つ池の水域内にはびこってきたウシノヒタイを引き上げる事が小さな目標だ。

 池の水際を歩くに支障が無い程度に刈りつつ水域内に侵入し繁茂して来たウシノヒタイ、これは別名でミゾソバと言うのだそうだがミソハギと混同しそうで小生は葉から連想できるウシノヒタイをもっぱら使用する。それで混同し混乱の要素を排除したつもりだけれど郷里の同級生、近藤さんは田舎臭くないお嬢様だったなあ。それは暑さ惚けに他ならないので忘れてもらうとして本筋に戻せば水域内のウシノヒタイは大鎌で容易に掻き寄せ引き上げる事が出来るので処理は比較的楽だ。

 とは言え池の周りを刈り、水域のウシノヒタイを引き上げれば汗びっしょりで下着まで濡れてくるし首のタオルは絞れば滴るほど汗を吸っている。予定作業は終えたけれど時間はある。再萌芽して低いながら種子を付け始めたヤブジラミを根元から刈り払いつつ駐車場に向かう。同じ時期にヌスビトハギも処理したのだがこちらの方は再萌芽は弱く種子はまだつけてはいない。ミズヒキソウやキツネノボタンなども結実し始めたので目に留まった範囲は地際から引き切った。

 この二つ池、一昨年までは漏水多発に悩まされ続け補修補修を繰り返していた水域だった。それは「水域拡大路線」の結果でもあるけれど拡大部を埋め立てすると言うホントに馬鹿げた行為によって漏水多発部は消失したのである。まあ、人生万事塞翁が馬、あざなえる縄のごとしであって無駄のやりくりも高齢低年金者には余暇、良か良かでもあるわいなぁ…。