トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

もしかして粘菌かい⁉

2023-03-28 | 今日は真面目に
 粘菌のユニークさと言うか生命体の不思議とでもいうべきか、これを知ったのは確か南方熊楠の文献だったように記憶しているが既に忘却の彼方に行った。フイールドにも普通にある生命体のはずで、いつぞやのTV番組で「粘菌少年」を紹介していたが彼は都会在住で環境的には努力が必要だ。一方、小生は姥捨て山在住なので恵まれているはずであるがとんと興味がわかない。しかし年金の増殖や衰退は人生が掛かっているけど手の打ちようがないのだった。
 まあ、「介護認定してもらわなくては・・・」と思いつつ渋茶を飲めば忘れている手太楽ではここも手の打ちようがない。脳味噌の中の事だし…。

 この日、菜種梅雨の晴れ間に水見回りに行った。作業日和に見えるけれど対象は濡れているし足元はスリップ注意のあり様だから歩いて眺めて終わりである。
 ところがネザサの藪に見知らぬ色がたくさん見える。「なんだ⁉」と思いつつ触れてみたら軟らかい。付き方を見るとキノコには見えてこない。参考になるかどうか不明だったが「キノコ図鑑」を開いてみたら「メダケ赤衣病菌」が一番近い。だとすると粘菌ではないし大量に有っても年金でも無いから喜べない。フイールドには「赤衣病」、小生は「垢衣描」とまあ、袖すり合うも他生の縁で種に交われば垢くなる。
 ここで悶着起こしたいのは「赤くないのに何で赤衣⁉」なのだ。時折、復活する木久扇師匠回路で判断したら「黄色紋で無いのにモンキアゲハ」と言うが如し、イチゴサッテモウシタモウシタ。

         

*いずこなり冷たき廊下春の夜

2023-03-28 | 感じるままの回り道
      

                菜種梅雨一夜点描山野なり

                目借時耳はそばたつ池の声

                おぼろ陽や黄砂花粉のブースター

                昨週は居たジョウビタキ桜咲く

                一夜明け山笑いたり雨の後

                鳥去りて来る鳥はまだ山萌える

                天に星地にイヌフグリ我は塵