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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

棚田での場外搬出

2018-10-12 | 水辺環境の保全
 いつも通り隣接グループの棚田を手入れする。刈り払ってあったイヌビエやコナギを場外搬出したのだ。二種の繁殖力はすさまじく除草しないと1シーズンで田圃一面を席巻する。
 それだけなら許せるのだが水域の下流部は泥水池やトンボ池があり、ここに種子は流れ込むから更に繁殖域を拡大させる事になる。コナギやイヌビエの除草は水域に立ち入って行わねばならないから結構大変なのである。

 イヌビエは刈り払い機で刈り倒し、コナギは造林鎌で根元から刈り取った。根こそぎ抜けば再萌芽は無いのだが、その手間と姿勢を取りたくない。刈り払って既に10日余り、コナギの株からは新たな花が見える。紫色の綺麗な花なのだが見とれて温存するとえらい目に遭ってしまう。まあ、美女に見とれてけつまずく様なもんだろう。

 レーキで集草しておいたものをフォークで畦の一輪車まで運び、今回は野草の生育著しい区域に運んだ。それでは野草にエネルギーを与える事になり繁茂を助ける事になるのだが、刈り草を入れ込む事で猪様の掘り返しが始まる。有機質の多い土壌を好んで掘り返すから野草の生育は抑制されるはず、なのだ。 これは経験則だけれど、猪様の指向に遭うのかどうか、掘らないで欲しい場所しか掘らない性向があるから、さてどうなる…。

                     仮り集草  ➡    搬出終わり