トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

集水路の格上げ開始

2018-10-22 | 水辺環境の保全
 当初は絞り水を集めるために造った水路だったが、通年涸れる事の無い水域の重要性に気付いて二度の拡幅をし150㎝幅にまでなった。
 ところが猪様の掘り崩しが酷くなる一方で年間2~3回は浚渫しないと埋まってしまいかねない状況が続いている。それで、掘り崩しに由る影響を少しでも緩和したくて更に拡幅する事を計画していたのだが、緊急性がある小事を優先して後回しになっていた。

 それをようやく会友のYさんの助っ人を得て畦の移動に取り掛かった。完成すれば幅2mの水路、というより水域が完成する。こうなると集水路と言うより池として格上げしてやらねばならないだろう。年間を通してチョロ水が切れない環境で隣沢からの送水が途切れても、この水域の水生生物は安泰なのである。ここが最重要ポイントだ。
 呼び名の候補は今まで念頭にあった「生物リザーブダンク」と「シェルター」なのだが、内実としては前者がふさわしく後者は短くわかりやすいものの「避難場所」という動きは発生しない。どちらも一長一短あるけれど小生だけの認識なので結果的にはどうでも良いのだ。

 水際線を維持するために丸太材を敷設し杭止めする必要があり、両横13メートルづつの用材を伐り出してから始める予定だったものの、既設の用材の傷みが少なく大半は使えそうなので再利用する事にした。
 これで伐りだす用材は8メートルもあれば良くなって、伐採・運搬の手間が多少なりとも減らされる。用材の搬出と土の移動と鎮圧が一番身体に堪えるからである。とりあえず着手したので、身体的苦痛は当たり前に体験するけれど出来上がりをイメージすると少しは「してやったり」感が湧く。
 まあ、「獲らぬタヌキの皮算用」であることは重々承知だけれど「滑らず爺さん無事完成」すればよい。

            護岸木を置く   ➡   堤の移動開始