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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

イブかどうか訝しい…

2017-12-27 | 水辺環境の保全
 12月24日はクリスマスイブで常識の範囲。しかし小生、実感としては全く無いのである。街には出ないしフイールドでは人っ子ひとりもいない。二度わらしっ子独りだけなのである。
 まあ、姥捨て山で世間の様子に関心を持っても、それはどだい役立たずなのである。夕方から雨の予報ではホワイトクリスマスは望み薄で、確率予報を試みた番組があったが無駄の極致である。もう少し気の利いた中身を出してほしいものだ。

 小生、年内に片づけたかった個所が二つあって、その一つ「集水路の補修」を実施した。上段の棚田と法面を猪の掘り起こしで損なわれ、短時間集中雨で越流して損壊し、流れ出た土砂で集水路は埋まったままで年の瀬になった。沈泥池に連なる集水路は絞り水で年間を通し渇水しない。隣沢からの送水が滞っても水生生物には安全水域なのである。
 そのため「生物リザーブタンク」と位置づけて維持管理をしているのだが埋没しては用をなさなくなってしまう。

 流れ出た根塊や枯草が覆って地表の状態が良く分からない。そこで根塊や枯草を場外に運び出し地表を顕わにするところから作業を開始した。歳の瀬に泥地に立ち入りたくはないけれど立ち入らなければ作業が出来ない。腰に腰椎保護ベルト、膝には保温サポーターを装着、靴下は軍足の上にウールの靴下を重ねての作業となった。

 四本鍬とスコップでの補修復旧作業はいくばくもせず発汗してくる。やはり上着を途中で脱ぐ事になった。流出し堆積した土砂の中にはヤゴやドジョウは見当たらず。表層にヌマエビかモエビか不明だが多く動いていた。食物連鎖の底辺を形成する生物だから有難いと言えば有難い。
 何時もの吐与太話で言うならば、クリスマスでなく作業でクルシミマス、これは周知の表現。サンタクロースは惨多苦労主で小生の事だわい。苦労主には慰撫こそ大事…。
 作業中、おチビちゃんを連れて若い家族が入ってきた。小さなエビを見せつつ一休み。少しは慰撫の気分になった。

 埋没寸前 ➡  地表を顕わに ➡  復旧終わり