ピアノの森③

　９巻まで読み終わりました。７巻で一区切りというか７巻までが小学生時代の話で第一部という感じです。８巻からはその５年後の話。だから彼らが１６～１７歳のころ高校生時代の話になるわけです。このようにキャラクターが明らかに成長する話は珍しいのではないでしょうか？。幼少時代が回想シーン的に挟み込まれるようなのはたくさんありますが、７巻も使っているようなものは少ないように思います。この第一部があることで８巻以降の第二部がとても生きてくることになるのは明白です。このような時間の経過の観念を取り入れることは物語を大変ロマンチックにします。まぁこの場合は５年という短いと言えば短いですが小学生から高校生への変化というのは時間経過概念としては十分でしょう。