12月の初旬にスケッチ目的で知り合いの方に連れて行ってもらった。最初は12月に山でスケッチなんて寒くてそれどころでは無いだろうと思って気が進まなかったのだが、天気予報では晴れて暖かい予報だったので参加させていただいた。
比良山は昔に登ったことがあったが、かなり久しぶり。車で「ガリバー旅行村」というレジャー施設のあるところまで行き、そこから大すり鉢~八淵の滝を目指す。
米原でもそうだったが、比良も標高の高い所でも水が豊か。
かなりの巨石がゴロゴロしており、その合間を縫って綺麗な水が岩盤の上を流れる景色が美しい。
巨石と流木が織りなす景色は中々に魅力的でスケッチ欲がそそられる。
自分たち以外に一人だけ登ってきた人に会ったが他には誰も来なかった。そういう意味ではスケッチするには暖かい時期よりも寒いこの時期の方が適しているのかもしれない。
多分一つ一つに名前が付いているはずだが良くわからない。日本の滝100選にも選ばれる名所でもある。
夏に来ると鬱蒼としていてもっと薄暗いそうだ。落葉樹が多いということか。
巨石の苔むした様子はラピュタのような古代遺跡の廃墟を彷彿させる。
所々に人工的に積まれた石組み基礎があったが、炭焼き小屋の跡ではないかということらしい。
この滝にたどり着くまでの道のりは結構険しく鎖場もあり難所もあったが、思ったより距離も短くてそれほど疲れず、道も変化に富み面白いコースであった。ただ、一人では絶対来られない所であるのは確か。慣れた人の案内が無ければ無理。今回連れて行ってもらえたのは幸運だと思う。
最後に今回のスケッチスケッチ
帰ってから若干の着色を施したもの。巨石と流木の絡み具合が天然のオブジェになっているところに惹かれた。大きな流木が巨石に引っかかるほどのダイナミックな水の流れがあったことを物語る。
また来ることがあるだろうか。