バードマンズBAR改~むしろトリ

映画、音楽、アニメ、漫画、女優など興味あることについてつぶやきます。

NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」

2016-12-01 01:51:00 | テレビ

「老監督と言われる人はみんなそうですよ」 「みんな映画を作っているのが一番面白いんだよ」

そうです。監督がそう言いだすのを待っていました。創作する人に終わりはないのです。これだけやったからもういいとか言うことはあり得ません。監督的には体力的に長編映画は無理だという判断だったのでしょうが「映画を作っている時に死ぬのが幸せ」みたいなこともおっしゃっていたので、もう引退とい言葉は封印されたと思いたいですね。

「自分が好きだった映画はストーリーで好きになったんじゃない」 「ワンショット見た瞬間に、これは素晴らしい」 「それが映画だと思ってるから」

監督の作品に対する考えが良く言い表されています。もともとストーリーボードという印象的なワンシーンを描いて、そこから話を広げていく手法の監督らしい言葉です。 自分もストーリーが面白いからと勧められた漫画でも絵的に魅力を感じなければ読む気がしないので良くわかります。 

映画を観て「面白かった」と思う要因の一番大きなものに、「こうなるだろうな」という予想を裏切らること。自分の予想の遥か上空を行かれると、そのギャップの大きさが何だこれは!という混沌から感動が生まれるのだと思います。そしてその創造の飛躍が、ずば抜けて素晴らしい監督が宮崎駿監督に他ならないのです。現在の映画監督の中で最上級だと思っています。

 またワクワクさせてくれる映画を世の中に送り出してくれることを願ってやみません。


 

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