今年2本目の映画。ここ最近1,2月は映画を観る本数が少ないのですが今年は少なすぎる。観たい映画が無いわけではなくて、中々観にいくタイミングが合わない。
この長ったらしいタイトルの映画。何だこの映画のタイトルはと思ったら、ほぼ原題直訳っぽい・・・。チケット買うときもパンフレット買うときも、何か気恥ずかしいのはどうにかならないものか。
9.11による大切な人の喪失と再生への物語。
突然大切な人がいなくなることは、誰でもが経験する可能性のあること。 そこからどうやって再生していくのかというところが興味のあるところでした。
結論から言うと、誰にも言えなくて自分の中に押し込めてきた感情や思いを、人に聞いてもらうことで少しでも楽になれるということらしい。確かに少年オスカー君が筆談じいちゃんに、我慢できなくなって全てをぶつけるところは、この映画のクライマックスです。 傷ついた人に物やお金で支援することも大切ですが、話を聴く(その人の物語を聴く)ことだけでも役に立てるのだということを教えられた気がします。 オスカー君が行う調査探検ゲームは、他人と関わる事を目的にしていることを劇中で読み取ることが出来ます。オスカー君が苦手なことを父さんが克服できるようにと考えた遊びで、そのことが物語の中核を成すことになります。コミュニケートすることが人生の目的であることを再認識。
良い映画でした。