思っていた以上に良かったです。肝心のコユキの歌声ですが、事前に雑誌などで「観る人に想像させる」ようになっているということを知っていたので、大体の予想はしていましたが、これなら成功していると思います。周りの反応する芝居でコユキの歌の素晴らしさを表現するという手法は原作者のハロルド作石氏の意向でもあったようです。
登場人物に関しては堤監督だから、「20世紀少年」のように原作の雰囲気そのままでした。ここがイヤだというところが見当たりません。まぁ映画という時間的な制約などから若干原作とは異なるところはあるものの違和感は無いし、堤監督会心の出来なんじゃないでしょうか。満足して映画館を出ることができました。