道路と民家の石垣の間から茎を伸ばし、ユリの花が咲いていました。
タカサゴユリ(高砂百合)です。
このところ10数日間、全く雨は降っていません。素晴らしいド根性です。
こんなところで花を咲かせていました。草丈は50㎝弱くらいでした。
この10数日は雨が降らないだけではなく、連日35度超の猛暑日が続いています。
日中は道路も石垣もかなりの高温になりそうなところでした。
少し離れた山際の斜面です。群生していました。
ここのタカサゴユリは、草丈も高く、真っ白でみずみずしい花を咲かせていました。
タカサゴユリは花後に大量の種子を作り、風で飛ばすそうです。
到着したところが荒れ地のようなところでも根付くそうです。
冒頭の写真のタカサゴユリは、非常に運が悪かったようですが、
こんな条件の悪いところでも、酷暑の中でも、しっかり花を咲かせており、ド根性そのもののようです。
私たちも、「暑い暑い」と言ってばかりではなく、少し見習わなければいけませんね。
ところで、タカサゴユリ」は、めでたい高砂とは全く関係ないそうです。
台湾原産であり、沖縄の方言などで台湾を指す言葉「タカサング」から名付けられたのだそうです。