恵下山(えげやま)遺跡群の麓に、サツキとシャガがきれいに咲いていました。
通りがかりに出会ったサツキに見とれ、カメラを構えていたところ、山の方からおりてこられた年輩の女性から、
「この奥にシャガが群生していてきれいですよ」と教えていただきました。
恵下山は、遺跡群などがあり、県指定の史跡となっています。その登り口です。
サツキは若干まだらに咲いていましたが、花びらがみずみずしくて、今が見ごろのようでした。
教えていただいた、恵下山の北側斜面に行ってみると、白い花が群生していて見事でした。
シャガはアヤメ科アヤメ属の多年草で、中国原産のかなり古く入ってきた帰化植物だそうです。
花は、よく見ると白ではなくて薄い紫色で、アヤメによく似ていました。
1本の花茎(50~60㎝くらい)から花(つぼみ)が10個くらいついていました。
花びらは6枚あり、うち3枚のみ黄色と濃い紫色の模様がありました。
帰ってしらべてみると、模様のあるものは萼で、模様のない3枚が花弁だそうです。
斜面の北側は高陽高校のグランドでした。斜面一帯はきれいに手入れがなされていました。
ネットによると、地元の有志の方で「ふるさと恵下山まもり隊」というボランティア団体が結成されているとのことで、
この方達が携わっておられるものと思いました。