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今日の筆洗

2024年10月09日 | Weblog
昨日が二十四節気の「寒露」だった。いつまでも高い気温に混乱するが、暦の上では「露凝(むす)んで霜とならん」とする頃である。そういえばご近所のハナミズキも真っ赤な実をつけた。もう秋も深い。1年はあっという間に過ぎていく▼人の時間の感じ方は不思議なもので、時間の経過に注意を向ける回数が増えると進み具合が遅く感じられるそうだ。電車の遅れや人に待たされる10分間を長く感じることがあるが、あれも時間の経過を気にしすぎているせいか▼パレスチナ自治区ガザ。イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘開始から7日で1年となった。ガザでの死者は4万人を超える▼ガザでの時間はどう感じられるだろうかと想像してみる。戦乱の地から遠く離れた安全な場所にいる者にとって、この1年の経過は「もう1年」か。ガザに暮らす人々は違うだろう。もっと長い時間に感じられ、「やっと1年」「まだ1年」かもしれぬ▼耐えがたい恐怖と悲しみの中で、この戦闘がいつ終わるのかを待ち続けている。秒針が戦乱の終わりや平和へと進む時計をガザの人々は心の中に持っていて、その針がもっと速く進まないか、平和はいつかと何度も何度も見返しているはずだ。そして進まぬ時計にため息をつく▼ガザに穏やかでまっとうな時間を取り戻したい。停戦を促し、平和への針を進める、国際社会の強い手がほしい。