とどこの徒然

はじめまして

今朝は青空。 7/13

2005年07月14日 06時39分20秒 | 日記
久し振りの青空にじじ様の山の虫が騒ぐ。大嵐山へワラビ採りに行こうと云いだした。
術後の体は至って元気だが左膝が気になる。ゆっくりなら大丈夫だろうと納得して付いて行った。案の定広い駐車場には一台の車も無い。なだらかな階段の両脇はうっそうと樹が生い茂り、熊に注意の看板に怯える。小さなカマで木の枝を伐り開きながら登る主人の後をひたすら鈴を振り鳴らし両手にストックの四足で付いて行く。山の気温は涼しくて少し汗ばむ程度。一病持ちの二人は、デンデン虫、いや荷物が無いのでナメクジの様な行進だった。両脇は背丈以上に伸びた雑草。ワラビどころでは無いワ。
何かの気配に後を振り向く。「ぎゃ~」すぐ背後に真っ黒の顔の人間が立って居た。主人もビックリ。地下足袋を履き真っ黒に日焼けしたその人はワラビ採りに雑草の中に消えて行った。途中大きく化けた水芭蕉の群生が登山道を挟んで上下になぎ倒され獣道が出来ていた。そして大きく育った水芭蕉の花の実は、とうもろこしを食べる様に食い荒らされているではないか… この大きな獣道は熊でしかないと思った。そしてついでに水芭蕉の群生池まで下りて見た。水芭蕉は大きく化け雑草で覆われあの清楚な面影は何処にも無かった。そして好奇心旺盛なナメクジのツガイはゆっくりと山を下りた。