お友達の美川刺繍

七草粥も我が家は素通り。私の体調が今一良くないのです。ことに午前中がダメ。
今朝も主人をディサービスに送るのがやっとの体調でした。そんな訳で朝食時「私のお葬式は絶対家族葬にしてね」と主人に又々念を押したのです。何となく不安な日々が続くのです。

まして今日はお友達宅を訪問する約束の日でした。約束の時間は10時半。約束が果せるか心配しながらゆるゆると台所を片付けていると約束より30分も速くチャイムの音。昔変わらぬ真面目人間の外茂子さんです。未だ顔も洗ってない私に「ゆっくり洗うまっし」とソファーに掛けて待っている。簡単に粉おしろいをはたき普段着のまゝ彼女と一緒に美根子さんちに向ったのです。

目的は彼女の『美川刺繍』の作品鑑賞です。昨年の文化の日、老人クラブの余技展で彼女の作品『美川刺繍の（カブッキー）』に出会いとても感激したのです。彼女曰く「まだまだ色んな作品が有るので見に来て！」と誘われ今日は外茂子さんと一緒に約束の鑑賞を果せたのです。
屏風あり暖簾あり大物小物の素晴らしい作品が座敷一杯に飾られ只々目を見張るばかりでした。

ご主人がコーヒーを点てて運んで下さる。折角のコーヒーもお菓子にも食欲の無い私に「あんた具合悪いのと違う？元気ないわ！」と皆に云われ「うん」と素直にうなずいたのです。ご主人とペットの犬も混じって会話が弾み正午過ぎには段々気分も良くなりお腹まで空き元気が蘇えったのです。迷わずランチに。とは云うものの外茂子さんも一病息災組で高カロリー食はダメ。結局三人は仲良く『うどん』で新年会でした。とても美味しかった。三人は毎年ランチで新年を祝う仲です。

この三人はママさんスイミング教室の第1期生で落ちこぼれ寸前組の生徒でした。
あれから続40年の友情。落ちこぼれ寸前組の彼女の『美川刺繍』は信じ難い特技なのでした。

帰り際玄関脇の美川刺繍の干支を撮りました。今度沢山撮りたいです。