とどこの徒然

はじめまして

核医学治療

2006年06月30日 22時52分58秒 | 日記
6月30日(金)曇り退院3日目3週間の入院でした。6日より13日間はヨード制限食。ヨード制限中に食べてはいけない食品。

〇すべての海藻類。〇海草加工食品。〇昆布エキスを含んだ食品。〇寒天を含んだ菓子類。(ようかん、ゼリー、ヨーグルトなど)〇ヨードを添加した食品(ヨード卵など)〇カラギナンを含んだ食品(豆乳、ドレッシング、ゼリー、プリン、アイスクリームなど)〇赤身魚(まぐろ、さけ、ます、さわら、(カジキマグロ)、ツナ缶詰、など〇青身魚(かつお、さば、あじ、さんま、にしん、いわし、ぶり、ふくらぎ、こぞくら、はまちなど。〇白身魚(たら、たらの練り製品「かまぼこ、ちくわ、ふかし、はんぺんなど」)〇貝、えび(すべて)〇動物の内臓など(レバー)治療前1つでも間違えて食べたら元のもくあみ。こんなややこしい食事制限。

とうてい出来そうも無い私はヨード制限のための入院でも有った。それでも2度の間違いに気付くが、例えば煮汁が間違っていても解ろう筈も無い。半信半疑の給食だった気がする。

19日(月)2時半、ゴム手をはめた主治医は、それでも触らずに放射線入りヨードのカプセルを瓶から一錠づつ私の手の平に振り出すのを見ると、ヤッパリ毒物を呑み込む心境だ。2錠のカプセルを飲み込んだのを確認してドクターは立ち去る。

昨年は副作用がひどくて喉が大きく腫れ、呼吸困難を起こした経緯から、今回はドクターが慎重過ぎる早め早めのストロイドや吐き気止めの点滴を施したり、酸素吸入器なども準備され不安も薄らぐ。

そして3日目、シャワーで全身の放射能を洗い流し独房から放免、個室へ帰るが立ち入り禁止区域内には変わりない。体力快復と共に退屈極まる。核医学患者同士、早朝の兼六園散策が始まる。そして午後からは外出届けを出し、バスで近江町市場やデパートを徘徊する不良患者だった。



日曜日デパートで派手派手彼女とデート中の主治医と鉢合わせ。院内では白衣のドクターもルンペン帽に太もも丸見えのボロボロジーンズ姿。あぁーこれが私の主治医かいな~と… ガクッー! これじゃー私の病気も治らない筈だ。(>_<)