「食べるラー油セット800円」という掲示。現在でもお粥セットを550円という格安で提供してくれる優味彩。ありがたい。今日見れば10種程度あるランチに「食べるラー油セット」。どうやら11番目のメニューなのかもしれない。価格はこの店としては高い。どのようなセットなのであろうか。
「ランチのイメージ」
優味彩「中国料理」 ブログ
650円 料理1品+御飯(大)+スープ+ザーサイ
中華街太平路に杜記支店となる「紹興酒荘」が開業していた。最近改装を始めたと思ったら、テラスまでできている。よく観察すれば、洋風の感じ。しかし、出ている看板(ランチメニュー)は中華。中華街への新しいトライらしい。NouvelleChinois(ヌーベルシノワ)を唱えている。確かに店内は西洋料理屋風に改装されていた。店のレイアウトは以前とほとんど変わらないので、杜記の新たな展開と思い確認したが、全く違う経営だと答えていた。
ランチメニューは通常の中華街とさほど変わらない。出てくるスタイルがおしゃれな雰囲気であるが、中華らしくは確かにない。「牛肉と玉子炒め」を頼んでみた。確かに中華とは何か違うあっさりした味付け。食べやすい感じはする。おいしい。ご飯は最近珍しい大きめの器。お代わりを所望すれば、こころ良く、大盛を運んできてくれる。焚き具合も良い。ザーサイは厚めの物が3切れ程度付いていた。スープはわかめと玉子が入ったもの。ややぬるめ。作り置きであろう。デザートは小さめであるが、フルーツも入るもの。なかなかおいしい。これがヌーベルシノワなる所以かもしれない。
中華街で受け入れられるかどうか、今後の成り行きであろう。
ランチ例)①お粥セット550円②麻婆豆腐650円③牛肉と卵炒め650円④野菜炒め650円⑤カレーランチ800円
※ヌーベルシノワとは
ヌーベルシノワは、西洋の食材を中華の技法で調理したり、フランス料理のように洋風の食器に料理を盛り付けコース料理のようにして1品づつ提供したりという中華料理を指す。1980年代に香港で始まった。それまでの油のきついというイメージの中華料理ではなく、素材の持ち味を活かす日本料理やフランス料理の技法を取り入れたため、健康志向の消費者に受け入れられた。香港にかつてあったホテル、ハイアットリージェンシーに入っていた凱悦軒の総料理長であった周中が第一人者として知られている。1990年代に日本、中国を中心に流行した。一般的には銘々皿にとり盛り付けに気を使った中華料理ととらえられている。
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