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メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

近況67 自転車の整備

2024-02-11 22:07:53 | 日記・エッセイ・コラム
   

 年末に自転車の掃除をした際にギアがすり減っていいるのを見つけたので、今回はその
解消第一弾として前ギアの交換を予定していました。そしてボトムブラケットの交換部品
も準備していましたが、前々から右ワンは固着していることが分かっていたので可能なら
交換する程度で始めました。
 用意したパーツは前ギアとクランク、カセット式のボトムブラケット、サスペンション
ピポッドのスペーサー、工具類です。
 ほとんどの部品は中古品で安く済ませ、工具も自転車用のセットが1000円程で手に入り
ましたので、それを活用することにしました。工具は後ろギア用とボトムブラケット用の
ものがありましたが、今回はクランク外ししか使えず、他はサイズが適合することを確認
しただけでした。

   
   工具セット

 作業を始めると左のクランクはすぐ外れましたが右のクランクと前ギアが外れず、ネジ
山をなめてしまいました。アルミ部品なので何度も取り外ししている間に破損してしまっ
たのでしょう。こうなっては人力ではどうにもなりませんので、何か他の方法を考えるし
かありません。そしてその状態でボトムブラケットの右ワンを取り外しにかかりましたが、
用意した中古のレンチでは動かず、これもなめてしまいました。ボトムブラケットは機能
的に異常はなく、このまま使い続けることにしましたが、問題は前ギアです。
 前ギアの外し方としては、ネジを外した状態で使いつ続けて自然に外れるのを待つと言
う方法がありますが、そう気長に待つわけにもいかないのでとりあえず三段ある前ギアの
うち、すり減っていない中段を使うことにして元に戻しました。しかし中段ではスピード
が全くでないので長期間の使用には無理があります。そこである程度待って外れないよう
なら破壊して取り外すことにしました。パーツ自体は軽量のアルミ素材であり、おそらく
粉末冶金で作られているので鉄鋼用ドリルで穴をあけることができるはずです。ネジをな
めてしまったのもこうした強度のなさから来ているはずなので、穴を4カ所ほど開けるの
は難しくないと考えられます。

    トップギアの減りは少ない

 ギアのすり減りの原因として、砂地や泥道を走った後の洗浄をしなかったことがありま
す。その状態で1日に何10kmも半年以上走り回ったのですから、ヤスリで削ったように
なってしまったのです。いつもよく使う2・3・4段ギアがよくすり減ってしまって、今
はそれ以外のギアでしのいでいる状態です。どの自転車でも言えることだと思いますが、
トップギアのすり減りが少ないという現象があります。これは直径の小さいギアから大き
いギアにシフトする時、横方向からチェーンと擦れて減るので、一番小さいトップギアは
減りが少ないのです。これは単段式の自転車でも事情は同じです。
 ディレイラーの小さい歯車を見てみるとプラスティックなのにほとんど減っていないの
で、ここには無理な力がかからなかったように思えます。

   
二段目以降の減りがひどい サスペンションのスペーサー 右ワンに隙間がある
 
 今回は、他にもハンドルのヘッドチューブのネジを締めなおしたり、サスペンションの
スペーサーを交換したり、ブレーキの調整や後ろギアの形式の確認などをしました。サス
ペンションは前々から異音を出すのでスペーサーに隙間がある事が問題だと分かっていま
した。砂や異物が隙間に入ってピポッドが動くたびにギシギシ鳴るわけです。今回は厚み
が三倍の者を用意して無理やり差し込みました。動きは良くサイズ的にも適合しています
が、本来ならピポッドの左右をスペーサーで挟むのが普通です。おそらく一枚でも問題が
ないと思ったので、使って見てとりあえず様子を見てみます。
 ギアの形式の確認は第二弾の後ろギアの交換のための準備になります。カートリッジ式
のギアで今回用意した工具が適合すると確認できたので、後ろギアを購入して次回は交換
する予定です。そしてその時チェーンも交換しますが、現在手元にあるチェーンが適合し
なければまた別の機会に交換という流れになります。そして現在、後ろタイヤの空気が少
しずつ抜ける傾向があるのでチューブをチェックして修理か交換する必要があります。
 年末の修理で前タイヤを交換した時、チューブをチェックしても異常がなかったので、
その時のチューブが余っています。後ろタイヤの方が消耗が激しい傾向があるので交換し
た方が無難だと思えます。

   

 また、第三弾の修理としてハンドルとフォークの交換を用意しています。現在パーツは
そろっていますが、この中古パーツは前の持ち主が自分で塗装したらしく、不必要な部分
までて塗料が回っていてそのままでは使えません。塗料はがしの経験がないのでまずライ
ターオイルで少しこすってみましたが、全部落とすには少し無理があるようです。季節が
良くなったころに表で塗料落とし用の溶剤で洗いながら金属の地肌が出るまで落として、
塗りなおすのが無難な方法でしょう。予定としてはその時ハンドル一式を交換するつもり
です。

   工具が欠けてしまった

 これだけの補修にパーツを用意するのも大変な工程ですが、費用を1万円以下に抑える
ために中古パーツをいつも見て回る必要がありました。新品ならその3倍は軽く超えてし
まうので自転車自体買い替える方が選択肢としてはまともですが、僕の自転車の使い方が
かなり消耗を強いるらしく、おニューを買っても3年でまたパーツ交換になることは目に
見てています。それならば今のフレームのままでも同じと言う考え方が僕にはあります。

   

 細かなパーツ交換は他にたくさんあり、スタンドのゴム部、ライト(バッテリーの充電
間隔が短くなっている)、フェンダー、ブレーキシュー、等が順番待ちになっています。

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