(撮影 出品者)
落札した中古の前輪が届いたのでチェックしました。
この車輪は出品者が友人からもらった物だそうで詳細は自分で調べなければなりません。
車輪の真ん中の車軸を含んだ部分をハブといい、周辺部分はリムと言います。元の持ち主は
これらを別々にそろえてスポークで組み立てたらしく、かなりの通のようでした。
しかし、両手で持って回転させてみるとゴリゴリという感触が伝わってきます。これは軸
を締めすぎてベアリングが上手く回っていない事を示しています。元の持ち主はこの状態で
走っていたのだろうか?ぼくは分からなくなりましたが、それは別な話です。一度車軸を外
し破損していないことをチェックして再組立てし、今度は正常に回転する事を確認しました。
ALEX DC19 というリム
内側の穴は8㎜径あった
付属の車輪はすでに劣化していて使えませんでしたが、幅1.5、リム径650のハーフスリッ
クタイヤでした。メーカーは外国製でシマノからも類似のタイヤが発売されています。それ
は僕が既に後輪に装着して1年ほど使っているもの(幅1.75)と同型でした。
リムの名称で検索したところリム径700対応と出ていて少し焦りましたが、良く調べた所、
同様の製品名で三種類の車種に対応した製品があると言う事で、恐らくその内の650対応の物
(出品者は650と表記)ではないかと思われました。
カタログデータはともかく、現に650のタイヤが付いているのですからこれで大丈夫なので
しょう。問題はチューブの方で仏式バルブが付いています。日本では英式バルブが一般的で、
バルブのサイズも空気の注入法も異なります。
今後を考えると仏式は不便なので英式チューブを付けることにしましたが、リムの穴が小
さくてバルブが入りません。計測すると元の穴は6.3㎜で英式は7.8㎜以上が必要です。そこ
で手作業で少しずつ広げることにしましたが1mm強とは言え強度面が心配です。ネットで
更に詳しく調べた所リムの断面図が見つかり、強固な二重構造だと分かりました。これなら
少しくらい削っても大丈夫でしょう。
上手くいきました。歯車状の部分はディスク用のアダプターが付く箇所。
固定用のクイックが付属していなかったので新古品を購入。後輪とは違う物ですが合わせ
る必要もないので単品で探しました。
とりあえずは全て上手く行って走行するまで持っていけましたが、ブレーキの調整がこれ
からです。リム幅がかなり細くなったのでブレーキシュー用のスペーサーが必要です。
今後は気が向いたらディスクブレーキに換装する予定です。