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メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

 近況61  コミケから1週間

2023-08-21 20:47:08 | 同人誌
   

 コミックマーケットの準備をする数か月前から、私生活で時間を取られることが多く創作
活動が影響を受けることが予想されました。それ以前から予期されていた事ではありますが、
6月中旬に母が事故に遭い急遽対応しなければなりませんでした。
 本来ならその頃から新刊の作成に入るところでしたが、ほかの親族は全く当てにならず
私は独力で全てを解決しなければなりませんでした。そこで新刊はあきらめ、これまでに刊行
した戦車砲塔の本の総集編を作ることにしました。時間の余裕があればそこに新刊に予定
した記事を載せることもできるはずです。
 しかし、事態は思ったほど簡単ではなくたびたび母宅へ行き事態の収拾に当たらねばなり
ませんでした。7月に入ると母宅のエアコンが作動しないことがわかり、原因究明と対処が
これに加わります。結局、使用10年を過ぎた本体の電子部品関係のエラーらしいと分かり
買い替えと付け替え工事を手配し、8月初旬に終えました。
 母は、事故の影響で片目の視力が低下したので反対側の目の白内障手術をして視力を
回復する方法をとることにしました。事故後二週間で決断を下し、術後の経過も順調で現在
は以前の生活に戻りつつあります。

  

 これに夏の暑さによる自身の疲労も重なり、充分に体調管理しなければ共倒れになる危険
がありました。私自身も首の持病を抱えていますので、慎重に事を運ばないと同人誌の刊行も
危ぶまれます。幸い、いくつかの危機を切り抜けて両方の解決を図ることができましたが、同人
誌の編集の時間が足りず誤字脱字を連発する結果とあいなりました。
 同人誌の脱稿時には毎回徹夜作業で詰めるのが通例でしたが、それをやるとその後々に
影響することが予想されたので、断念しなければなりません。やはりもう若くはないし、小康状
態の母にどういう突発事項が起きるかわからなかったのです。結果的にいくつかのトラブルを
うまく片付けてイベント参加と撤収までは終えることができました。しかし、それで終わりではあ
りません。
 イベントでの販売部数が思ったほど伸びず、また事前の会場への搬入発注に間違いがあり、
大変な数が余ってしまったのです。一部はメロンブックスさんに引き取ってもらえましたが、大箱
二つ分の本を宅急便で発送するのに大変な思いをしました。それで買って1年ほどのカートを
壊してしまいました。アルミ軽量のカートだったのでプラスティックの車軸が摩擦熱で溶けてきて
消毒用アルコールで冷却しながら押す始末です。
 その大量の本も通販が好調で、早ければ今月中に戦車砲塔百科の初版はなくなる予定
です。なぜ、例年と異なる売れ方になったのかは理由がわかっていません。ただ、今回の総集編
の販売は前回の戦車サスペンション百科のことから予想されたことらしく、総集編が出るまで買
い控える動きがあったのかもしれません。実際にイベントでは今回の新刊は総集編ですと紹介す
ると、それだけ買って行く一般入場の方が大半でした。それで戦車砲塔の本Ⅳは残部から考え
て在庫が残ることが予想されます。イベントでは戦車サスペンション百科がよく売れる傾向があっ
て、今後も細々と売れるタイプの本ではないかと言う実感を得ました。在庫がほぼなくなったので
機会を見て八回目の増刷をしたいと思っています。
 イベント後の1週間で通販での残部チェックと補充の発送を行い、その他の書類仕事と母宅
での雑用をこなし、今後の増刷に備えて戦車砲塔百科の校正と再入稿の準備を進めています。
また、PANZER誌に一冊献上しましたので、気に留めていただければ次々号あたりに掲載していた
だけるかもしれません。これらのフォローが終わって初めて僕の夏の同人活動は一段落つくのです。

   

 これらの期間中、アンチによる妨害工作が度々あり精神障害者による名誉棄損があった事が
伺われました。しかしそんなことより多くの一般人がその情報の真偽も確かめないまま妄信し同調
したことの方が重要でしょう。幸いそれらの動きを回避して事なきを得ましたが、これを教訓にネット
上での犯罪的行為の防止と取り締まりを望むものです。
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 コミックマーケット102に参加しました。

2023-08-13 21:29:41 | 同人誌
   

 本日はコミックマーケット102二日目が開催され、私も新刊を作って参加しました。
数日前から台風が日本に接近していて、影響が懸念されましたが、二つの台風はそれて行って
コミケには大きな影響がないように思えました。それで油断していたら、朝の出がけにどしゃぶりが
始まって、あわててゴミ袋を本を入れた段ボール箱に被せる始末です。
 幸いただの通り雨で駅に着くころには上がっていましたが、もし自転車で走っている最中だった
ら防ぐ間もなく本は水浸しになっていたでしょう。
 そんなアクシデントもありましたが、おおむねいつも通りに会場に着き、準備も整いました。今年
のコミケは久しぶりに通常に近い開催で希望が持てますが、期間は二日間のままでやはり規模
の縮小はさけられないようでした。有料化されてから人の入り方も整然と整理されて、前も書き
ましたが野性味のなくなったイベントという感じはします。その代わりネット方面での拡大は年々
進んでいるようです。

   

 今後の僕の方向性というのは混沌としています。どちらかと言えばミリタリー関連を縮小して
また漫画を描く方向で進めてゆきたいのですが、実力的には今一つ二つであります。それと、私
生活の変動もあります。突発的なトラブルが起きやすくどうしてもまとまった時間を取りにくくなる
ように思えます。今回の新刊にしても戦車砲塔の本のⅠ~Ⅳの総集編です。記事を読みやすく
するため再編集したという部分はありますが、内容は9割がた再録です。それでもぎりぎりのタイ
ミングでしたが、やらなければならなかった理由は『キリ』をつけるためでした。以前のサスペンション
の本の時も、一冊にまとめることで印刷に関する煩雑な手続きを省略しなければ先へ進めない
という状況がありましたが、今回も四冊を一冊にまとめる事での省力化を狙っています。

   
 
 当日は夏のコミケらしく大変な暑さで、それに湿気が加わって熱中症が懸念されました。そして
困ったことに『のぼり』を固定しているテープのノリ面が暑さでやられたらしく、頻繁に傾いてきます。
元々は簡単なパーツ構成で最大の効果を上げるように考えたものですが、組み立てがビニール
テープやダクトテープに頼っていたので、夏はいけません。今後のぼりを立てるのなら構造的にしっ
かりした物にする必要があります。
 熱中症の方は水やスポーツドリンクをたくさん持って行ったので大丈夫でした。バッグの飲料を
凍らせてタオルで包んで持ってゆく方法は結構有効で家から6時間たっても十分冷たい飲み物
を得ることができました。現地やゆく途中で買う方法もありますが、貴重な時間を浪費するので
時間に余裕がある場合に限ります。即売会でなければ濡れタオルとかミストを出す送風機がよい
らしいのですが、本を扱う関係でだれも使っていないようです。

   

 湿気があまりにもすごいので外の天気が気になったのですが、聞いた話では又しても豪雨だそう
で、1時を過ぎたあたりから人出もまばらになり、今回は前回並みに売れない状態でした。それで
も一応収支的には経費をペイできたので、コミケとほかのイベントはやはり違います。そして会場か
ら売れ残った本をメロンブックスさんに少し回収していただいたので、その分の売り上げで埋め合わ
せができると思います。
 イベントが終わって外に出ると水たまりができていて確かに雨が降ったようでした。自宅に帰る道
すがら曇って遠くの雷雲が光っています。そしてシャワーを浴びてPC前に来ると土砂降りになっていま
した。運が良かったのか悪かったのか、ともかく本を濡らすことは回避できましたし、汗と湿気で不快
な感じでも体力は何とか持ったのです。この2か月は大変長かったのですが次へ引き継ぐことができまし
た。

   
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