T.N.T.-SHOW

メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

ハンドガンのモデル

2010-10-22 01:36:41 | 日記・エッセイ・コラム

現在、某モデリングの会社に就職活動中なので関連した物を掲載します。

1990年代の前半だと思いますが、私はハンドガンのモデルを作りました。

  • 018_c

  • ベースになったのは東京マルイから発売されている1/1スケールのワルサーP-38です。

まず、ノーマルのP-38の銃身を切ってKタイプにした後、マガジンを一発分切って

グリップと内部メカも短く切りました。

 ● ワルサーP-38ゲシュタポタイプ

026_c 028_c

  •  P-38をカスタマイズするガンスミスが欧米にいると聞き、私もこれに挑戦した記憶があります。

ゲシュタポタイプと書きましたが、実際にはこういう形ではないようです。

 ● ハンマーのカット

  • 020_b 021_b

  •  最初は普通のハンマー形状をしていましたが、小型化にこだわってカットしました。

ダブルアクションでちょっとハンマーを起こせば指が引っかかる滑り止め部分が出てきます。

 ●レーザービーマー装備

016_c 024_c

022_c 025_c

  •  デザインする際に念頭にあったのはブレードランナーのブラスターでした。

彼のデザインを踏襲することなくそれと並んでも遜色ないインパクトを出すにはどうすべきか

まだ20代前半の私は知恵を絞り、このようにスライド前端の線を生かして垂直面を構成

するデザインを考え付いたのです。

 当時のレーザー発振装置はまだスコープのように大型のもので、これも未来を想定して

小型のものにしてありますが、今の感覚からすると大きいように見えます。

そして斜めの部分を目立たなく入れることでアニメ的な感じも若干入れてあります。

 後年、モデルガンでよく似たデザインが出て、それは接近した時銃口を押されないような

ガードの役割をしているものでした。

 その後、いくつかの発展形を計画していましたが果たせずに現在まで眠ったままとなって

いたものを、今回初めて公開したわけです。もし、当時ネット環境があったなら、真っ先に

公開していたことでしょう。

 ● 木星 ?

032_b

  • オマケ画像です。

家にあるオーパーツの一つ、木星の模様が浮き出た縞メノウです。

  • 033_b 035

  •  購入したのは100円ショップダイソーで、当然ながら100円+税でしたが、このあまりの

偶然に当時驚愕したのを覚えています。

もし、カット位置がずれていたら、木星特有の大赤斑そっくりの模様はなかったはずで、

私の貴重な宝物となりました。

PS、画像を色調補正しました。10,11,7

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近況 5

2010-10-05 03:48:17 | 日記・エッセイ・コラム
今年の夏はひどい熱波で私も少なからずダメージを受けました
手の皮が硬化して剥ける病気にかかってしまい、模型製作も中断しています。
例年、季節の変わり目には指の皮が剥けるのですが、今年の夏はなぜか
程度がひどく惨憺たる有様で、精密な作業はできなかったのです。


 さて、宇宙戦艦ヤマトですが、12月に待望の実写版映画が公開されます。
それにあわせてか、現在バンダイでは1/500プラモデルを企画中です。
それによると、初代TV版ヤマトのフォルムを研究し、関係者に話を聞いたうえで
決定番ともいえる外観を再現するとのこと。
 彼のモデルは現在原型の最終審査中とモデルグラフィックス誌上で発表され
ましたが、映画の公開に発売は間に合いそうにありません。これは、この企画が
正式な映画連動企画ではないことの査証と思えます。

 このコンセプトは私の製作中のモデルとほぼ同じです。30年近く幾多もの
モデルが発表されていながら、どれもが微妙に外したフォルムであったこと
に業を煮やし、私はモデルの製作に踏み切ったのですが、初期のTV版の資料
とアニメーション画面から受ける印象を優先的に立体化しようとした結果の造形
が、今回のコンセプトです。
これが今度のムーブメントに対し多少の影響力を発揮したのではないかと考えています。

 058_b054_b

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