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メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

 AI作画について 2 著作権の観点から

2022-10-20 19:16:29 | 同人誌


 著作を書いた瞬間にそれに付与される権利、それが著作権です。言わば人間における人権の
ようなもので、作者の死語70年後に消滅します。大抵の人は著作を作ることができませんでした
が、そうした人々に著作を提供することで生計を立てる作家の為に、その権利を保護する目的で
作られました。著作権はその国の法律で保護される事により法的な効力を持ち、裁判等で作家
が自分の権利を主張することができます。

   

 前回の記事から10日が経ちましたが、いくつかの進展があり議論も各所で進んでいるようです。
AI絵には著作権がなく、それは生成される過程でオペレーターが手を加える所がないためですが、
どこまで手を加えれば著作権が発生するかという点と、AI使用の明示の有無が議論の元になっ
ているのです。作家の立場からすれば、著作権のない画像がネット内で発表され人気を博す
(Twitterではフォロワー数の多さで示される)ということは、自分存在意義にもかかわってきます。
そればかりでなく実際の収入にも影響するわけですら、AI絵を手書きであるかのように発表する
のは詐欺と言えるのです。
 しかし、この同じ現象をAI絵を作る人の側から見ると、別の側面が見えてきます。つまり元々作
画能力がない人のほうが作家より多く、それはネット内でも変わらないわけですから、自分にも絵
が描けた(生成できた)という軽い気持ちで発表したところ、絵で収益を得ているプロから苦言を
呈されたということになるかも知れないです。

 背景にある様々な事情に鑑みて、これからは単純にAIで生成された画像、あるいは手で描かれ
た画像には明示がエチケットになるのではないかと思えます。しばらくの間は、そのパーセンテー
ジやどのような表示とするのか等の試行錯誤の時期となるでしょう。分かりやすくいえば、食品表
示のように内容やその割合が絵の品質表示となるのです。牛乳は乳脂肪分何%以上でそれ以
下は加工乳であるという線引きが絵の世界に入ってくるのは違和感がありますが、AI絵ショック
が起きた以上は対応する必要があると思います。

   

 作家たちの間では、これらの状況を座して静観せず自らAI作画を道具として活用する動きが始
まっています。部分的に自分以外の作画を導入するという行為は珍しくなく、むしろかなり古くか
らある分業体制の一つとさえ言えます。漫画ではアシスタントに背景やモブキャラの作画を発注
して作家本人は主人公を描くといった作業は昭和のころからの伝統で、現在では版権フリーの背
景画やペイントソフトによる効果線、またネットを使った外注アシスタントによる作画の使用がなけ
れば連載漫画は作れないのです。
 そういった状況にAI作画が入ってゆく事は、技術的には何ら問題がないといえます。使う側の体
制や受け手の感情が影響を受けるかもしれませんが、それはやがて折り合いがつくレベルの問
題だと思えます。

     

 しかし、ここで別の厄介な問題が出てきました。それは日本以外の海外での動きです。
 ネット内には国境線がなく、あるとすれば言語の壁ですが、それも機械翻訳の高度化によって
次第になくなりつつあります。日本のアニメ・漫画文化も海外に雄飛して半世紀は経っており、そ
の支持層は日本本国を超えつつあります。そこで、AI作画に関しても海外に波及していると考え
られます。 AIソフトに指示を出す言語が英語である関係で英語圏の人々はより手軽にAI作画に
興じているのではないかと考えられます。
 外国の人の絵の嗜好が日本と少し違うといっても、その量的多さは圧倒的であり、ネット内の画
像検索をも圧迫しているといいます。これらの氾濫するAI絵によって、逆にAI画像生成のための
元となる検索画像が影響を受けると予見する人もいます。つまりありふれた絵柄が大多数を占め
れば、AI絵自体も影響を受けてありふれた傾向の絵になびいてしまうと言うのです。
 これに関して絵描きの側からは、今まで自分たちが積み重ねていった手描き絵の土壌をAI作画
が勝手に使っていると言う考え方が示されています。もし実際にそうなればネットを
自分たちの宣伝の場としていた絵描き達が何らかのダメージを受ける事はあり得ます。つまり、
自分の絵が画像検索にかかりにくくなることで宣伝の効用がなくなるという事です。
 また、絵を描けない人たちが対価を払って作家の作品を買っていた今までの体制が縮小するこ
とは目に見えています。欲しければ自分だけの画像をAIに描かせればいいのですから、一部の
需要は確実に消滅することでしょう。

 これを防ぐために、特定の手描き絵を素材にAIに作画させるという方法があり、実際に作家自
身が自分の絵をAIに学習させて自分の絵を生成させる試みがなされているそうです。これは絵が
描けない人の側からもできることで、特定作家の絵を素材に描かせることで、著作権のない絵を
生成することが可能です。作家の側では、そのAI絵に自らが加筆することで著作権を与えること
が可能ですが、その絵を発表する時に配慮が必要だと思います。
なぜなら、100%オリジナルでないと認めないという人や、半分以上は描いてほしいと言う意見
等は必ずあるからです。

    

 この他、私が懸念しているのはイデオロギーの問題です。AI絵が受け入れられた背景には即物
的なものでも受け入れてしまう若者の捉え方があります。その物の由来とか作られた過程とかは
関係なく、その物が存在するのだから受け入れるという過去にとらわれない考え方です。「実存は
本質に先立つ」とサルトルは言いましたが、そういう実存主義的な考え方を支持する人々が世界
には少なからず存在します。それは‎共産主義の人々です。
 アニメや漫画の広がりが世界的であることは前述しましたが、隣国の中国もご多分に漏れず国
策で推進しているお国柄です。かの国の著作権に関する考え方がどうなのか良く分かりません
が、AI作画に関して並々ならぬ力を入れていることは想像できます。それは共産主義のイデオロ
ギーと良く合致するからです。かの国の人口は日本の10倍以上あり、経済的にも上を行ってい
て日本の作家達が抗しても叶わぬ質量をもって驀進しています。
 この大きなうねりが日本へ到達した時、日本の作家が積み上げてきた土壌はどうなってしまう
のか。それが懸念されるのです。

  

 ここまで考えた時、私は自分の過去を想起しました。
 私は著作で収益を得て自活する事に成功しませんでしたが、その理由の一つがアイディアを作
り出すことの方が得意だったことがあります。アイディアには著作権がなく、多くの作家は知って
か知らずか私のアイディアをこぞっ使っています。そうした背景に着目して私の私生活から直接
情報を抽出するストーカー行為も横行しました。先だってネット内での中傷に関する法律が改正さ
れ裁判手続きが簡素化され、私の人生に明るい兆しが見えてきましたが、今度は大多数の作家
が自分の著作物が同様の危険にさらされる状況になったように思えたのです。
 私のアイディアには著作権がなく、作家の方々の著作物には著作権があります。また、私のア
イディアや個人的な情報の中には発表してない情報がありますが、作家達はネット内で発表して
検索にかかる画像がAI画像生成に使われています。そういう差がありますが、AI作画は元から著
作権を考えていない人たちによって推進されています。そしてその人たちは元々著作物にお金を
払って購入していた人たちです。そこにあるから使ってしまうという方法が横行することで損害を
受けている事は私も作家たちも同じであるように思えたのです。
 私自身はこういう境遇にすでに30年近く置かれていて、全貌が何となく見えていますが、作家
の方々は混乱状態を起こしているのではないかと思います。あせって失敗せぬよう、まずはお気
をつけ下さい。結局は作る側に主導権があると信じることをお奨めします。

P..S  PixivではAI作品の表示・フィルタリングのサービスを始るとの告知がありました。
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 近況53 自転車の整備 前輪の交換

2022-10-17 21:19:17 | 日記・エッセイ・コラム
  
  新車輪のハブ  旧車輪(事故の前)
 
 14日に前輪を交換しました。天候がいつ回復するか分からなかったので、旧前輪を外して
室内に持ち込み夜中にタイヤとチューブを移植したのです。新車輪はワンタッチで装着でき
る物だったので大きなスパナも必要ありません。事故の時曲がった車輪のクランプがまだ使
えたので流用し、装着そのものはうまく行きました。
 旧車輪はこの自転車に最初についていた車輪で、何度かぶつけて歪んだので万力で挟みハ
ンマーで叩いて矯正してありましたが、完全には直せず歪んでいました。そこで新しい前輪
を購入して交換して予備として取ってありましたが、事故で再登場となったものです。歪ん
だ車輪でも転がす分には支障がなく、問題だったのはブレーキです。リムをブレーキシュー
で挟んで止める構造だったので、ブレーキを広く広げておかないとリムに接触します。その
ため、ブレーキレバーを握りこむ長さがひどく長く、力の入り方も中途半端でした。
 ブレーキは一応使えたので法には触れませんが、安全上は良い物ではありません。しかし
私は前ブレーキはロックすると危険だと考えていたので気にしていませんでした。後ブレー
キの方がメインのブレーキで、長いブレーキシューを使って整備も万全でしたので良く止ま
りました。今回の前輪の交換でリム部のブレはほぼなくなって、ブレーキのセッティングは
購入時の状態に戻りました。ブレーキレバーを1cmほど握ると即座に効くのは気持ちがい
いものです。ただし、前述の理由から私は前ブレーキのシューは短い既成の長さの物を付け
ていて、ロックしない様にしています。

     

 1年前でしたか、後輪のブレーキワイヤーを交換したのですが、今回その時のワイヤーをリ
サイクルして前ブレーキに使いました。ブレーキワイヤーの疲労と言うのは大抵の場合は、
ブレーキへの固定部分で起きます。ネジで締めてワイヤーを固定するのですが、その時ワイ
ヤーがつぶれてほぐれるので、経年でその部分から切れたりまとまりが無くなったりするの
です。しかし、チューブの中のワイヤーには影響がなく、私は長い後ブレーキ用ワイヤーを
切って短い前ブレーキ用にリサイクルしたのでした。ブレーキワイヤーのストックはいくつ
もあったのですが、今回はそれで済ませました。ブレーキレバーも前の物は交換しましたが、
後はそのまま旧レバーです。ブレーキ本体を中古品で手に入れたのでその内一緒に交換する
予定でいます。

   
 軸とボールとゴムパッキン グリースで貼り付けたボール

 新車輪を手に入れるまで事故から丁度2年かかりました。手に入れた車輪自体は結構古い
時代の物で1000円程で買えましたが状態は良い物です。全体が黒塗りでリム幅など後輪と統
一できたので見た目がようやくまともになった感じです。整備の為にハブを分解してみると、
グリースがタールの様になっていました。ベアリングのボールはバラバラの仕様で、スペー
サーで一体化した昨今の物とは明らかに違います。とりあえずライターオイルとブレーキク
リーナーで洗浄した後、ウレアグリスを塗りこみボールをワンに貼り付けて組み立てました。
 その昔はこういうやり方が普通だったそうですが、今の競技用自転車等はどうなっている
のでしょうね。

    

 後輪のタイヤがかなりすり減っていてトレッドが見えなくなってきたので、できれば今季
のうちに交換したいと思います。前タイヤは来年になると思いますが、同時にフォークの交
換も考えています。条件に合うフォークをずっと探しているのですが、なかなか難しく、場
合によっては違う形式のブレーキと交換する必要があります。現在使っているブイブレーキ
と一般的なブレーキでは取り付け部分の形が異なり、ブイブレーキ用のフォークはなかなか
見つからないのです。いずれにしても前ブレーキも交換時期を過ぎているので、同時に交換
ということになりそうです。

    
久しぶりに秋葉原の歩行者天国に行きました
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 AI作画について

2022-10-12 19:50:28 | 同人誌
    

 ここ1週間ほど、ネット上の各所をAIによるキャラクターの作画が賑わせています。
このムーブメントは今までの創作界隈に深刻な影響を与えるのではないかと思われたので
取り上げることにしました。
 問題を醸しているAI作画はアプリの一種で、本当の意味での画像の創出ではありません。
ディープラーニングというネット上での自動情報収集(この場合は画像検索)と組み合わ
せて、オペレーターの指示した文言に合わせた合成画像を作成するソフトです。それ故、
この画像には著作権はなく、その画像が存在すると言う一点が意味を持ちます。また、自
分の望む画像を描かせるには多少のノウハウが必要で、ここでオペレーションの優劣が生
まれています。

    

 私がこの手のAI作画に出会ったのは数年前で、その時は動画でした。草むらの中を歩ん
で行く動画でしたが、次第に目のような模様が浮き出してきて気味の悪い異世界に変貌す
るという物でした。この動画には他にもバリエーションがあって、いずれもホラーな感じ
の風景動画でしたが、明らかに人間技では不可能で、この先の発展を感じさせたのです。
 スマートフォンなどでは二人の顔写真を無段階につないで変形させるアプリ等がありま
したから、この手の作業がAIによってできることは誰もが知っていたと思います。

    
 
 その後、今から数カ月前には前述のAI作画のベータ版とも言えるソフトが出回りました。
出来上がった画像はお世辞にも良い物とは言えず、デッサンが狂っていたり、この世の物
とは思えない生物の絵が出来上がるので、一部の人以外には話題のネタ程度の受け取られ
方をしました。しかし、これらのソフトは有志の手によって日々改良を重ねており、遂に
人が修正を指示する事によって、まともな画像を作り出す事が可能になったのです。
 一旦、実用に耐えるまともな画像が作れると分かれば、その拡散は爆発的でした。AI作
画による画集を作り販売する者も表れ、今やデータ販売による同人誌書店を埋め尽くす勢
いです。絵が描けない人でもAIに指示を出せばそれなりの画像が『描ける』時代になった
のですから、皆こぞってやり始めたのも無理はありません。

    

 問題は、その後にあります。
 一部の掲示板ではAI絵の添付を禁止したと言います。ともかくその物量がすごいので、
情報の容量がパンクする事態となった訳ですが、かように手軽に作画が出来る上に今まで
受けてだった人が手軽に画像を作り出せるわけですから、そのうっぷんを晴らすがごとく
の勢いがあります。冗談抜きで絵描きの人数が1000倍になったと考えても差し支えない状
態になったと言えます。
 また、今まで手作業で作画していた本当の意味での絵描きの中には、自分の画像がこれ
らの合成画像に使われることに不快感を表明している人がいます。画像検索に引っかかっ
た自分の画像がAIの手で他の画像と合成されるわけで、顔だけすげ変わった状態だったり
するのです。しかも誰かの手でその画像がオリジナルの絵を描いた人に送り付けられると
言う笑えない事態になっています。本人が止めてくれと言ったところで、画像検索に自分
の絵がかからない様にする以外に根本的解決法はないのです。
 これらのAI絵には前述の通り著作権がなく、その画集を販売して小銭を稼ごうとする輩
の動きも問題になっています。どこかにAIによる作画であると明示して置けば、それと知
ったうえで買うのですから問題はないかもしれませんが、これはオリジナルの絵の著作権
とも関わってくる問題と言えます。

 これらのムーブメントは今後数カ月で急速にピークを迎えた後、実際に著作物に関わる
規制や法整備が打ち出されて安定期に入ると見られますが、それまでの間の混乱は避けら
れないと私は考えています。同人誌イベントも対応に追われるのではないかと考えられま
す。排斥とか区別とかAI作画の明示とか、様々な規制は必須だと思います。
 ここ数日の動きを見て、私個人は70年代から80年代における同人誌ムーブメントを思い
出しています。当時はプロの商業活動だった漫画やアニメや特撮といったメディアを、同
人の名の元に非商業的な創作として一般に広げて行ったオタクの第一・第二世代の活動と
現在の流れが近似しているように感じるのです。その後、同人誌販売は一つの産業と化し
た流れがあり、著作権との折り合いは現在まで続く問題となっています。やはりAI作画も
そう言った問題をはらんでいると言わざるを得ないと思うのです。
 同人市場では、そこからプロへ行く作家を輩出したり、新しいムーブメントを生み出す
土壌となって世界的な広がりを作って行きました。AI作画に関してもそうした波を作る可
能性が十分にあり、決して無視できない動きであることは確かです。一つ言えることは、
それはやはり道具に過ぎないのではないかと言う点です。結局はそれをよりよく使う者が
本道として生き残って行き、違法不法な使い方をする物はその周辺に一定数残るのです。

    

 場合によっては僕もこのAI作画について、試してみたいと思っています。しかし、自身
が絵を描けるのですから、その使い方も試行錯誤して上手く使えるまで発表は差し控える
事になるでしょう。それはAI作画が著作権との関わりを無視しては成り立たない手法だか
らです。
 AIと人間との共存は今後急速に発展して、直ぐにシンギュラリティ-が控えています。
AIが人間を上回ったらどうしたらよいのか?それが同人界隈以外でも直近の課題となると
思えます。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 

 先週、自転車の前輪を手に入れることが出来たので整備を始めています。しかし天候が
思わしくなく、もう少し安定してから交換という事になりそうです。入手できたのは車輪
のみなので、旧タイヤとチューブを移植する必要があります。
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 近況52  自転車の整備 秋の整備

2022-10-02 21:36:29 | 日記・エッセイ・コラム
   

 月末まで何かと用事があったのですが、それも片付き天候も穏やかになったので自転車
の整備をしました。やる事はボトムブラケットの分解整備とブレーキレバー・シフターの
交換です。二つのパーツはあらかじめ入手済みで、できればフォークの交換と同時にハン
ドルごと換えるつもりでしたが、ボトムブラケットを開けるのと重なったので部分的な交
換にとどめました。これに先立ち大まかな洗浄をしましたが、ギアとチェーンの分解清掃
は次の機会にする事にします。

  
  
旧シフター リボルビング式  左旧 右新 ブレーキレバー

 手早くやって1日で済ますつもりでいましたが、シフターの組み立てが分からず日没とな
ったので翌日に持ち越し、今日調整を済ませました。ブレーキレバーは以前の物とほぼ同じ
形で材質も金属なので問題はありませんでしたが、シフターは以前のリボルビング式とは
異なってレバータイプのものです。型を変えた理由は、以前のシフターはギアチェンジの
たびにカチカチと音が出るからですが、操作性そのものは良い物でした。
 リボルビング式はハンドルから手を離さずバイクのアクセルの様にギアチェンジできる
のでMTBの直感的な操作に向いていると思います。一方でハンドルに力を入れた時、勝手に
チェンジする時があるので注意が必要でした。今回のレバー式では親指で押し込む操作が
ほとんどで、シフトアップの時もボタン操作をします。つまり、ローギアへ入れる時はレ
バーを押し込み、トップギアへ戻す時はバネの力で一段ずつボタン操作で戻す訳です。
 初日はこの操作に慣れず、思わずレバーを手動で戻そうとしてしまいましたが、こういう
誤操作に力を入れるとシフターを破損する恐れがあります。しかし操作その物は軽く、今後
も使い続けるのに問題はないと思えました。また、以前はシフターが場所を取った関係で
左右ブレーキレバーの位置が非対称でしたが、今回の改変で対象になりました。ちょっと
違和感があるのですが、そのうち慣れるでしょう。

    

 整備はうまく行きましたが、ボトムブラケットの音は消えませんでした。これはペダル側
のベアリングが原因かもしれません。他にシフターの固定ネジがなぜか径の小さい物が入っ
ていて、自分のストックから合う物を使いましたが、長さが違うため少し飛び出しています。
この二点は今年中に解決しておきたいと思います。
  
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