


10年程前から、春のコミティアに向けて同人誌を制作していましたが、今年のコミティア
は5月ではなく6月にずれ込んでいて、しかも私は落選してしまいました。コミティアでの
落選は確か2回目だったと思いますが、イベント規模の急激な拡大でやむを得ず抽選となる
ケースが多いらしく、これも仕方のない事だと考えています。
前にも書きましたがコミティアでは本を売ると言う事より、作家同士の交流や出張編集部
への持ち込みや批評を聞くと言った人と人の付き合いの多いイベントで、売り上げは二の次
になります。それに昨今ではネット販売の伸びが大きいので、今回はそちらに頼ることにし
ました。つまりイベントと関係なくコミック本を作りネット販売し、別の機会に編集者の意
見を聞くという事にしたのです。



1月下旬に企画を始め、船の本と平行して作業をしていたのでネームの完成は3月下旬と
なりました。ところが下書きを始めたころコミティアから落選の通知が来て締め切りが宙に
浮いてしまったのです。今回は前回の反省を踏まえ、ページ数を減らして画力を上げる予定
でいたので、この際好きなだけ作画に時間をかけることをして、締め切りは船の本の制作を
圧迫しない頃にするという漠然としたものになりました。
絵の練習もかねて気に入らない下書きは何度でもやり直し、レイヤーに貯めて行くように
します。あとで書き直したレイヤーを比較して見て、確かに進展がある事が確認できます。
下書きですから、ペン入れの段階があるわけですが、おそらくそれも気に入らなければやり
直すことになるでしょう。私くらいの年齢の絵かきなら手クセで描けるキャラクターが何名
もいるもので、描きなおすこともなく一発で描けるものですが、それに頼っていると発展が
望めないし、練習にもならないのです。
それから、コミックの内容についてはアイディアを披露するだけではだめだと分かったの
で昨年からドラマ中心にする方向で転換を図っています。内容とそれを表現する技量の転換
が完成しないと一般にアピールする漫画にはならなので、今後ともこの二つを進めていく予
定です。



内容の詳細に関しては本の巻末にまとめますが、大体がコミックとはそれ自体で完結する
ものです。後で注釈などつけないでコミック内でまとめるのが普通です。そのように心にと
めてネームを描いていますが、設定の変遷などの流れも面白いので収録するようにしている
のです。今回は主人公のデッサンに苦戦してスケッチの数や下書きのやり直し等がいつもの
3倍になりました。
下書きの進行状況は3分の2ほどです。コミック完成後は艦船の本Ⅱの手直しと第二刷の
用意に移りますが、売れ行きが良くないので部数は少ないと思います。艦船の本Ⅲの内容は
予告した内容から少し変わるかもしれません。それと、発行部数が少ない関係で、メロンブ
ックスのシステムの関係上、書泉での取り扱いが少なくなってしまいました。
艦船の本にしてもコミックにしても、このままでは先細りなのでテコ入れが必要だと思え
ますが、今年はその前に移転して安定した環境で再出発すべきではないかと考えています。



自転車のペダルを付け替えました。
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4月末頃、リセットがあったらしく周囲の動きが慌ただしいのですが、僕はコミックの制
作をしているので接触は最低限です。しかし連休も明けた4日ほど前、郵便受けを見に行っ
た所、下階の住人と鉢合わせしました。正確には私が階段を下りて行く音を聞いた住人の方
で飛び出してきたと言って良いのですが、その場な何事もなく逃れました。しかしその2日
後に再び郵便受けを見に行ったところ、今度は地上階の事務所の住人が飛び出してきて鉢合
わせになるところでした。その時私はエントランスの自転車のタイヤの様子を見るためしゃ
がみ込んでいたので、正確には鉢合わせにはならなかったのですが。
そして今日の夕方、郵便受けを見に行くと隣室の住人が自転車で帰宅する所に鉢合わせし
てしまい、慌ててのがれました。この住人はいろいろ問題の多い住人なのでもう接触したく
ないと思い2年程合わないようにしていたのです。
2日おきにアパートの住人と順番に鉢合わせするという、偶然とは思えないハプニングに
なったわけですが、実はこういう事は今までこのアパートで定期的にあったことで、それ程
珍しい事ではないのです。原因としてはこの住人たちが相互に同じ情報を共有していて、そ
の順番が鉢合わせの順番だったにすぎないと思えました。つまり向こう側が意図的にやった
と僕は考えているのですが、こういう場合を第三者から見ると、どちらが加害者でどちらが
被害者なのか判断がつかないものです。
一つだけ言えることは、私の側からこれを仕掛けることはほぼ不可能だと言う事だけでし
ょう。近隣地域に知人もおらず、携帯でSNSやLINEなどしないのであれば、三人の外出のタイ
ミングなど分かるはずもありません。
では逆に僕が外出するタイミングを三人が知る事ができたのかと言えば、階段を下りる音
等からある程度は推測可能でしょう。そして三人が私を名指しで加害者呼ばわりするなどし
ていたとすればそれが目的と言う事になります。ただ、それがなんになるのかは僕にとって
は全く意味がないのでわかりません。そのように仕組んでむりやり被害者になったとしても
いずれは露見して恥をかくことは分かっています。
しかし、長期的にこのような現象が続くことの方が問題です。それはネット内で同じ情報
が流れ続けていることと、それを使い続ける人たちもいると言う事だからです。当事者では
なく、そういう情報の流れの方が社会的に有害であるから規制などでやめさせるべきではな
いかと考えています。
