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先週の記事をブログに掲載した後、慌ただしくいくつもの動きがありました。
まず東京オリンピック延期の報。それからコミックマーケット中止、上野公園の閉鎖、
国内感染者の急増、等々。一挙に事態が進展して予断を許さなくなってきました。経済に
関する打撃も深刻で、世界各国政府は巨額の対策予算を投入することを決定し、日本政府
も緊急予算を組むことを発表しました。
このような様相となると、当然国内でのパンデミックが予想され、対策の徹底が叫ばれ
始めました。しかし新型コロナウィルスのワクチン開発は遅々として進まず、一般に使わ
れるのは一年後というWHOの声明も出てしまいました。
その一方で、日本の感染者数が少ない理由が、日本式BCG接種(いわゆるハンコ注射)
の副次的効果で肺の免疫力の強化が残っている為ではないかという説が発表されました。
BCG接種の効果自体は15年ほどで消滅するそうですが、肺の免疫は一生残るので、それが
新型コロナウィルス予防に有効なのではないかと言うのです。これに関しては、現在臨床
試験が始まっており結果が待たれますが、あくまで予防の一助であって治療方法ではない
という事です。
この説は、大気汚染や肺の疾患によって抵抗力の衰えた人体の感染率・死亡率が高い事
と矛盾しません。また、日本では国民皆保険制度と予防接種の無料化でBCGの接種率が高く
、二つの要因が重なって全体での感染率の低下となったと考えられます。これに加えて、
島国である日本は検疫が比較的容易で水際で抑えている効果もあるのでしょう。
ある種の偶然と先人達の努力と現在の私達の対策が合わさって奇跡を生んでいるのです。
しかし、物事は終わってみないと分からないものです。感染者の増加は実際に起こってい
るので、この後世界や日本がどうなるかは未だ誰にもわからないのです。
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今後の展望としては、5月以降に感染拡大が終息するという希望は捨てたほうがいいと
思います。新型コロナウィルス自体は何度も突然変異を起こすので、2巡目3巡目の流行
が予想されるのです。決め手となるワクチン開発や治療薬の普及がなければ、未来の展望
は開けないと考えられます。
そこで感染社会の状況下における耐乏生活が卑近の課題となります。幸いネット環境が
ありますので、バーチャル空間における情報の流通は健在です。生活必需品の流通も一部
を除いて健在です。部屋にこもってエコノミークラス症候群になったり運動不足になる方
もいると思うので、差し付かえない範囲での運動や水分の摂取が推奨されます。この機に
今までできなかった事(室内で可能な事ですが)を始めて精神的な支えにするのも良いで
しょう。
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私個人としては、時間のかかる書籍の電子化を始めました。年末にオークションで落札
しておいた書籍の文章化ができるスキャナーを使って、10冊ほどをやってみたのです。
サイズや紙質が異なる本を選んで解体し、スキャナーにセットしてPDFファイル化し問題
がないかテストしました。解決できる問題とまだできない問題が出てきましたが、概ねの
所は使えると言う実感を得ました。ファイルサイズが文庫本1冊30MB程と小さいのも魅力
なので今後は1日の冊数を増やす方向で進めてみたいと思います。