近況 ２２

　●　健康状態について


　先日医師に診察してもらったところ、腕の痛みは四十肩の影響で起きていると言う診断
でした。肩の痛みをかばったために周囲に影響が出ているということでしたが、私は少し
疑問に感じました。肩関節は既に痛みもほぼなくなりストレッチで硬くなった関節をほぐ
す段階に来ています。それでも腕の痛みは続いており、肩とは直接関係ない部分も痛むか
らです。
　医師には30年前の自転車事故の件を話しましたが、関係ないと言う事でした。そこで、
他の原因を自分なりに考えたのですが、移動の時に使うリュックサックが神経を圧迫して
いるのではないかと思えました。自転車事故の時、鎖骨にひびが入った関係で現在の私の
右の鎖骨は１ｃｍほど突び出しています。それがリュックサックのハーネスで圧迫されて
四十肩と合わさり右腕の神経に影響を与えているのではないかと考えたのです。
　医師は鎖骨の事は知りませんが、彼も長年診察をしている人物です。それに私の頭痛を
治してくださったわけですから、私は彼の診断を信じてみる事にしました。しかし、リュ
ックによる圧迫は自分で実験する事にしたのです。

　方法は簡単で、リュックを左肩だけで担いで１日過ごしてみるというものです。
胸の前でハーネスを接続するジョイントを使い、リュックが体から離れないようにすると
移動には支障がありません。それで１日歩き回った結果では、確かにその場の負担は少な
くなりますが、痛みそのものには変化がないという感じでした。
　１日程度では結果は出ないと考えましたが、その夜ひさしぶりに左の頭痛が起きてこの
実験は脊髄によくないという事が分かりました。両肩で負担していた重量を片側に集中し
たのですからその影響が出たのでしょう。私の頭痛は１カ月くらい治まっていたのですが、
脊髄の変形そのものは完治するのに長期間を要する訳で、その間の肉体的負担は避けねば
ならないと考えられます。
　
　リュックサックで３ｋｇ程の重量を担いで移動するのは良くないと言う事は分かってい
ますが、手に持つよりも肩と首への負担が小さいことが分かっています。意外な事ですが、
肋骨に直接重量がかかるようにした方が力学的に良いわけです。
　又、パソコンや書類・書籍その他を肌身離さず持っていることはセキュリティー上やむ
を得ない事と考えていますので、これを止める分けには行きません。
　そこで短期間でもリュックの軽量化を考えなければならなくなりました。卑近に必要の
ない物を選択し下すことにしていますが、それでも足りない感じはします。

　●　戦車サスペンションの本について

　先日、第四刷を発注しました。大量に刷らないと利益が上がらず下手をするとマイナス
になります。サス本は長期的に少しずつ売れる事が分かったので、その分も見越して刷る
ことにしました。
　大量と言っても、売れるサークルからしてみれば１イベントで売り切ってしまう数です。
それを半年ほどを見て売る予定ですから、回転資金に多くを取られる危険があります。
　普通に考えればネットでデータ販売に切り替えるべきなのでしょうが、以前も書いた様
に不法にコピー配布してしまう業者を警戒しなければなりません。先日、警察によって一
部の業者が検挙されたと言うニュースが流れましたが、著作権に関するこの手の犯罪には
用心するに越したことはないと言うのが私の考えです。
　書泉さんではネット販売のページを回復するつもりはないようなので、別なネット販売
の方法を模索しています。

　戦車サスペンションの本のさらなる続巻の予定はありません。しかし、内容的な不備は
時間を追うごとに明らかになってきますので、何らかのフォローは考えています。　

近況 ２１

　●藝大祭へ行ってきました

　本日は上野の東京藝術大学の学祭があったので、出かけて行きました。
現代美術館があることは知っていたのですが、その裏手に藝大がある事を知りませんでした。
コンパクトなキャンパスでほとんど目立たなかったためでもあると思いますが、今までそち
ら方面に行く用事がなかったせいもあると思います。

　１１時ごろ上野恩寵公園に着くと、学生が小物を販売する露店が公園内から藝大まで続い
ていました。残暑で気温は30℃を越えたらしく汗が止まりません。手早く通り過ぎましたが、
様々なアート関連の小物があり、私は藝大の機関誌と絵手紙を買いました。
　会場に着くと意外とお酒を扱った露店が多く、（学際によってはアルコール類全廃の所も
あります。）食べ物の準備も整ってなかったようなので、朝食がまだだったこともあり学食
へ行って天蕎麦を食べました。わざわざ文化祭に行って学食で食べるのもどうかと思います
が、これも大学を知る一つの方法だと思います。

　芸術系の大学と言う事もあり漫研の活動に期待していたのですが、それらしきものは見つ
からず、個人の展示物に漫画形式の物がいくつかある程度でした。しかしどれも画力があっ
て中には既に漫画誌でデビューされている方もおりました。
　漫画は期待した程もなかったのですが、全体的に見てアニメーションや映像作品が豊富で、
こちらの方が収穫があったと思います。私が学生だった頃より技術的なハードルが格段に低
くなっており、より多くの生徒が表現技法としての動く映像を選択したのだと思います。
　一方で藝大アニメーションサークルの展示もあって、力作を見る事が出来ました。
　「げーだーいアニメーション　げーだーいアニメーション　♪」　ううむ、耳に残る歌だ。

　気が付いたのは同好会とかサークル活動のブースがほとんどない事で、彼らはすべての力
を芸術に注ぎ込んでいるのだろうか？と疑問に感じました。それはキャンパスが狭い関連で
課題作の発表を優先したのかもせれません。実際、飽きるほどたくさんの芸術作品を堪能し
ました。自分としてはこちらの方が普通科大学の学際より性に合っている感じでしたが。

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　最近の私の健康状態は、頭痛もなくなり四十肩も回復に向かっています。と、ここまでは
予定通りなんですが、右腕の痛みが取れません。これは神経痛ということで、医師は脊髄と
の関連を疑っているのですが、実際の所まだ原因は特定されていません。
　私は学生のころ自転車事故で右腕が上がらなくなった期間がありますが、それから大分時
間がたっているので、関連はないと考えていました。しかし、事が神経の問題だと自信があ
りません。これは現在の医師と相談して長期的な展望を考える事になりそうです。
　場合によると今後の漫画の執筆にも支障が出るのではないかと考えられます。