T.N.T.-SHOW

メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

ブログを再開します。

2007-11-30 22:05:56 | このブログについて

 再開まで2ヶ月かかったのですが、その経緯をお知らせします。

 先月の3日に転居しまして、すぐにでもネットを再開できると思っていたのですが、

長距離の移転なのでプロバイダーを一時解約して回線の調査をする必要があると

言われました。回線の調査に三週間ほどかかり、結局ADSLが使用できないと判り、

光回線の工事を行う事にしました。

 この地域は、全体が光回線になっているそうで、最初からわかっていたら無駄な

時間と工事費はかからずにすんだのですが。

 11月1日の時点でネットカフェでブログを閲覧した所、すでに以前のブログは

削除されており、再加入まで削除されないと言うKDDI側の言葉は裏切られる形と

なりました。バックアップをこちらに再アップする作業は一日がかりで大変した。

 ネットの再開は11月21日でしたが、光回線だとプロバイダーが認識するまで

2~3週間かかり、それまでブログは設置できないと言う事でどうなる事かと思い

ましたが、一週間で設置ができたのは不幸中の幸いでした。

 一ヶ月後に更新する所を二ヶ月かかり、さらに移転の告知と誘導もできなかった

ので、以前から閲覧いただいた方に再び来ていただくには時間がかかる事と思い

ます。

 奇しくも今日は、以前のブログを開始した一周年でもあります。

 T.N.T.SHOWを今後ともよろしくお願いいたします。

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2007年10月02日 移転します。

2007-11-30 21:17:16 | スケッチ

 現在、移転作業中です。昔の個人誌がありましたので、ついでにロボットなど載せてみます。
 移転については、国道の拡張工事に伴い一年程前から決まっていた事で、ようやく
実行になったのですが、荷造りは大変な作業になりました。蔵書が膨大な量になる
のです。多くは武器関係の資料ですが、他の書籍もバカにならず、無事に移転できるか
どうか、とても不安です。

 ● ゴースト
 1988年に作った個人誌に載せたロボットです。
スケッチの段階はさらに2~3年前になります。こういったスマートなデザインは
当時の流行から言うと外れていました。重厚で強そうなモビルスーツ全盛でしたから
現在のエヴァのような十頭身以上のメカは野心的試みだったのです。
Photo_118

 ●ゴースト 横・後
武装のレールガン用発電ユニットを背負い、必要に応じて展開・放熱すると言う
システムです。ごらんのとおり甲冑がモチーフになっていますが、これは当時の
人気漫画「聖闘士 聖矢」を参考にしたものです。
Photo_119 Photo_120

 ●ゴースト 武装
 レールガンはドイツの多目的機関銃MG-42を参考にしました。
バレル部分と機関部とで二分割でき、スライドしてコンパクトになる設計です。
 同軸機銃もつけて、ミリタリックな感じを出していますが、さすがに今風の
メカと比べるとちぐはぐな印象はぬぐえません。
Photo_121

いま、私の部屋はダンボール箱と荷物でほとんど空間がありません。
無事に移転できるのだろうか?
 なお、更新は一ヶ月ほど行いませんので、悪しからずご了承下さい。

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2007年08月12日 僕の考えた戦車(笑)2

2007-11-30 21:09:51 | スケッチ

反響? 先月号のアーマーモデリング誌に架空戦車の特集がありました。
記事はモノクロの合成写真に始まり、新資料が発見されたと記載された後
実は架空戦車ですと言う構成でした。
架空戦車の考察方法が私の方法と非常に類似しており、一種の反響ではないかと
考えています。
Photo_116

 ●Ⅲ/Ⅳ号駆逐戦車 モノケロス
 名称を、モノケロス(Monoceros 一角獣)と銘々しました。ドイツ戦車には
実在の獣の名前が付けられていますが、一角獣は実在しません。まあ、
架空戦車と言うことで、これも良しかと思いました。
 こう言った高度に技術的推測を必要とする考察は、一種のSFと言えます。
本来のSF(サイエンス・フィクション)とは、繊細な科学の推測であり、
そこに若干のファンタジーがあります。未来の事を描くのがSFとは限らない
わけです。
 アーマーモデリング誌の特集記事には、どこにもSFの文字は見られません
でしたが、無意識のうちにSF的思考を行っているのは明らかです。メカデザイン
には、大なり小なり必要な思考なので、その影響の片鱗が見られればピンと
来るのです。Photo_117

  ●モノケロス (後)
 一応完成を見ましたが、細かい詰めはまだまだ必要でしょう。
例えば、主砲左側の内部空間が不足気味なので、主砲を右にオフセットする
必要があるかもしれません。エンジンの冷却給排気は不充分に見えます。

 そう言ったこまごまとした追加をしつつ、次のデザインを探って行くことになります。

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2007年07月25日 プロジェクト・シルフィードの敵空母

2007-11-30 21:05:20 | 日記・エッセイ・コラム

 先月、シルフィードの無料ダウンロードコンテンツが配布されました。

7/23に投稿しましたが、最新投稿に掲載されないトラブルがありました。
上記記事についてはトップページをごらん下さい。

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2007年07月23日 プロジェクト・シルフィードの敵空母

2007-11-30 21:04:00 | 設定画

 先月、シルフィードの無料ダウンロードコンテンツが配布されました。
チャレンジステージ6ミッションのタイムアタックや、クリアボーナスの
追加装備があります。
この内、敵空母を撃破するステージの空母が私のデザインになるものです。

 デザインは2005年6月22日のものなので2年も前に手がけた事になるわけです。
リテークの連続で、かなりご迷惑をかけた事を憶えていますが、こうして形に
なると苦労した甲斐があったというか、報われて嬉しくなります。

  ●敵空母
 打ち合わせのときに出たキーワードが、機動戦士ガンダムの空母ドロスでした。
我々の世代で宇宙空母と言うと、宇宙戦艦ヤマトの空母群やマクロス・ホワイトベース
等で、多少リアルな物としてドロスはそこそこ知られていました。
 しかし、このキーワードを聞いたとき私は嫌な予感がしました。米村氏の
手による空母アクロポリスの初期ラフを見たとき、ドロスの面影があったからです。
 この業界では、あるキーワードがパッと広がる現象があり、他の製作会社等で
同様の事があった場合、ネタのバッティングという最悪の形で現れてしまうのです。
 危険は避けるべきですが、私の杞憂かもしれません。そこで、ドロスのイメージ
を取り入れつつ、独自色も打ち出すという方法が唯一の道となります。

 既に敵戦艦のデザインが他のデザイナーさんの手によって出来上がっており
その上でのデザイン依頼でしたので、細部を合わせるのが前提でした。
 これに加えて、ポリゴン数の制限が厳しく、できうる限り単純な形を要求
されていましたので、デザインは最初から難航しました。

 エンジン部分と船体のパターン等を戦艦の物と合わせ、艦載機の発進口を
ドロスのイメージとし、双胴形式の間を平らな部分にして、多少空母らしさ
をだします。理屈の上で分かっていても、なかなか自分なりのまとめ方にならず
苦悶しました。製作会社の方々は、何を迷っているのか不可解に思った事でしょう。Photo_112

Photo_113

  •   

●敵空母 イメージラフ
 このラフは今描いた物です。イメージ的にはこちらの方が近いでしょう。
 とはいえ、実際にポリゴンCGにしてゲーム画面に登場すると、全く違うイメージ
になるのが当たり前で、デザイン画の作成に特別の配慮が必要になります。
 アニメ設定なら正確さより絵的なカッコ良さが許されますが、ポリゴンですと
立体的に正確な上に良いデザインを追及する必要があります。これは、CG製作者
の方にも経験と技量が必要になります。Photo_114

 立体を把握しやすい設定画は、カッコ良さという点からは物足りないもので、
絵的なアピールに欠けるのが、いつも困る所であります。

  • Photo_115

  ●敵空母 補稿
 補講が見つかったので上げておきます。
細部のディテールと構成図です。両サイドの船体は上下対称にして製作を簡単
にしてあり、面構成も極力分かりやすく簡単にしました。
そのため、テクスチュアーによって巨大感を出さねばならず、別稿としました。

宇宙空母はまだ実在せず、テクノロジー的に不明な部分が多く、細部は適当
になってしまいました。

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2007年05月06日 ●デジカメ画像 その2

2007-11-30 20:55:49 | 日記・エッセイ・コラム

デジカメにも慣れてきて、特性や癖が判って来ました。
電池を入れたままにしておくと、撮影しなくても消耗するらしく、撮影
した画像が数時間で消えてしまう事が分りました。使わない時は電池
を抜いておくしかなさそうです。
Photo26005_c

雲の色調調整は、主に青みを強くする事でイメージ通りの画像になりそうです。
ファインダーが上手く定まらないので、今後何か工夫が必要です。
Photo32003_b_2

正円形の花壇ですが、画面に入らなかったようです。
向うの茂みは暗く、手前の直射日光の当る花壇とコントラストがきつく出ています。
曇天の時に撮影すると、この差は解消されますが、逆にこの落差も良いかもしれません。
Photo26003_b Photo26004

高速道路の高架橋です。
影の部分がつぶれたので、例によって色調調整です。
足場のディテールまでは無理でしたが、巨大なコンクリートの構造物であること
は分かるようになりました。
もう一枚は珍しく無修正です。なにかの条件が整うと、普通に撮れたりします。
Photo28004_b

少々ピンぼけ気味ですが、逆に良い雰囲気になっていると思います。
昨年の暴風雨で太い方の枝が折れてしまい、長楕円形の切断面があるのですが、
逆光気味で見えません。
大木でない、このくらいの立ち木も、それなりの風情があります。 Photo28003_b_2

Photo28005_b_2 Photo29002_b Photo29002_c

これらの太陽を撮影した画像は、最後の画像のように黒点が写っていました。
ハレーションを起こして、太陽の大きさも大きくなる傾向があります。
黒点はレタッチで修正します。

画像が鮮明でない低性能のデジカメですが、一枚の絵として
良い雰囲気が出る場合があります。
周囲がピンぼけ気味になったり、画素の関係で油絵風になったりするのです。
そのあたりの特性を理解した上で撮影すれば、今後も使って行けると感じました。

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2007年04月19日 プロジェクト・シルフィードの駆逐艦

2007-11-30 20:30:30 | 設定画

 プロジェクト・シルフィードで私が個人的に一番気に入っていたのが駆逐艦です。
宇宙駆逐艦は大変地味な存在で、駆逐艦の研究に熱心だったのは、当時私くらい
だったでしょう。大抵の人は戦艦や空母と言ったイメージ的にもはっきりした物
を好み、巡洋艦や駆逐艦は戦艦のダウングレード艦艇程度に捕らえていました。

 ●駆逐艦
 実際の海に浮かぶ駆逐艦が宇宙駆逐艦と同じというわけでは在りませんが、
少なくとも艦隊の中の位置付けから来る設計概念くらいは参考になる事でしょう。
 駆逐艦はスピードを出すために細長く、強力なエンジンを搭載し、短時間に
集中的に発揮される強力な武装を備えています。これの意味する所は、スピード
を生かした一撃離脱戦法に特化した艦艇と言うことです。
 軽量化が進んでおり、装甲板すらなく、損害によっては船体がポッキリと折れる
事も珍しくありません。
 量産によって多数が建造され、数量で威力を発揮する事を前提にしており、消耗
しても補充をしやすいよう、2~4隻で駆逐隊を編成して行動します。これらは
戦闘機の概念とよく似ていると言えるでしょう。

 おおよそ、このような概念を押さえていましたが、絵にしてOKが出なければ
意味がありません。幸い、最初のラフスケッチでOKが出ましたが、立体的に
不完全だったらしく、モデリングの時点で形が変わってしまいました。
 このような時、メール等で連絡を取り合えば、数時間でスケッチによる指示を
出せるのですが、当時の状況はひっ迫していたのか、それはなされませんでした。
Photo_110

 ●駆逐艦 リファイン
 一度手がけた仕事を、後になって私的に書き直したりする事はまずありません。
しかし、クリンナップするとラフの時の勢いが薄れてしまったり、仕事をしていた
当時、コンディションが悪かったりすると、後々まで後悔が残ったりします。
 これは良くある、「今描いたらこうなる」ラフです。少しはましに見えますね。
Photo_111

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2007年04月16日 Web拍手を設置しました

2007-11-30 20:25:50 | このブログについて

 このブログは、更新をすると20名程の方々から閲覧いただくようになりました。
しかし、依然としてコメントなどはいただけません。
 そこで、理由はともかく良し悪しの意思表示を頂く簡略化のため、Web拍手を
設置しました。
 拍手の送信には匿名性があり、コメントもつけることが出来ますが、返答について
は不定期となりますのでご了承下さい。

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2007年04月13日 ●デジカメを買いました

2007-11-30 20:22:51 | 日記・エッセイ・コラム

 と言っても、昔の機種で現在の携帯のカメラにも負けるくらいの物です。
30万画素で最高画質で5枚しか撮れません。しかし、軽便さと即応性は
それらを補って余りあるのです。
Photo001_b Photo11001_b

色が悪く、ペイントソフトで色調補正しないとまともに見れません。
曇天の日の画像は暗部がつぶれて青みが薄くなる傾向があるようです。
Photo12001_b

画像の周辺に行くにしたがってぼやけるのは、レンズの整形技術が稚拙なせいでしょう。
Photo10001_b Photo10001

レタッチです。慣れない機種で撮影したので、何かが写り込んでしまいました。
30分程で修正しましたが、元画像に粒子の粗さがあるので、少々違和感があります。
Photo_6001 Photo_3001

Photo_4001_b Photo23001_b

 画像は以前に紹介したⅢ/Ⅵ号駆逐戦車の製作中のモデルです。
 接写ができずピンぼけになるので、模型等を撮影できません。
フレーム内に画像が上手く入らないので、何回も撮影し直しました。

ポケットに入るサイズなので、毎日の記録程度にはつかえそうですが、
機会があればもっと良い機種に買い換えたいです。

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2007年02月15日 プロジェクト・シルフィードの対空フリゲート

2007-11-30 20:01:23 | 設定画

 去年発売されたXBOX360用TVゲーム「プロジェクト・シルフィード」の
宇宙艦艇のデザインに参加していました。
 艦艇のほとんどはゲーム上に存在して、被弾したり破壊したりします。主人公の
機体との大きさの対比が厳密に求められ、デザインへの反映が必要でした。
 以下、チーフデザイナーY氏とのやり取りに使ったラフスケッチとクリンナップ
直前の下書きです。デザインの変遷の流れをご覧下さい。

 ●対空フリゲート ラフ 1
 最初は、大型艦艇の周囲をフォーメーションを組んで守る事を考えました。
 ゲームの見やすさの関係で、宇宙船に上下を付けると言う注文があり、それを
取り入れたものですが、これは不評で、次のデザインを考えました。
Photo_105

 ●対空フリゲート ラフ 2
 可動式のアームに砲塔群を配置した分りやすいデザインに変更しました。
傘型に対空砲火を前面に展開して、僚艦と防御網を形成します。
 砲塔が大きく、スケール感が合わないと指摘を受け、修正する事になりました。
また、可動部もオミットされ、矢印のような形に固定されます。
Photo_106

 ●対空フリゲート ラフ 3
 ほぼこの形でOKが出ました。細かな指摘がいくつか出て、時間もないので
下書きからクリンナップに移ります。
 この艦艇の前に、別のデザイナーの手になる大型戦艦の設定画があり、
同じ陣営の艦艇に見えるよう、特徴を合わせて行きました。
Photo_107

 ●対空フリゲート 下書き
 モデリングのスタッフが立体的に分りやすいように、 斜めからデッサン
して行きます。一枚の設定画に2パースをレイアウトして、全周囲を把握
できるように描きます。
 後方パースの艦尾を長く描きすぎたので、切り貼りで修正してあります。

Photo_108 Photo_109

このデザインがどのようになったかは確認していません。
ムービー内には小さく写っていますが、それと注意しないと分りません。
前から見ると一本の棒になってしまうせいかもしれません。

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