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  近況 44 新型コロナウィルス

2020-04-05 23:20:10 | 日記・エッセイ・コラム


 週ごとに状況が悪化して、都市封鎖もしくは緊急事態の発令が現実的になってきました。
日本の感染者数の伸びが世界各国に比べ急激ではないと言っても、このままでは医療体制
が飽和状態に至ってしまうという懸念があり、それは時間の問題と言われています。
 感染者数に関しては、帰国者からの感染や外国籍の感染者の数が半数を占め、入国制限
が曖昧な事が国内での感染爆発に直結している現状があります。また、BCG接種に関しては
重症化の予防ができると言う事で感染そのものを防げるわけではありません。
 今週になって治療薬の開発が何点か報告され、既成の日本製SARS治療薬が使えると言う
話もあります。既製品が使えることは臨床試験済みということもあって、新型コロナウィ
ルスへの使用もハードルが低く時間的にも有利と言えますが、大量生産には時間がかかり
ます。

 

 北海道の例にならって早期に完全な都市封鎖や外出禁止などの手を打てば、感染数を減
らす事が期待できます。実際問題として週明けにもそうした手段が首都圏で取られるので
はないかと思えます。しかしそうなると、一挙に経済的な打撃や物資の流通の停滞が起こ
る恐れがあります。またその影響で地方へ逃れる人たちが多ければ全国へ感染が飛び火す
るリスクがあります。
 私見としては、4月中に東京23区での都市封鎖は必須ではないかと思えます。時間を
かせぐ為にそうした処置が一時的にではあれ必要で、その間に医療体制の強化を進めると
言う駆け引きがなければ5月以降は悲惨な事になると考えられます。
 
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 先週も書きましたが、私生活で書籍の電子化の作業をしています。
最初はPDFフィル化できる事に驚いていましたが、取り込んだ文章を文字化できる事も分り
ました。20年くらい前に初めてPCを自分の物にした時、スキャナーを買って蔵書の活字
を電子化できないか試してみたことがあります。しかし当時のソフトやPCではまだ不十分
であきらめていました。
 今度のスキャナーと付属ソフトでは、解像度を最高に上げることで難しい専門誌も電子
化できることが分りました。これは任意の文章をコピーペーストしたり文字列を検索出来
るという事です。この処理には少し時間がかかりますが、1冊につき10分前後という
具合で20年の間にPCの演算速度が飛躍的に向上した実感が得られました。また、この処理
には白黒の二値化が必要なので写真の類はつぶれてしまいますが、情報量は格段に削減さ
れるので必要なページを別途文字化しても保存に不便はない事が分りました。

 そうした手間にかける時間があれば、今後も蔵書の電子化を進めて廃棄する事が可能で
す。そして本棚が空になれば、それも解体して捨てる予定でいます。
 先週、中古の電動ジグソーを安価で入手できました。昔ならノコギリで切ってしまうの
ですが、首が悪くなってからそういう腕を使った力仕事は苦手になってしまいました。
 今後こういう状況がいつまで続くのか分かりませんが、目標を作って過ごすことで希望
を持つことができると思っています。


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