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 近況 47 新型コロナウィルス 4

2020-04-26 22:38:39 | 日記・エッセイ・コラム


 緊急事態宣言の効果が2週間たって現れ始めたのか、東京都の感染者数に横這い傾向が
出てきました。今後もこの傾向を維持する為にはゴールデンウィーク後も自粛を継続する
必要があり、その判断は来週中にも下される見通しだという事です。
 新型コロナウィルスには未知な部分が多く、決め手となるワクチンは二次臨床試験に入
ったと言う段階なので、変異による第二波の可能性を考えれば継続が最も無難な道筋だと
思われます。また、国産の治療薬アビガンが量産体制に入り、すでに一部で使用され軽症
・中程度の症状の患者に大きな成果が見られ、重症患者にも6割の効果があると言います。
日本国内での使用量としては既に十分な量が確保されており、副作用の問題に目途がつけ
ば広く使用されることが期待されます。
 一方で経済的な危機は日ごとに増していて、政府の対策も即実行と言う訳には行きませ
ん。外出自粛に伴い外食産業は大きな打撃を受け、学校の休校は続き、家賃・テナント料
の支払いが滞って猶予がならなくなっている世帯や店舗があるそうです。
 また逆に、状況の変化によって需要が急増している業者もあり、現場での混乱が見られ
ます。こうした状況は緊急事態宣言によって大きく左右されている事は間違いありません。

 これらの状況を包括的に考えると、ゴールデンウィーク後に自粛を継続するグループと
平常へ戻って経済活動を元に戻すグループに分けるという道が考えられます。
 その線引きとしては、アビガンの使用によって副作用があっても問題のないと考えられ
る30代以上の社会人とそれ未満の層の間が適当です。



 私は治療薬の使用に関しては専門家でもありませんので、その線引きに関しては一般知
識の上でしか判断できないため上記のような考えとなりました。また、アビガンの使用に
関しては本人はもちろん医師の判断も必要です。その二者の承諾がなければ30代以上で
あっても自粛のグループに留まらざるを得ません。そしてその確認に関して手続きが煩雑
となって混乱を招く危険があるため『任意』という形を取らざるを得ないと考えられます。
更に、新たなクラスターを生み出さないようにする配慮が別途必要になるのは言うまでも
ありません。

 そもそもアビガンの副作用とは、遺伝子のコピーをブロックすると言う薬効から来てい
ます。人間の遺伝子は二重螺旋で一か所のコピーミスがあっても、対となるもう一方の遺
伝子で修正されます。一方ウィルスの遺伝子は一重螺旋であり、アビガンによってブロッ
クされる事で増殖がストップします。このわずかな差に勝機がある訳ですが、人体に影響
がないとは言い切れないのが現状なのです。
 そこで現時点では、遺伝的要素に影響が出ても問題のない年齢層への限定使用が推奨さ
れるわけですが、これは時間とともに臨床結果が蓄積されて修正されて行くべき問題です。
最前線の現場でこの点がどうなっているのか、私たちは専門医師のコメントを待つ以外あ
りませんが、これが中期的な日本の経済活動復元の鍵を握ると考えられるのです。


 
 学校の再開に関して、今だに有効なアナウンスが聞かれません。成長過程にある人体へ
のアビガンの影響を考えると服用は控えるべきですし、小学校低学年ではBCG接種を受け
ていない児童が多いので非常に危険です。休校は継続すべきですが、学業は通信教育の形
を取って進めて行かなければいけません。長期的に見て教育の停滞は大きな問題となる事
は明白です。



 私の周囲で数名~十名程の子供のグループをよく見かけます。平常なら当たり前の風景
ですが、現状ではどうなのでしょう。屋外といっても感染の危険がないわけではなく、さ
りとてとがめるわけにもゆかず、非常に微妙なケースとして静観せざるをえません。
 また、ランニングをしている人も老若関わらずよく見かけるようになりました。マスク
をすると呼吸が苦しいので着用せずに走っている人が、散歩コースの人の列を縫うように
走り抜ける事が最近話題になっています。外国ではこのようなケースで感染した事が確認
されていることから、マスクの着用を促す方向へ話が行っているようです。走るにせよ歩
くにせよ、同一時間に同一の場所へ集まるから屋外でも感染リスクがあるわけで、分散す
るか時間をずらすのが基本だと思います。
 児童や一般人の外出は、運動の他に太陽光を浴びる目的があるので、健康上必要です。
他人とのコミュニケーションもあった方が良いですが、マスクをつけて距離を取って話を
するのが良いと言います。しかし大抵の人はその辺がいい加減になっているのが現状です。



 気にかかるのは店舗の駐車場にいつも以上の駐車がある事です。コンビニやスーパーや
飲食店のテイクアウトを車内で食べるためで、それは以前からあったことですが、最近に
なって更にその数が増えたようです。車内は他人から遮断された空間なので、個室と言う
意味では店内での飲食よりはるかに安全です。しかし、軽自動車からワンボックスまでで
は数名~六名程の小集団となりえます。家族がそろって車で外出するのであればまだ分か
りますが、友人同士呼びあって同乗し一定時間過ごして解散するのであれば危険なケース
に当たるのではないかと思うのです。 
 そうは言っても実数としてどのくらいになるのかは全く不明で、他人がどうこう言える
範囲ではないのも確かです。せめて買い出しに行く時点で1名に絞って入店する事で混雑
緩和に協力するくらいの配慮が欲しいものです。

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 例年では5月初旬のイベントに向けて新刊を作るので、丁度今時分に印刷所に入稿する
頃なんですが、今年は3月の早い時点で中止を決めました。普通の人はもっと早い時期か
ら原稿にかかっているので、3月初旬では迷っていたはずですが、私の場合は解説本なの
で製作時間を圧縮できる関係で中止を決められたのです。数年にわたって5月に新刊を作
ってきたのは、このタイミングに勝機があったからです。
 そして例年ですと今時分まで周囲のストーカー関係の動きが活発で、原稿の情報が流出
したりした後、月末にリセットと言う流れになるのですが、今年はもうすでにリセットが
起きたような動きがあります。今後、またボランティアストーカーが復活して再開となる
訳ですが、その行動が今の風潮に真っ向から対立しているので、できれば自粛(笑)して
もらいたいもんです。



 同人誌関係の今後の流れも混とんとしていて、現時点ではネット販売に頼らざるを得な
いと言う所です。順調に感染流行が終結したとしても、その時期は夏以降であり、イベン
トの再開が期待できるのは秋から冬にかけてとなります。そこで今後に備えて初夏に新刊
を出すという事も考えられます。
 私の本の売り上げは2月3月中はほぼなく、4月下旬になってぽつぽつと売れ出したと
言った具合で、カンフル剤を打つ意味からも新刊が望まれるのです。また、売り上げが0
だった期間に関して、何らかのネガティブ・キャンペーンがあったことを予想していたの
ですが、なんら証拠もなく過ぎてしまったので今から製作には入れるという事情もありま
す。
 しかし現時点では、蔵書の電子書籍化等の雑事があるので、どうすべきか迷っている段
階です。
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