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T.N.T.-SHOW

メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

 近況54 戦車砲塔の本の増刷に関して

2022-11-03 21:55:05 | 同人誌
   

 昨日、印刷所に行って戦車砲塔の本Ⅲの増刷をしました。メロンブックさんでの在庫が
なくなり、頃合いとしても初版の訂正ができていたので入稿する事にしたのです。一方、
虎の穴さんでの売れ行きは今ひとつで9・10月の間はほとんど売れていませんでした。
これは店舗の事情が絡んでいると思われ、例のAI作画の本も影響があったのではないかと
思います。メロンブックスさんでは書泉と提携して在庫の移動も行っており、実質的に3
店舗での売れ行きがあるので差が出た訳です。
 印刷所の日光企画御茶ノ水支店は27日で閉店し、池袋へ移転したことが直前に分かっ
たので、当日は久しぶりに池袋に行って入稿を済ませました。池袋は若いころから下済み
時代とゲームデザインの仕事で通った所なので良く知った土地です。しかし行ってみると
市庁舎周辺は再開発ですっかり変わっていて、アニメ関連の店舗も増えていました。駅そ
ばを食べたのも久しぶりです。
 その後、神保町の古本市へ行って一回りして帰途につきました。古本市は今日が最終日
で、それほど人も多くなく、古い戦車関連の本などを三冊ほど買うことができました。同
人誌の関連で技術史を調べる機会が増え、ミリタリー関連と言うより本物の技術・科学の
文献を見てばかりいます。分からない内容も多いのですが、そこは勉強する気構えで根気
強く回っています。

   

 メロンブックスさんでの在庫は現在ありませんが、18日に納品となり予約を受け付け
ているはずです。書泉グランデも見てきましたがそちらのⅢの在庫は4冊ありました。
 戦車砲塔の本Ⅰに関しては今回は増刷を見送ることにしました。これは9・10月の他
の売れ行きが今ひとつで在庫が残っている事と、Ⅱ・Ⅲと並べて観ると内容が合わない様
に思えたからです。Ⅰが主に創成期~二次大戦までなのに対し、Ⅱ・Ⅲは戦後戦車が中心
なのですから無理もありませんが、このまま欠番にするのは無責任と言う物です。何らか
の形でフォローしたいと考えています。

    

  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 AI絵やTwitterに関する進展が毎日のように更新されています。いずれも同人誌の今後に
影響があると思える動きですが、私の方では直近で別の事を進めなければならないので暫く
静観する事になりそうです。しかしTwitterに関しては改革が進むことが期待できる状況に
なったので、早ければ今年中にもアクションを取れるかもしれません。

      

 自転車のU字ロックが壊れてしまいました。とりあえず100均のダイヤルロックで代用して
いますが、こういう物は長期間使えるものではありません。U字ロックは価格の割に安全性
が高いので次の物を探しています。あと後輪のタイヤを買いましたが、以前使っていたハー
フスリックタイヤが見つからず、他の物を付ける事になりました。前後で違う物になります
が、前輪もすり減っているので来年は前後そろう事になりそうです。
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 AI作画について 2 著作権の観点から

2022-10-20 19:16:29 | 同人誌


 著作を書いた瞬間にそれに付与される権利、それが著作権です。言わば人間における人権の
ようなもので、作者の死語70年後に消滅します。大抵の人は著作を作ることができませんでした
が、そうした人々に著作を提供することで生計を立てる作家の為に、その権利を保護する目的で
作られました。著作権はその国の法律で保護される事により法的な効力を持ち、裁判等で作家
が自分の権利を主張することができます。

   

 前回の記事から10日が経ちましたが、いくつかの進展があり議論も各所で進んでいるようです。
AI絵には著作権がなく、それは生成される過程でオペレーターが手を加える所がないためですが、
どこまで手を加えれば著作権が発生するかという点と、AI使用の明示の有無が議論の元になっ
ているのです。作家の立場からすれば、著作権のない画像がネット内で発表され人気を博す
(Twitterではフォロワー数の多さで示される)ということは、自分存在意義にもかかわってきます。
そればかりでなく実際の収入にも影響するわけですら、AI絵を手書きであるかのように発表する
のは詐欺と言えるのです。
 しかし、この同じ現象をAI絵を作る人の側から見ると、別の側面が見えてきます。つまり元々作
画能力がない人のほうが作家より多く、それはネット内でも変わらないわけですから、自分にも絵
が描けた(生成できた)という軽い気持ちで発表したところ、絵で収益を得ているプロから苦言を
呈されたということになるかも知れないです。

 背景にある様々な事情に鑑みて、これからは単純にAIで生成された画像、あるいは手で描かれ
た画像には明示がエチケットになるのではないかと思えます。しばらくの間は、そのパーセンテー
ジやどのような表示とするのか等の試行錯誤の時期となるでしょう。分かりやすくいえば、食品表
示のように内容やその割合が絵の品質表示となるのです。牛乳は乳脂肪分何%以上でそれ以
下は加工乳であるという線引きが絵の世界に入ってくるのは違和感がありますが、AI絵ショック
が起きた以上は対応する必要があると思います。

   

 作家たちの間では、これらの状況を座して静観せず自らAI作画を道具として活用する動きが始
まっています。部分的に自分以外の作画を導入するという行為は珍しくなく、むしろかなり古くか
らある分業体制の一つとさえ言えます。漫画ではアシスタントに背景やモブキャラの作画を発注
して作家本人は主人公を描くといった作業は昭和のころからの伝統で、現在では版権フリーの背
景画やペイントソフトによる効果線、またネットを使った外注アシスタントによる作画の使用がなけ
れば連載漫画は作れないのです。
 そういった状況にAI作画が入ってゆく事は、技術的には何ら問題がないといえます。使う側の体
制や受け手の感情が影響を受けるかもしれませんが、それはやがて折り合いがつくレベルの問
題だと思えます。

     

 しかし、ここで別の厄介な問題が出てきました。それは日本以外の海外での動きです。
 ネット内には国境線がなく、あるとすれば言語の壁ですが、それも機械翻訳の高度化によって
次第になくなりつつあります。日本のアニメ・漫画文化も海外に雄飛して半世紀は経っており、そ
の支持層は日本本国を超えつつあります。そこで、AI作画に関しても海外に波及していると考え
られます。 AIソフトに指示を出す言語が英語である関係で英語圏の人々はより手軽にAI作画に
興じているのではないかと考えられます。
 外国の人の絵の嗜好が日本と少し違うといっても、その量的多さは圧倒的であり、ネット内の画
像検索をも圧迫しているといいます。これらの氾濫するAI絵によって、逆にAI画像生成のための
元となる検索画像が影響を受けると予見する人もいます。つまりありふれた絵柄が大多数を占め
れば、AI絵自体も影響を受けてありふれた傾向の絵になびいてしまうと言うのです。
 これに関して絵描きの側からは、今まで自分たちが積み重ねていった手描き絵の土壌をAI作画
が勝手に使っていると言う考え方が示されています。もし実際にそうなればネットを
自分たちの宣伝の場としていた絵描き達が何らかのダメージを受ける事はあり得ます。つまり、
自分の絵が画像検索にかかりにくくなることで宣伝の効用がなくなるという事です。
 また、絵を描けない人たちが対価を払って作家の作品を買っていた今までの体制が縮小するこ
とは目に見えています。欲しければ自分だけの画像をAIに描かせればいいのですから、一部の
需要は確実に消滅することでしょう。

 これを防ぐために、特定の手描き絵を素材にAIに作画させるという方法があり、実際に作家自
身が自分の絵をAIに学習させて自分の絵を生成させる試みがなされているそうです。これは絵が
描けない人の側からもできることで、特定作家の絵を素材に描かせることで、著作権のない絵を
生成することが可能です。作家の側では、そのAI絵に自らが加筆することで著作権を与えること
が可能ですが、その絵を発表する時に配慮が必要だと思います。
なぜなら、100%オリジナルでないと認めないという人や、半分以上は描いてほしいと言う意見
等は必ずあるからです。

    

 この他、私が懸念しているのはイデオロギーの問題です。AI絵が受け入れられた背景には即物
的なものでも受け入れてしまう若者の捉え方があります。その物の由来とか作られた過程とかは
関係なく、その物が存在するのだから受け入れるという過去にとらわれない考え方です。「実存は
本質に先立つ」とサルトルは言いましたが、そういう実存主義的な考え方を支持する人々が世界
には少なからず存在します。それは‎共産主義の人々です。
 アニメや漫画の広がりが世界的であることは前述しましたが、隣国の中国もご多分に漏れず国
策で推進しているお国柄です。かの国の著作権に関する考え方がどうなのか良く分かりません
が、AI作画に関して並々ならぬ力を入れていることは想像できます。それは共産主義のイデオロ
ギーと良く合致するからです。かの国の人口は日本の10倍以上あり、経済的にも上を行ってい
て日本の作家達が抗しても叶わぬ質量をもって驀進しています。
 この大きなうねりが日本へ到達した時、日本の作家が積み上げてきた土壌はどうなってしまう
のか。それが懸念されるのです。

  

 ここまで考えた時、私は自分の過去を想起しました。
 私は著作で収益を得て自活する事に成功しませんでしたが、その理由の一つがアイディアを作
り出すことの方が得意だったことがあります。アイディアには著作権がなく、多くの作家は知って
か知らずか私のアイディアをこぞっ使っています。そうした背景に着目して私の私生活から直接
情報を抽出するストーカー行為も横行しました。先だってネット内での中傷に関する法律が改正さ
れ裁判手続きが簡素化され、私の人生に明るい兆しが見えてきましたが、今度は大多数の作家
が自分の著作物が同様の危険にさらされる状況になったように思えたのです。
 私のアイディアには著作権がなく、作家の方々の著作物には著作権があります。また、私のア
イディアや個人的な情報の中には発表してない情報がありますが、作家達はネット内で発表して
検索にかかる画像がAI画像生成に使われています。そういう差がありますが、AI作画は元から著
作権を考えていない人たちによって推進されています。そしてその人たちは元々著作物にお金を
払って購入していた人たちです。そこにあるから使ってしまうという方法が横行することで損害を
受けている事は私も作家たちも同じであるように思えたのです。
 私自身はこういう境遇にすでに30年近く置かれていて、全貌が何となく見えていますが、作家
の方々は混乱状態を起こしているのではないかと思います。あせって失敗せぬよう、まずはお気
をつけ下さい。結局は作る側に主導権があると信じることをお奨めします。

P..S  PixivではAI作品の表示・フィルタリングのサービスを始るとの告知がありました。
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 AI作画について

2022-10-12 19:50:28 | 同人誌
    

 ここ1週間ほど、ネット上の各所をAIによるキャラクターの作画が賑わせています。
このムーブメントは今までの創作界隈に深刻な影響を与えるのではないかと思われたので
取り上げることにしました。
 問題を醸しているAI作画はアプリの一種で、本当の意味での画像の創出ではありません。
ディープラーニングというネット上での自動情報収集(この場合は画像検索)と組み合わ
せて、オペレーターの指示した文言に合わせた合成画像を作成するソフトです。それ故、
この画像には著作権はなく、その画像が存在すると言う一点が意味を持ちます。また、自
分の望む画像を描かせるには多少のノウハウが必要で、ここでオペレーションの優劣が生
まれています。

    

 私がこの手のAI作画に出会ったのは数年前で、その時は動画でした。草むらの中を歩ん
で行く動画でしたが、次第に目のような模様が浮き出してきて気味の悪い異世界に変貌す
るという物でした。この動画には他にもバリエーションがあって、いずれもホラーな感じ
の風景動画でしたが、明らかに人間技では不可能で、この先の発展を感じさせたのです。
 スマートフォンなどでは二人の顔写真を無段階につないで変形させるアプリ等がありま
したから、この手の作業がAIによってできることは誰もが知っていたと思います。

    
 
 その後、今から数カ月前には前述のAI作画のベータ版とも言えるソフトが出回りました。
出来上がった画像はお世辞にも良い物とは言えず、デッサンが狂っていたり、この世の物
とは思えない生物の絵が出来上がるので、一部の人以外には話題のネタ程度の受け取られ
方をしました。しかし、これらのソフトは有志の手によって日々改良を重ねており、遂に
人が修正を指示する事によって、まともな画像を作り出す事が可能になったのです。
 一旦、実用に耐えるまともな画像が作れると分かれば、その拡散は爆発的でした。AI作
画による画集を作り販売する者も表れ、今やデータ販売による同人誌書店を埋め尽くす勢
いです。絵が描けない人でもAIに指示を出せばそれなりの画像が『描ける』時代になった
のですから、皆こぞってやり始めたのも無理はありません。

    

 問題は、その後にあります。
 一部の掲示板ではAI絵の添付を禁止したと言います。ともかくその物量がすごいので、
情報の容量がパンクする事態となった訳ですが、かように手軽に作画が出来る上に今まで
受けてだった人が手軽に画像を作り出せるわけですから、そのうっぷんを晴らすがごとく
の勢いがあります。冗談抜きで絵描きの人数が1000倍になったと考えても差し支えない状
態になったと言えます。
 また、今まで手作業で作画していた本当の意味での絵描きの中には、自分の画像がこれ
らの合成画像に使われることに不快感を表明している人がいます。画像検索に引っかかっ
た自分の画像がAIの手で他の画像と合成されるわけで、顔だけすげ変わった状態だったり
するのです。しかも誰かの手でその画像がオリジナルの絵を描いた人に送り付けられると
言う笑えない事態になっています。本人が止めてくれと言ったところで、画像検索に自分
の絵がかからない様にする以外に根本的解決法はないのです。
 これらのAI絵には前述の通り著作権がなく、その画集を販売して小銭を稼ごうとする輩
の動きも問題になっています。どこかにAIによる作画であると明示して置けば、それと知
ったうえで買うのですから問題はないかもしれませんが、これはオリジナルの絵の著作権
とも関わってくる問題と言えます。

 これらのムーブメントは今後数カ月で急速にピークを迎えた後、実際に著作物に関わる
規制や法整備が打ち出されて安定期に入ると見られますが、それまでの間の混乱は避けら
れないと私は考えています。同人誌イベントも対応に追われるのではないかと考えられま
す。排斥とか区別とかAI作画の明示とか、様々な規制は必須だと思います。
 ここ数日の動きを見て、私個人は70年代から80年代における同人誌ムーブメントを思い
出しています。当時はプロの商業活動だった漫画やアニメや特撮といったメディアを、同
人の名の元に非商業的な創作として一般に広げて行ったオタクの第一・第二世代の活動と
現在の流れが近似しているように感じるのです。その後、同人誌販売は一つの産業と化し
た流れがあり、著作権との折り合いは現在まで続く問題となっています。やはりAI作画も
そう言った問題をはらんでいると言わざるを得ないと思うのです。
 同人市場では、そこからプロへ行く作家を輩出したり、新しいムーブメントを生み出す
土壌となって世界的な広がりを作って行きました。AI作画に関してもそうした波を作る可
能性が十分にあり、決して無視できない動きであることは確かです。一つ言えることは、
それはやはり道具に過ぎないのではないかと言う点です。結局はそれをよりよく使う者が
本道として生き残って行き、違法不法な使い方をする物はその周辺に一定数残るのです。

    

 場合によっては僕もこのAI作画について、試してみたいと思っています。しかし、自身
が絵を描けるのですから、その使い方も試行錯誤して上手く使えるまで発表は差し控える
事になるでしょう。それはAI作画が著作権との関わりを無視しては成り立たない手法だか
らです。
 AIと人間との共存は今後急速に発展して、直ぐにシンギュラリティ-が控えています。
AIが人間を上回ったらどうしたらよいのか?それが同人界隈以外でも直近の課題となると
思えます。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 

 先週、自転車の前輪を手に入れることが出来たので整備を始めています。しかし天候が
思わしくなく、もう少し安定してから交換という事になりそうです。入手できたのは車輪
のみなので、旧タイヤとチューブを移植する必要があります。
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コミックマーケット100に参加しました

2022-08-13 21:55:43 | 同人誌
   

 本日はコミックマーケット100一日目が開催され、私も新刊を作って参加しました。
今回の新刊は難産で完成が危ぶまれましたが、なんとか発売まで漕ぎつけました。後書き
にも書きましたが、5月の刊行の予定が親族の関係で延期となり、6月ごろまで身動きが
取れなかったのです。しかし、資料の関係は大方整っていましたし、日程以外の不安材料
はなかったので、2カ月余りの製作期間でしたが踏み切ったのです。

   

 当日が近づくにつれ、東京地方ではコロナ感染の第七波が始まり、直前になって台風の
接近が伝えられました。しかしコロナ関してはピークアウトしたとか、経済的にこれ以上
の自粛は難しいという観点から、各地方でイベントを開催する動きが見られました。コミ
ックマーケットにしても不安要素がない訳ではありませんが、見渡した限りではそれほど
の危機感はありません。台風に関しても来る途中に小雨が降ったくらいで東京への到着は
夕方にずれ込んでいました。
 お客さんの話では、始まったころ激しい雨が降っていたそうですが12時ごろには雨が
上がって、客足も伸びてきました。台風が接近してきて帰り道は雨に降られるという懸念
があって、手荷物を最小限にしたいところでしたが、今回のイベントには在庫分を見込ん
で多めに搬入したので厳しくなってしまいました。雨が降らないうちに速めに撤収するブ
ースもいくらか見受けられ、一般参加者の間でも同じ気持ちが支配していたようです。
 閉館時間の4時まで粘って本を出来るだけ減らしたいと言う気持ちはありましたが、そ
れほど期待できないのでいつも通りの撤収時間を考えていました。

  
 
 結局売り上げとしては、前回の冬コミより少し多い程度で、その代わり通販分へまわす
数が何割増しかになって時代の変化を感じることになりました。今回初めて、メロンブッ
クスさんのブースから発注分を引き取ってもらう事になり、箱に貼るインデックスをダウ
ンロードしました。この送料は無料なので助かります。
 事前発注分と言うのはタイミングを計らないと成立しないので難しいです。新刊だと書
店側も欲しがる傾向がありますが、既刊では何かの偶然でもないと発注されないのです。
しかし戦車砲塔の本のようにシリーズ化しているとまとめて全部買う方が結構いて、今回
はⅠが欠品でお断りすることが何度かありました。Ⅰに関しては様子を見て再版するか、
シリーズをまとめた戦車砲塔百科(仮)に進むか考えねばなりません。しかし、次回には
戦車砲塔の本Ⅳを予定していて、これを最終巻にするかどうかと言ったところです。
 つまりⅠに関してはもう一回再版する可能性があるのですが、本の種類が増えると在庫
管理の手間が結構かかってしまうので困っています。

  

 以前の共信印刷さんから日光企画さんへ変わって1年近くが経ちました。慣れると結構
使い勝手の良い印刷所で、立地も秋葉原と神保町の中間あたりの御茶ノ水で、歩く分には
良い所です。日光企画さんは再版割引などはない代わりに、出来上がりまでの日数に余裕
があると値引きしてくれるので、結果的に再版は値引きになるのです。(新刊だと〆切が
ギリギリのケースが多い)イベントへの搬入が有料である代わりに、現金払いは値引きに
なり、その辺で相殺できるので助かります。事前に予約とかが不要なのに行くと大抵直ぐ
対応してくれます。ただし、臨時休業とかがあるのでHPで日程のチェックは必要です。

  

 帰り際、某出版社の方が来られて何か発展があるかも知れません。ただ、私の絵の仕事
は長らくご無沙汰で、仕事が来ても応えられるかどうかといった問題があります。プロの
仕事は気持ちだけではだめで、実力がないのに引き受けてしまえば次はないのです。

 

 夜の7時ごろ自宅近くの駅にたどり着き、丁度台風も東京付近へやってきたようです。
そういった部分以外はこれと言ったミスもなく、ぼく的にはあっさりとしたコミケでした。
 明日は台風一過のコミケ2日目になるのでしょうね。
  
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 COMITIA140

2022-05-05 22:42:52 | 同人誌
   

 本日はCOMITIA140が開催され、私は2年ぶりにサークル参加しました。
規制が解除されたGWの上に天気も上々で、多くの来客が期待されました。コミティアで
は今回、開場時間を短縮するなどの対策と人の間隔を開ける等のおなじみの会場設立をし
ていて、売り上げは期待できませんでしたが、このイベントは作家同志の交流の場として
の意味があり、以前から時間外での配布等に力点を置いていました。
 コロナ禍は依然として継続中ですが、人々の間には慣れや医療的な対策からくる余裕が
見られ、今後のイベント展開は明るい物があります。しかし、この2年のうちに売り上げ
と言う面からはネット販売の方に重点が移っていて、昨年末のコミケに関してはその後の
ネット販売が2倍の売り上げを見せ、(例年ですとほぼ同数)逆転が見られます。

  

 ただし、書店の事情は厳しいらしく、イベントやネット販売等とは少し事情が異なる様
です。いつもお世話になっている書泉さんから「今後の本の仕入れはメロンブックス様を
通して行うので、直接取引はこれで終了します。」と言う旨の通達を受けました。理由と
しては省力化と手続きの簡素化を図るということでしたが、その辺りの内部事情は察する
に余りあります。書泉さんではそうした事情からか欠品の補充に消極的で、私の担当者が
変わってからはほとんど補充が進んでいませんでした。
 確かに、補充する時は納品書を書き、売り上げ金に関しては請求書を書いて送ると言う
旧態依然とした取引はネット販売から見ると大変な労苦を伴いました。数年をかけてその
手続きは簡素化されて行きましたが、コロナ禍で一挙に進める必要があったという事かも
しれません。懸念されるのは、店側の要望次第でこちらからの取引は切られてしまう恐れ
があるという事でしょう。実際今年の前半の消極的な対応は、あちらのマンパワーの不足
を想像させました。今後の書店での取り扱いについては不透明になってしまいますが、こ
れも致し方ないことで申し訳なく思っています。

  

 会場でカタログを購入してチェックしてみましたが、ミリタリー関係のサークルがほと
んどなく、コミティアに関する限りそういうブームは去った様に思えます。開場前に昔の
知り合いの方や小林源文先生に挨拶に行きました。久しぶりに会ったお二人は少し変わっ
ていましたが、感性の方に衰えはないようで安心しました。
 源文先生はサスペンションの本の最初の本を作った時に飛び込みで本を渡しに行った時
以来でしたから、もう5年以上前になります。あれからいろんな事があったらしく、本を
渡そうとすると、普通は断っていると言っておりました。それから様々な人から誘いがあ
ったことや戦車砲の照準器の関係で試射に呼ばれた事、行かなかった事等話して下さりま
した。私にはそういう人間関係は皆無ですし、人から入ってくる情報が有ると無いとでは
資料としての価値に大いに違いが出ると思えたのです。
 気軽に本を渡しに行ったつもりでしたが、先生の評価次第で今後の僕の作家生命が決ま
ってしまうかもしれない、と考え込んでしまいました。小林さんの本はどのページを見て
も実用性がありますが、私の本は独自の推測とか分析があってその正誤はともかく検証に
時間がかかります。つまり実用的な資料と言う意味では評価できない「読み物」なのです。

  

 会場の様子自体は、確かに間隔は開いていましたが、人はそれなりにたくさんいて創作
の世界に何の変りもない事が実感できます。日ごろからつまらない人間関係とか、ネット
のセンセーショナリズムとかばかりに触れていると、こういう落ち着いた創作の世界の事
を忘れてしまいがちになります。しかし、やはり自分がいるべき場所はここなのでしょう。 

  
 
 本の売り上げ自体はコミティアとしてはまあまあで、予想した範囲内に収まりました。
予想の3割程多目に持って行って大体その冊数が余りました。帰りに書泉さんへ寄って本の
在庫を見てみましたが完売していました。しかし、メールでの追加の話は来ず、メロンブ
ックスさんと話し合う必要が出てきました。折角本が売れる季節になったのに、肝心の書
店に置いてなければ販売の機会が失われます。
 今回のイベントでは何人かのお客人と話をする機会があり、Twitterを探したが見つから
ないというご指摘を受けました。やはり多くの人はSNSでの予告にアンテナを張ってはいて
もブログまでは来ないという現実も分かってしまいました。
 今回の事を参考に今後の展開を考える必要があります。ただし、私個人の親族との関係
も考え合わせての事になるので、早期の決断は難しそうです。 
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 コミティア139

2022-02-20 22:55:48 | 同人誌
   

 本日はコミティア139が開催され、私は一般参加しました。思い起こせば2年前に2月
のコミティアに出店したのを最後に長いコロナ禍に入り、以降は休止状態になったのです。
今日のコミティアには昼の12時ごろよりぶらりと入って行って、並ぶこともワクチン接種
券の提示もなく、入場券代わりのティアズマガジンを購入して会場入りしました。会場では
いつものコミティアのような風景が見られ、多少通路の間隔が広かったくらいで何の変りも
ありませんでした。

   

 コミティアに一般参加したのは6~7年ぶりだったと思いますが、このイベントでは出店
するよりぶらついて見本誌を見て回った方が数倍楽しいのです。それで久しぶりにこまごま
とコピー誌とかを買っていたらあっという間に10冊くらいを抱えていました。
 最初は適当に回って帰ろうかと思っていたのが、結局1時間半ほどじっくり見てしまいま
した。他の人とぶつかるという事はほとんどなかったのですが、やはり感染力の高いオミク
ロン株の変異種の事が気がかりです。果たして今年は正常化を望めるのでしょうか。ペーパ
ーの中にコロナ禍中は同人活動を休止していたと書いている人もいて、イベントの有無はモ
チベーションの維持に大きくかかわっているのがわかります。

   

 他の人の漫画を見ていると、また漫画本を作ってみたくなりますが、1冊も売れなかった
事を思い出します。漫然と作っていても誰も手に取ってくれないのは分かっているので、何
か良い方法を思いつかないと漫画本の再起動はないということになります。そしてその前に
戦車砲塔の本にピリオドを打っておかねばなりません。それには少々時間がかかると思えま
す。僕が漫画本を作るとしたら、そのころにはコロナ禍も終わっているかもしれません。

   
  帰りは神保町によってカレーを食べました
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近況47 コミケのあと

2022-01-08 21:23:08 | 同人誌
   

 コミケで新刊を作ると大抵の場合それで終わりではありません。今時の同人誌というの
は書店や通販で売って、電子書籍化して売るのです。特に今回のコミックマーケットは、
入場制限のせいか「例年の半分だった。」と言う声が大勢を占めます。私も大体そんな所
で、ある程度予想はしていました。しかしイベント後の事を考えると印刷数を減らすわけ
にもいかず、単価の引き下げのためにまとまった数を刷りました。
 例年ですと会場から自宅へカートで持って帰れる冊数を予想して発注し、持ち帰り分が
自宅ストックとなります。印刷所からは書店や通販へ直接送る無料サービスがあればそれ
を利用します。しかし大抵の場合一般書店へは自分の足で持ってゆくのです。宅急便でも
用は足りますが、送料で自分が都心へ行くのとはぼ同じになるので、ついでを見つけては
足を運びます。
 今日も秋葉原と神保町へ戦車砲塔の本Ⅱと戦車サスペンション百科を届けに行き、電気
店とか百貨店とか古本屋回りをしました。東京では新型コロナ・オミクロン株が爆発的な
感染者数の増加を見せていますが、街は人でいっぱいです。気温が10℃以上で天気も良
く私も食事して帰途に就きました。ただしマスクはN95規格とかいうウィルスの侵入を防ぐ
きついのを付けていたので、多分大丈夫でしょう。

   

 大晦日にコミケから疲れて帰宅して、PCの電源を入れると少ししてからシャットダウン。
よくある事なので回復処理とかCPUグリスの塗り直しとかしたのですが、今回は動きません
でした。このPCはいい加減古くなっていていつかは壊れると思っていましたが、よりにも
よって年の暮れに壊れたのです。仕方がないのでその日のブログの更新はメール用のPCで
しました。過去にもPCが壊れた時、メールのバックアップがうまく行っておらず消失して
しまったので別にしておいたのです。また、データのほとんどは外付けHDDに保管してあっ
たのでこれもリスク回避できました。
 2カ月ほど前に父から使わなくなったPCをもらっていたので、これをネット専用機にす
ることにして、現在それが置いてあります。ただ、ブラウザのブックマークは壊れたPCの
内臓HDDの中なので、サルベージしてインポートする必要があります。
 PCを開けて分解してみた所、チップセットの熱伝導シートが膨れて機能しなくなってい
ました。PCの挙動から高熱でチップセットが熱暴走しているのではないかと予想していた
のですが、ほぼ間違いないでしょう。しかし仮にこれを修理できたとしても、このPCでは
先が知れているので、ここで廃棄とするのが妥当でしょう。新年で区切りもいいですし。

  

 元日には体調を崩し、寝込んでしまい、コミケから帰ってきた宅急便が早くも届いたの
ですが応対できず、仕方ないので翌日集配所へ出向いて受け取りました。それほど離れて
いないのですが、自転車の荷台に荷物を載せて押すのが辛く、途中の公園で休む始末です。
 3日にはある程度回復したので本屋に行ってみましたが、まだ吐き気がしてコロナ感染
を疑いました。しかし症状が以前経験した嘔吐とほぼ同じだったので、疲れが酷かった時
に刺激物のアルコールを飲んだために症状が出たのだと思えました。逆流性食道炎という
病気があるようですが、僕の場合ガスが出るのでそうではないと思います。酷くなるよう
ならば病院に行って検査を受ける必要があります。

   
 
 6日には関東地方に雪が降り、コロナの第六波が始まり、僕は戦車砲塔の本Ⅱの修正を
始めました。通販での予約数が好調でコミケの2倍を軽く越えたので、増刷を視野に動き
出す必要があったのです。誤字・脱字および図版の修正等を校正でチェックして一か所づ
つ修正して行きます。第一刷後はいつもこんな具合で買っていただいた方々には申し訳な
く思います。
 毎年、1月を過ぎると同人誌の売り上げはぱたりと止まって4月過ぎまで回復しません。
進学とか社会人になる方とか異動とかで、この季節は同人どころではないのですしょう。
今年は諸々の理由から20日ごろが山だと想定していましたので、それまでひと踏ん張り
する必要があります。
 早ければ今月中にも第二刷を印刷所に入稿しますが、今後のイベント参加についてはま
だ未定です。
 体の方は、休養したおかげでとりあえず元に戻りました。
 
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コミックマーケット99に参加しました

2021-12-31 23:52:07 | 同人誌
  

 本日は、コミックマーケット二日目が開催され、私も新刊を作って参加しました。
今回は入場制限が課されているという事で、事前のチケット販売など異例のコミケとなり
ましたが、概ね混乱は避けられ静かな滑り出しとなりました。
 コロナ禍に関しては1週間ほど前から感染数の微増が始まり、例のオミクロン株が上陸
したらしいと言う報道もちらほら聞かれ不安交じりのスタート、そして年末年始となって
います。今後コミケや日本はどうなるのでしょうか。いや、世界の感染者数は依然と増え
続けています。オミクロン株のような変異がコロナウィルスに今後も起こらないとは言え
ないのです。2022年も無事コミックマーケットが開かれることを祈ります。

 新刊に関しては、戦車砲塔の本の第二弾が発売にこぎつけました。イベントがなかった
こともあって2年ぶりとなった訳ですが、その間充分に資料収集ができたので、内容的に
はよくできた物との自負があります。ほとんどの資料はネットからの収集となり、外国語
を自動翻訳にたよる事になりました。僕は英語とか外国語は詳しくなくて、専門用語等を
含めても半分くらいしか理解できませんが、ブラウザの翻訳機能は便利なものです。
 ただし、翻訳が必ずしもスムーズに行く訳ではなく、独特の誤訳があって理解に苦しみ
ました。例えば『ケプロテクション』という訳がありますが、これは『KEプロテクション』
の事です。KEとはキネティック・エネルギー弾の事で普通の物理的な砲弾の事です。これ
に気が付くのにしばらくかかりました。また、『熱』と言う訳があって少し考え込んでし
まいますが、これは『HEAT』いわゆる成形炸薬弾の事です。
 ある程度こういう語訳に慣れてくると、少しずつ話が分かってきます。それ以前にも難
しい専門用語や難解な言い回しがあり、よく解読して理解しなければなりません。その上
で、複数の情報源から確度の高い線を探らないと間違った知識を披露してしまう事になる
のです。

 それと、毎度のことながら誤字脱字が多くてまいりました。推敲する時間を多く取れな
いせいでもありますが、締め切りに向かってできるだけ多くの情報を盛り込もうとすると
無理が出て記事が影響を受けるのです。今回は事前の予定で砲塔のかなりの部分まで網羅
する予定でしたが、結局「装甲・砲弾編」になってしまいました。これは装甲の歴史に関
して予想外の資料が多数見つかったためで、可能な限りの掲載を試みましたが、解説文が
難解になってしまっては読み物として成立していないという事になります。
 できるだけ分かりやすいように解説したつもりですが、もっと図版を増やさないと見た
目で理解していただくのは難しいと感じました。無責任は話ですが、市販の戦車の解説本
等を併読されればより深いご理解が得れれると思います。

  

 今回の会場設営では、コロナ禍ということでスペース間が広くとられ、コミケにしては
終始閑散としていました。また、マスクやシールドの類も必要でしたが、僕の所のように
柱を立ててビニールを張る所はありませんでした。この柱は100均の園芸の所で見つけた
棒とジョイントでできています。全体で500円ほどでしたが、最適の設計を特別をしたに
しては今一つ必要性がなかったようで残念です。
 他に消毒用のアルコールスプレーを持ち込み、机の定期的な消毒に対応しました。それ
で机に敷く布は今回は使っていません。アルコールを吹いても染み込まないような防水加
工をした敷物を探して今後に備える必要があります。

 いろいろと変更があって窮屈な感じのイベントとなりましたが、再開できた事、参加で
きたことは幸いだったと思います。一部からは今の事前のチケット販売の方式を推す声が
あり、運営としてもコントロールしやすかったはずです。
 ただし今回のイベントで僕が感じたのは、野性味の抜けた飼いならされたコミケでした。
以前のようにコミケって凄いとか恐ろしいと感じることは終始なかったのです。


返りに浅草寺に寄りました

 今年の概観に関しては、回をあらためます。

 
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 近況44 住居の更新

2021-10-10 22:25:56 | 同人誌
   

 今日でこの地域に移り住んで12年が経ちました。一か所にこれほど長く居住した事は
なく、住み慣れた土地の感触と言う物を実感することが出来ています。ただし、予定とし
ては何年も前に移転していたはずが、様々な事情でここまで延期してしまったのは良くな
いと思っています。移転の理由は、主にアパートの不備や住人との関係ですが、移転先の
事情によっては変化が望めないので無駄に終わらない様に慎重に事を運ぶ必要があります。
 この12年の間、様々な事がありました。地震や自然災害、コロナ禍、私自身の健康の
変調や交通事故。職業訓練校へ通学したものの就職には結びつかず、同人誌活動を再開し
て一応の成功を収めた事もありました。しかし、この先の未来は不透明です。

   

 私が当地へ移転してきたのは、まず以前のアパートが再開発事業の関係で立ち退きとな
ったためでした。移転の候補地を探した結果、両親の居住地に近いこの場所が良いと考え、
(父の兄弟筋の親類とも等距離にある)この地に定めたのです。そして実際に今年になっ
てその先見性が役立って、両親の手助けに通うことが出来ました。ただし、交通機関の乗
り換えの関係で片道2時間かかってしまい、思ったほどの利便性はなかったのですが。

  

 もう時効だと思うので書きますが、以前のアパートの下階には少しおかしな住人が住ん
でいて騒音被害にあっていました。建物は重鉄筋で横田基地の付近である事情から、窓は
二重サッシとなっていましたが、それを超える音を立ててくるので閉口していました。
 立ち退きの話が市から来た時には正直救われた気分でした。この住民が他に何をしたか
は私の知る所ではありません。また、当時の私はパーソナリティー障害等の概念を知らな
かったので、こちらに落ち度があるのではないかと悩んだりもしました。しかし、アパー
トの問題としてはよくある排水音以外にはこれと言って思い当る節もなく、結局具体的な
解決は何もできなかったのです。

   

 以前住んでいた地域は起伏に富んでいて自然や風景が豊でしたが、当時はデジカメを持
っていなかったので惜しい事に映像はあまり残せませんでした。その頃から自転車で市内
近隣を走り回り、趣味と実益をかねていましたが、その習慣はこの土地に来て役に立った
と言えます。こちらでは自転車の盗難があったり乗り潰しかけた自転車をパーツ交換して
延命させるという経験もしました。現在地は別な意味で自然が豊かで、デジカメのおかげ
でその風情を映像に残すことが出来ています。今後も僕のそういう生活習慣は変わらない
と思います。

 ────────────────────────────────────
 
 12年と言うのは3の倍数です。前回も書きましたが3年前の情報が度々再放送される
という観測があり、それがリピートされているという可能性があります。12年前に移転
した時、ウォッチ界隈では私が行方不明になったと言う一時的な情報が流れ、1週間程で
居場所が特定されストーキングが再開されたと言う経緯があります。もし、当時の情報が
リピートされていればそういった事情もリピートされている事でしょう。12年を3年お
きとなれば4回目の再放送という事になりますが、そこまで執拗にされるのは相応の事情
があってのことなのでしょう。
 私はそういう情報のリピートを「再放送」とか「こだま」と呼んでいました。現在では、
ネット上のコミュニティーにありがちな危険性として「エコーチェンバー」という概念が
あると言います。同じ情報が何度も巡って来て判断を誤るとか、自分の考えが修正される
機会を失ったりするのです。これを防ぐには特定コミュニティー以外から多面的に情報を
得ると言った方法を意図的に行わなければいけません。
 しかし、人は間違った理念で動いていると感づいていても、そこでできた人間関係から
中々逃れられないものです。正しい事をしていると思っていたのに、友人関係を壊すこと
を恐れて過ちを犯し続けてしまう。これを本末転倒と笑う事は簡単ですが、そこから抜け
出る勇気を持つのは難しいものです。

    

 もし、上に書いたアパートの下階の住人が情報を流していたとして、それがリピートさ
れているのだとしたら、そこにはその人間の精神の変調も反映されているはずなのですが、
残念なことに私はそれを見ることが出来ないので分析も判断もできません。私が言えるこ
とは、何か問題があった場合、双方の言い分を聞いて突き合わせ、総合的に判断してみる
必要があるという事でしょう。普通に考えて、片方の言い分だけを妄信するのは危険であ
るし、間違った行動をとってしまって取り返しのつかない事になってしまっても自己責任
と言われるかもしれないのです。
 世間に幾多ある事件に関わる前に、その背景を探る努力をしてみるべきではないかと思
うのです。 
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 近況 40 本を納品に都心へ

2021-05-20 23:47:31 | 同人誌
   
 グランデの近くの古本屋さんで本を買うとコーヒーが一杯サービスされます。

 書泉さんから本の注文があったので、都心へ納に行きました。東京都は緊急事態宣言中
という事でしたが、秋葉原と神保町の支店に別々に送ると送料が高くついて、直接運ぶの
と大差ないのと、長年お世話になった担当の方が突然辞めるという事で出かけて行きまし
た。そしてついでに都心でしか手に入らない買い物とか、神保町の本屋巡りとか、短い時
間に次々にこなすことになりました。
 前日、「東京は緊急事態ではない」という記事を読んだので、それが本当ならそれほど
恐れる必要もないと思いましたが、やはり用心に越したことはありません。記事の真意は
今回の宣言延長は予防の意味合いが強く、経済的な部分ではマイナス要素が多いというも
のでした。
 東京は異例に速い梅雨に入ったらしく、今日は昼過ぎから夜半まで雨と言う予報なので、
午前中におおかたの用事を済ませて神保町へ移動する予定でした。雨は3時過ぎでもまだ
弱くあの界隈を歩くには少し助かりました。

   

 最初に秋葉原ブックタワーに行って新しい担当の人に本を渡した後、残りを持って神保
町へ。本屋を数軒回ってグランデに行くとレジ係の方しかいなかったので、本を渡して話
を聞きました。しかし、前の担当氏は突然辞めたという以外、理由は分かりませんでした。
 とりあえず、今まで通り本を置いて頂けるそうで安心しました。しかし、通販の虎の穴
の在庫は数冊残して無くなってしまったので、新しく印刷する事を考えないといけません。

  

 先年、お世話になっていた共信印刷さんが同人印刷から撤退し、しばらくしてブックタ
ワーの担当店員さんも変わりました。年末にはアパートの管理会社が何の予告もなく変更
されてしまい、今回の事で私の周囲で十年来関わっていた方々とは慌ただしく別れる事と
なりました。コロナ禍で出版不況とはいってもどうも解せない部分があります。これから
また新しい人間関係を作っていくと言うことをどのように捉えて行くべきなのか? まだ
気持ちの整理がつかない状態です。

  
 壊れたジョイントと新ジョイント

 こういう事と関わりなく、身の回りの物も流動します。PCや自転車の故障は毎年起きて
自分で対処しないといけません。今日買ったのはチェーンのジョイントです。数日前に又
チェーンが切れて、部品に切れ癖がついている事が分ったのでチェーンかジョイントを換
えるか選択をせまられたのです。結局、よく使われているタイプのジョイントを試してみ
ようという事になり500円のものを購入しました。チェーン自体は1500円~2500円なので、
そうそう簡単に変えるわけにもいかないのです。

   
 新旧ペダル 黄色の矢印がナットのないネジ部 デザイン的に軽い感じがします。

 いつものペダルから異音が出る症状も慢性的にあります。構造がツーピースになってい
てネジの緩みが元で音が出るのです。ネジを締めなおしてネジ止め剤で動かない様にすれ
ば問題はないのですが、丁度新古品のペダルが手に入ったのでつけてみました。メーカー
は某廉価折りたたみMTBで知られているので、おそらく前の持ち主は別の良いペダルに換え
て、外した部品をリサイクルショップに売却したのではないかと思えました。手で持って
みた重量は旧ペダルとほとんど同じで、アルミの本体に鉄の軸という構造のように思えま
す。矢印のようにネジが飛び出ていたので他の箇所のように手持ちのナットを付けて、変形
防止します。使ってみた感じは今の所快調ですが、ぶつけた時等の耐久性が気になる所です。
 梅雨が早く来たのでハンドル軸とフォークの交換が間に合いませんでした。錆で突然折れ
て転倒するという事はないと思いますが、これも何とかしたいところです。

   

  ────────────────────────────────────

 11月10日に交通事故にあって半年がたちました。当時は私が突然姿を消した事に狼狽した
方もいたかもしれません。二週間の入院生活の後退院したので、5月25日が半年たった日
という事になります。半年と言うのは一つの節目でもあります。
 常々、このブログでは半年に一回、6月末と12月末頃にリセットという現象が起きるので
はないかと警告してきました。ここ5~6年は一カ月前倒したリセットと一カ月遅れのリセ
ットも起きているようです。つまり5月末と11月末および7月末と1月末です。
 これらのリセットに関して私は直接把握している訳ではありません。周囲の人たちの動き
や混乱の仕方や、繰り返し流される情報などから間接的にそのようなイベントがあったので
はないかと推測しているのです。それはここ30年程毎年確実に起こっています。

   

 ただし今年に限っては4月末ごろにもリセットがあったようです。その原因は4月21日
に成立した「改正プロバイダ責任制限法」ではないかと考えられます。
 その施行は来年秋だそうですが、その時になって突然規制を始めても当然ながら混乱を招
くばかりですので、プロバイダーが多大な責任を負わされることが予想されます。プロバイ
ダーとしてはそれまでの間に徐々に対処を強化して、既知の混乱の元を排除して行かないと
施行と同時に莫大な負債を負う危険性がある訳です。ですから今回のリセットを起こしたの
はプロバイダーそのものではないかと私は考えたのです。
 法律とネットの元締めであるプロバイダーが相手では、ボランティア・ストーカーに勝ち
目はなく、活動の縮小を迫られていると言うのが現状なのでしょう。実際、私の周囲のそれ
も激減しました。ただし皆無となった訳ではないのですが、これも全体の数%未満の精神障
害者が継続するという事を予測済みだったので混乱はありません。
 問題は、この後の3ヵ月で5・6・7月末のリセットが例年通りあるのかないのかと言う
事です。大多数の一般人たちが、自分たちが少数の人間に扇動されてストーカーの手先にさ
れていた事を悟っているのであれば、リセットがあったとしてもそのリアクションは小さな
ものになると期待できると考えています。

    
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