tonto's blog

コメントをいただく時はこの下、「メッセージを送る」からお願いします。お返事したいので、メールアドレスもお忘れずに。

無症候性高尿酸血症

2011-05-11 | weblog

 あの激しい痛みが起こる痛風発作。経験者としては、再発作はなんとか避けたいところです。でも血液中の尿酸値が高いにもかかわらず、発作を起こさない人たちも大勢います。もちろんそのような人たちも将来、そのほかの生活習慣病になりやすいことには間違いないのです。だから、健康診断などで高尿酸血症を指摘された場合、無症状であっても早期に潜在性疾患の検査と生活指導を受けるようにとなっています。

 しかし、今日読んでいたある雑誌(週刊誌じゃありませんよ、写真とも別の医学雑誌です)によると、尿酸高値による有害性が報告されていますが、実は尿酸はビタミンCを上回る抗酸化作用をもち、酸化ストレスから組織を守る有益な作用もあるのだそうです。たとえば神経系の保護に尿酸が寄与している可能性があり、多発性硬化症やパーキンソン病、アルツハイマー病などの患者さんでは、一般的に尿酸値が低いことが知られていて、また尿酸による発がん抑制も報告されているそうです。

 かといっても、「こういうことをよし」とするわけではありませんけど、多少尿酸値が高値であっても、無症状であれば、上の写真の様な薬を「すぐさま必要とするものではない」と考えている研究者も大勢いるのが分かりました。

 あくまでも無症状の人の事。私は発作の前科がありますから、対象外となります。でも、私がアルツハイマーになる確率がどうも低いかもしれない、と少々ほっとする記事でした。

 

コメント (2)