Kou Farm

畑の話と日々の雑談

改めよう

2019-11-21 20:20:15 | 日々の事

田んぼの向こうの森 鮮やかだった紅葉も大分おとなしくなりました
暫くポ~と眺めていて 脈絡もなくふと思う 

お百姓文化

勤勉 協調性 謙虚

何度か触れてきましたが 日本人は長い事 米作りに依拠してきました
便利な内燃機関で動く機械や農薬 化学肥料が登場したのはごく最近の事
それ以前は 人力 あっても牛馬の力ぐらい
地を均し 土手を作り 水を引き込む水路を作る
泥に足をとられながら苗を植え 収穫の秋まで何度も草取りに入る 
雑草に負ければ収量は落ち 下手すれば無収穫もあり得る
とにかく真面目にやるしかありません
そして やっとの思いで漕ぎついた収穫 腰を曲げ永遠刈続ける

やってみると分かりますが なかなかの重労働です
一人の力では限界があり 必然共同作業が生まれる
協調して苗を植える あるいは稲穂を刈る

そして お天気
毎年の様に自然災害に見舞われる昨今だから 分かっていただけると思いますが
どうにも抗しがたい巨大な力の前では 人は己の無力をしり
できる事はただ祈るだけ
無事潜り抜ければ それはもう感謝
今年豊作でも来年は分からない そんな不確定ななかで 人は謙虚にならざるを得ない

戦後 奇跡の様な復興発展を成し遂げたベースには
数千年かけて醸成してきた この お百姓文化 があったからと思えるのです
なので 現代社会は 数千年の結晶と言えるのではないか
僕達は先人達の苦労に感謝しなければ・・と思えます

さて

そして今の私達
100年先の子孫から 同じように思ってくれれば幸いなのですが
自身を見返ると そんな立派な行いをしているか・・
う~ん・・
改めよう(笑)
コメント
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