Kou Farm

畑の話と日々の雑談

二回目のハワイアンズ

2019-02-21 16:55:57 | 日々の事
先日 仲間内の慰労会でスパリゾートハワイアンズに行ってきた
約一年ぶり
なかにフラ経験者がおり 彼女の目で見ると習熟度の違いがわかるようでして
やはりキャリアの長いダンサーが上手なようです
僕には 皆上手 としか見えない(笑)
芸というものは一朝一夕に身につくものではないのですね

お昼のショーです










ハワイアンズに関心を持って約1年 印象に残ったのは以下の通り
其の一 創業者 中村豊
彼に限らず この頃の経営者の多くは戦中 兵隊でした
自分の死を一度は覚悟した人 日本という国の意識が今より強かったであろう事
良い悪いは置いといて 現代に生きる我々とは 随分違った規範を持っていたのでは と想像する

其の二 55年間の浮き沈み
55年前の開業以来 信じられない盛況もあれば 社長がもう駄目じゃないか・・と思う程の窮地もあった
その浮き沈みの背景に時代の変遷がうかがえる
石炭から石油へ エネルギー革命
団体旅行から個人旅行へ(娯楽の多様化 生活様式と意識の変化)
都市への一極集中(地方からの人口流出 文化は都市から配信される)
その様な変化に戦略を練り直し 戦術を組み立て対応してきた

其の三 オンリーワン
今やハワイアンズはおろか いわき市の代名詞とも言えるフラガール(正式にはハワイアンズダンシングチーム)
そもそもは炭鉱閉山による雇用確保の一つとして生まれた
世間の偏見に耐えながら 後にくるフラブームなど夢にも思わず スタッフ 指導者 ダンサー達の情熱と 
素朴な人の良さ で支えてきた(と思える)
今 常設でフラ・ポリネシアンダンスを楽しめるのは日本でここしかない
演奏のエテネタヒチアンズやファイアーナイフダンスチーム シバオラ のレベルアップも相まって
立派なエンターテイメントとなっている
※常磐音楽舞踊学院(2年制のダンサー養成学校)では開校当時から 茶道 裁縫 礼儀作法 が履修科目
としてある 将来どこに行っても恥ずかしくない一般常識を持った女性を育てたい との考えからだそう
合理的に考えればダンサー養成には必要がない 昭和のある時期の匂いが感じられる そんな話です

其の四 三世代
ホテル プール アトラクション 温泉 ショー ゴルフ場 それに様々な単発企画
それらから家族三世代をターゲットにしている事がくみ取れる
昔に比べれば 三世代家族が一つ屋根の下で暮らす事は少なくなった
価値観うんぬんもあるが それ以前に社会構造の変化が それを許さなくなったようにも思われる
三世代が一つ所で同時に楽しめる希少な場所 それも時代を反映した姿と思える



55年間 震災でも倒壊せず支え続けた天井の鉄骨梁
3.11の苦境に立ち向かった彼等彼女等にシンパシーを感じ 注目してきましたが
感動と学びを得る事になりました

念願だったステージにも立ち フラガールとの共演も果たし
ただの体験コーナーです・・が体験する事が大事(笑)
この辺で 一旦ハワイアンズから 今後の益々の発展を祈りつつ 離れようと思います

近頃 本業の方で尻を叩かれる機会が多く
彼等彼女等の様に 仕事に立ち向かいなさい と言われてるようで
これも何かのサインと思え まぁ 気合の入れ直しです(笑)
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