Kou Farm

畑の話と日々の雑談

変遷

2021-01-21 17:40:11 | 日々の事
自分の変遷を思うと 不思議に思う

学生時代にとった国際政治学
関心があった訳じゃない 単位を稼ぐため(笑)
想定外だったのは 知り合いが一人もいない 
代返もノートを借りる事も出来ない 従って出席するしかない 当たり前だが(笑)
東南アジアを例に 発展途上国のありさまと 世の中のピラミッド構造がテーマだったと思う
茨城の北の端の田舎町から都会にやってきた純朴な少年?が受けた衝撃
水戸黄門的勧善懲悪(これもある意味独善的だが)で世間を見ていた初心な僕には
搾取する側とされる側の存在 しかも美名のもとにそれがなされてる事は 正義の炎を燃やさずにはいられなかった
が・・社会を知るにつれ そう単純なモノではない事を知る 大人になったぁ(笑)

まぁ それで若い頃の一時期 途上国の開発関係に関心をもち 青年海外協力隊を受けてみたが
見事 不合格(笑) 今思えば あんな甘ちゃんが行ったら もうこの世にいなかったかもしれない

さて その後日本ではバブルがはじけリーマンショックの波をかぶり 長いデフレに入る
一億総中流なんて今は昔 非正規雇用が増え 地方では産業の衰退 従って人口の流出
収入面での地域格差は大きくなりました

僕はと言えば 10代の頃 アメリカンロックとアメリカ映画のせいで(?)閉塞的な地元をでて
自由を満喫したい 満喫しすぎて社会復帰が若干遅れる(笑)
アメリカにかぶれると同時に日本の時代小説に溺れるという 不思議な精神構造
新しい事 革新的な事は素晴らしい・・と思っていた

が・・いつ頃からだろうか
昔で言うところの先進国と後進国が この国では並存してる と思うようになり
4年前 故郷に帰ってそれを実感する(表面的にはどこでもモノが溢れ そうは見えないが)
何故そうなったのか?を知っていくと 新しい事 革新的な事は破壊と表裏一体
なかには破壊しなくても良かったものもあったんじゃなかろうか

西洋の様に宗教による倫理観とは別に 生活のなかで醸成されるそれ
例えば 明治 イザベラバードの紀行文に出てくる車夫の様な
日本人の倫理観がまったく壊されたとは言わない また 今も昔も良い人も悪い人もいる
経済的な成功 或いは社会的ステータスがメディアで多く取り上げられる時期もありましたが
もし それだけに価値をおいたら殺伐とした世界になりそうだ

現代の倫理観とは?
自分に問いかけるが・・言葉にはならない
語れるような立派な生活を送ってきたのか・・う~ん(笑)
コメント
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