*Bloombergの記事で推測できる、ソフトバンクの深層が探れた!
ソフトバンクグループが28日発表した4-6月期の純利益は前年同期比19%増の2542億円となった。国内通信事業が順調に収益を上げ、米携帯電話子会社スプリントも回復の兆しを見せた。
営業利益は同0.2%増の3192億円、売上高は同2.9%増の2兆1265億円となった。中国の電子商取引最大手、アリババ・グループ・ホールディングの一部保有株の売却益として2042億円を計上した。2017年3月期の見通しについては、未確定要素が多いとして開示しなかった。
*この営業外利益を差し引けば僅かに純利益は500億円、アリババ以外の株式の売却益もあるはずで、実質収益は赤字の可能性も想定される?アームの売却に必要な資金3.3兆円の内、2兆円はこの株式売却で賄う、
ソフトバンクは今月、英半導体設計会社アーム・ホールディングスの全株式を総額約240億ポンド(約3兆3000億円)で取得すると発表した。さまざまな製品がインターネットにつながるIoT時代の中核会社となるという。買収にはアリババの株式を売却して得た資金などを充てるほか、みずほ銀行から最大1兆円を借り入れる。
アーム買収発表前の6月、ソフトバンクはアリババの保有株式の一部やフィンランドのゲーム開発会社スーパーセル、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの売却を相次いで発表し、売却額は総額2兆円近くに達した。売却を主導したニケシュ・アローラ元副社長は、孫正義社長の後継者とみなされていたが、孫氏が社長を続けることにしたため、退社した。