*このfotは、今はさくら苑の住人である彼女のアルバムから、ボクが抜き出して小ダンスの上にかざってある、ボクは彼女を、そのころ行き付けの大塚の待合の女将に紹介された、日本舞踊を教えに来ている先生がいるけど、ヤノさん会ってみる、と言われたのがハジマリである、ボクが紹介されたのは、彼女が29才の時で、会ってから半年くらいである、彼女は結婚してからは日本舞踊とは完全に縁を絶った感じで、子供の養育とボクの世話に専念した、一度だけ、知り合いから紹介されて、東大の卒業生が、、宴会や行事の席での芸を披露しなきゃならない、といって来宅したので、黒田節を教えていた、それを垣間見た程度だ、このfotは20代初期の頃だと思っているが、香り立つような、初々しさが芸のなかに入り込んで凝集している、稀なる美しさが溢れている、稀なるfotである、認知症になってからも長い間、手首と指先で撥を弾いていた、その時に、そのころ恵比寿の長唄教室に何年か通った、家元と一緒に唄いあっている感じで、ボクはその時に彼女のプロレベルをたくさん聞くことができた、幸いであった、あのころと言いたい、
*娘の描いた似顔絵で、介護度5になったのが、83才の時なのだと、改めて認識した、若い彼女のそばに83才の彼女の似顔絵が並んでいた、若い彼女は眼を閉じているが、目を開けば、83才の若い彼女になるだろうとボクは感じている、ボクは2人を観ている、
*娘の住まいに行ったときに美しいcatがいた、最初ミタ時に犬じゃないか、と感じたくらいに猫風ではない、
*この頃、日曜日の夕食は、学芸大の駒沢通りにあるトクさんの、オステリア.カンティーナへ出掛けて生ハムのパスタを食べる、前菜にポテトと玉ねぎ、カリカリベーコンの刻みの、イタメものを食べる、その上にクレソンをちぎってふりかけ風に乗せてくれるといいのだが、クレソンはない、それでも十分においしいからsutisfy!生ハムのパスタの途中でfotしたが、生ハムが花園になっている、食べ物が美しいというのは、イタメシでもおいしさの条件だが、なかなか出会えない、サラットして、芳醇であることが食べ物の和音なのだが、それがない、彼女に1時間かけて、オイシイと言ってもらって、ジャー,あしたね、で帰る、料理の前には、ギリギリまでキーボードを叩いているから、トランペットのあとにフリュートを聞いているような感じだが、ボクもオイシく食べたいと思っている、菅刈小前のバス停から、ナカメまでバスでいって、そこからタクシーで、オステリアに行く、2000円前後で、此れだけbeautiflでオイシイ料理はトクの腕だ、ブラックのコーヒーはこの頃はお代わりである、